【数珠つなぎインタビュー】株式会社ANTz 敏蔭代表取締役にインタビュー~後編~


前編では、オフィスを鎌倉に選んだ理由や海外生活のご経験などをお話頂きました。今回は、経営理念や1年後の会社について。激務のイメージのあるIT業界で社員に話していることとは・・?

Q、経営理念に「思い描くよりよい社会を提案」と書かれていましたが、敏蔭さんが考えるより良い社会とはどのようなものですか?

敏蔭:実はよりよい社会というものは、常に決まっているわけではありません。僕らの理念というのは「こっちの方が社会として良いだろうな」と社員一人ひとりが思う社会に向かって、ITで「役に立つ」ということを大切にしています。

 具体的にこれが良い社会というのではなく、良いと思う社会に向けて役に立とう!というのが経営理念に表現されています。今、事業が二つあります。ITを使ってクライアントの未来を作ることに役に立つIT事業

 シェアオフィス事業では、働く人たちを応援して活躍する環境を提供することに役に立つ、という「役立つ」ことが大事です。独りよがりではなく、みんなにとってよいだろうなと思える社会に、どういう役立ちができるかなということが大事だと思っています。

働き方の意識改革:株式会社ANTzの見解

Q、私もIT企業に勤務歴があり、激務のイメージがありますが敏蔭さんは仕事とプライベートの切り替えで工夫していることはありますか?

敏蔭:工夫は・・していません。というのも私は立場上、経営者なので境目が難しいんです。ですので普段社員に言っていることをお伝えします。

 僕もIT業界内で生きてきたので、激務の中で過ごしてきました(笑)。その経験から働き方に疑問を抱き、それはいけないと思って起業しているので、うちは殆ど残業がありません。9時から18時が定時なのですが、社員には勤務時間中で効率よく働いて、きちんと定時で帰ることが勤務評価するうえで高いという話をしています。

 とはいえ、仕事が貯まってしまい残業が必要になることがあります。その場合は、「なぜ残業が必要なのか、何時まで残業するのか」を申請してもらい、承認が降りた時だけ残業してもらうようにしています。その制度を作った理由は、毎日気持ちよく働いて欲しいからです。基本は18時に帰ることで18時以降の自分の人生を設計しやすくなり、疲れたら休むことで次の日、元気に出勤することに繋がります。そういう常識をきちんと持ってほしいという気持ちからです。その点から、勤務評価が一番高いのはちゃんと仕事をこなして定時に帰るということになっています。

 なので社員には効率よく働き定時に帰ることを目標にしてもらっています。ですが、僕自身は切り替えてないですね(笑)。仕事って僕にとって・・・という話になりますが、起業という道を選んだ以上、やらなければいけないことがあればいつでもやるし、疲れたら休むしという生き方をしていますね。

小屋畑(ライター・インタビュアー):職種によっては「いつ帰っている?」と思う人も見かけることがあったので、敏蔭さんの考え方は素敵だなと思います!

敏蔭:僕の中で働く人は、2種類いて、一つは、本当に仕事が終わらず追い込まれている人・やりたいと思ってやっている人です。もちろん健康に害があってはいけませんが、仕事として頑張ってやっているので良いんです。しかし、良くないのは、定時で帰るという常識を外してしまっている人です。みんな残っているし、残っておくかという考えは危険です。自分の生活をきちんと作るスキルを身に着けるということが30代以降は大切です。

動画メディアが台頭してくると思っていて、そのように社会意識も変化して来る

Q、1年後の会社と敏蔭さんご自身はどうなっていると予想しますか?

敏蔭:来年の2月に「旅する仕事場 小町オフィス」をオープンする予定です。きっと1年後には、その運営が落ち着く頃かなと思います。願いも入りますが、小町オフィスで働く皆さんを応援出来ていると実感しつつ、本業のITWEBにも力を注いでいたいなと思っています。さらに追加メンバーも募集するので、その新しい仲間が楽しんでくれているといいなと思いますね!

 

Q、WEBマーケティングで注目していること、注力していることはどのようなことですか?

敏蔭:WEBマーケティングは、変化の激しい業界です。今年は特にコロナの影響もあり、働き方も大きく変化しました。そのなかでWEBでの発信の力点が変わってきていると思っています。

 僕は動画メディアが台頭してくると思っていて、そのように社会意識も変化して来るのではないでしょうか。動画を見なかった世代も見るようになったり、ビジネスシーンでも動画の活用が増えてくるのではないでしょうか。そして、既存のメディアに大きなインパクトを与えて行くと思います。

 その中で、広告のあり方も変わってきます。どう変わるのかを想像すると、個人や法人が自ら動画を配信していくことが多くなると思いますので、動画コンテンツの企画や制作の力が求められるのではないでしょうか。

 僕のシェアオフィス事業に置き換えると、シェアオフィスとして撮影・編集などスタジオ機能を持っていると良いのではないかと考えています。その機能を、シェアオフィスを利用する皆さんに活用してもらうことが、自分で発信できる力に繋がるのでは?と思っています。

小屋畑:鎌倉界隈にスタジオ的なものがないので、需要がある素敵な構想です!

敏蔭:YouTube撮影の他にも、3Dモーションの撮影も出来たらなと考えています!

 

ご自身の経験から、ANTzで働く社員には定時で退社することを徹底している敏蔭さん。働きやすい環境を作ることや、人の役に立つことを前提に二つの事業を展開されている素敵な経営者という印象を受けました。こんな会社で働いてみたいな!と思える会社作りをされているCEOでした。

インタビュー前編はこちら
https://wemar.jp/8710/

新店舗:旅する仕事場 小町オフィス情報

新しいシェアオフィスが20212月にオープン予定!
旅する仕事場は24時間365日使えるシェアオフィス。一つの契約で、既にある「西口ラウンジ」も新店舗「小町オフィス」も両方使用することができます。Wi-Fiはもちろん、会議室やロッカー・キッチンなど設備も充実しているので、自由に働く環境が整っている。

詳細

旅する仕事場 小町オフィス
JR鎌倉駅東口から徒歩5
248-0006
神奈川県鎌倉市小町2丁目6 1F
HP http://tabikamakura.com/

敏蔭 啓史プロフィール


2003年に青山学院大学国際政治経済学部卒業後、ITシステムコンサルタント、PM、SEとして幅広いキャリアを積んだIT業界のスペシャリスト。10年間の海外生活で培った語学力を活かし、アメリカ、インド、中国と連携するグローバルなプロジェクトでも活躍。また、2013年3月には慶應義塾大学大学院経営管理研究科を卒業し、経営学修士(MBA)も習得。IT+英語力+経営学という3つのスキルを活かし、ANTzの経営に取り組む。
株式会社ANTzのホームページはこちら
http://www.ant-z.jp/

ライター・インタビュアー 小屋畑


猫とレモンサワーを愛する30代のWEBライター。
学生時代はアメリカと英語にどっぷりハマるも現在は子育てしながら様々なジャンルのライティングをこなしています。

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