広告を配信して成約などの効果が出てきた場合、広告を運用するのにどういった流れで成約に繋がったのか、気になると思います。
この記事では様々なコンバージョントラッキングの説明をするために、「タグ」の概念などもお伝えして、様々なコンバージョントラッキングについて解説していきます。
タグとは、サイトに埋め込むだけでサイトに訪れた人のデーターをリスト化する事ができます。いわゆるオーディエンスを貯めるという事が可能となる機能です。
このタグの役割は、一度サイトに訪れたユーザーに再度広告を配信したり、いつどのタイミングでどの広告・キーワードから成約に至ったのかがわかるようになります。
Google広告においてタグは大きく分けてリマーケティングタグとコンバージョンのトラッキングタグの2つがあります。
今回はコンバージョントラッキングについての説明をしていきます。
コンバージョントラッキングタグとは、広告に接触したユーザーが、その後広告主にとって価値のある行動(商品購入・資料請求・予約・来店・アプリのダウンロードなど)に繋がったかどうかを確認できる機能です。
どのタイミングで、どの広告で成約したかを広告管理画面で確認できるのがコンバージョントラッキングの役割です。
上記のように、いつ・どの広告で・何件コンバージョンがあったのかを確認するにはコンバージョントラッキングでコンバージョンタグを特定のページに埋め込む必要がありますが、大抵、コンバージョンの定義は資料請求・問い合わせ・リード獲得ページなどにコンバージョントラッキングタグを置くケースも多く見られます。
しかし商品購入後やサービス申込み後のサンクスページに埋め込む必要もありますのでポイントとして注意してください。サンクスページのURLの部分にコンバージョンタグを埋め込めば広告経由でサンクスページに到達した際にコンバージョンタグに1カウントされるという仕組みになっています。
コンバージョントラッキングの他にもデバイスをまたいでコンバージョンをカウントできる設定のクロスデバイスコンバージョンというものがあります。
ユーザーの所有している別端末・別デバイスのブラウザでコンバージョンを達成した際にカウントされるもので、スマで広告をクリックして帰宅後に自宅にあるパソコンでコンバージョンをしたり、パソコンで広告をクリックして他のタブレットなどの端末で他の時間にコンバージョンしたなどブラウザは一緒だけど端末が違う。といったケースでもカウントしてくれます。
これがクロスデバイスコンバージョンの機能です。
※トラッキングについて詳しくはこちら
次はビュースルーコンバージョンについてもご紹介します。
ビュースルーコンバージョンは、GDNのみ計測可能の機能になりますが、広告を見たものの操作(クリックなど)をしなかったユーザーが、その後サイトを訪れて達成したコンバージョンがビュースルーコンバージョンと言われています。
つまり、ディスプレイ上で広告を確認したけれど、その時は広告をクリックせずに別のタイミングで何らかの経由経路でサイトに訪れてコンバージョンした場合、広告がコンバージョンのアシストをして間接的に成約に影響を与えたことをビュースルーコンバージョンと言います。
珍しい手法ですが、クロスアカウントコンバージョンというものがあります。
複数のGoogle広告アカウントを持っている場合、クロスアカウントコンバージョントラッキングを使用すると大量のアカウントでも1つのコンバージョンコードスニペット(タグ)で全アカウントのコンバージョンをトラッキングすることが可能です。
これは「MCCアカウント」といって親アカウントの下に子アカウントを複数持った場合、それが同じ商材であればアカウントまたいでカウントする事ができます。
広告費を支払う財布が違ったりターゲティングが違う場合など、クロスアカウントコンバージョンを設定することによって細かく広告を計測する事が可能です。
この記事では、様々なコンバージョントラッキングについてご紹介しました。
広告を配信してコンバージョン率や数を計測するために様々な方法がありますのでこういったトラッキング・コンバージョンの設定ができるということだけでも知っていただければ広告の効果を計測する際に役立つと思います。