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潜在層 顕在層の違いと意味を区別して効果アップ!アプローチ方法 割合を解説

潜在層と顕在層の割合

広告を出してみたものの全然成果が上がらない…ということが起きていませんか?
それ、もしかしたらアプローチの仕方を根本的に間違えているかもしれません
 
弊社へのご相談内容も
意外と、この「潜在層」と「顕在層」の意味をはき違えている
または、全く意識せずにとりあえずマーケティングをやっているという人が
とても多いのが現状です。
 
本来出すべき広告の出稿媒体やアプローチの仕方が
はっきりとあぶりだされるのでしっかりと区別して理解するようにしましょう。

潜在層と顕在層の違い

潜在層と顕在層は簡単にしかも明確に分けることができます。
それは自身の悩みを、明確に理解しているユーザーかしていないユーザーかです。
 
この「悩み」という部分がマーケティングにおいては
1番重要になるポイントで、
ユーザーの行動を決定づける全ての要因と言っても過言ではありません。

※全てのサービスは悩みの為に存在する
この世にあるサービスは全て、人の悩みを解決するために存在します。
その悩みを解決してくれるから人はお金を払ってくれるのであり
悩んでいる人に解決する方法を提供するのがマーケティングの
重要な役割の1つです。

潜在層とは 悩んでいることに気づいてない人

潜在層とは自身の悩みにまだ気づいていない状態ですが、気にはしている状態の人たちを指します。
 
例えば、太っている事は気付いているけれど
痩せるために具体的に何をすればいいのかわかっていないような、
 
「痩せられるなら痩せたいけど、
どうやったら痩せるかわからないから何もしていない」
という状態の人です。
 
他人から見ると「痩せたいならせめて調べるかなんかすればいいのに…」と言いたくなりますが
潜在層はそもそも、何かするほどその悩み自体がまだ深刻ではありません。
 
深刻に悩んでいない人に「頑張れば痩せるよ!」といったところで
「頑張るくらいなら痩せなくていい」となってしまう、という状態です。
潜在層の考えている事

顕在層とは 困っていて解決したい人

顕在層とは、自身の悩みが既に明確になっており、解決するために最適な方法を探しているような人で、
 
例えば、痩せたいと本気で考えているけれども
ジムに行くか、自分で運動するか、はたまたいっそ手術をしてしまおうか、と
具体的な方法の情報を自分から調べている状態です。
 
そのような状態にあるときに、
自分にぴったりの商品・サービスが見つかれば
当然ユーザーは喜んで利用してくれることでしょう。
顕在層の考えている事

潜在層の割合が圧倒的に多い

潜在層と顕在層の割合
顕在層と潜在層では圧倒的に潜在層の方が多いと言えます。
 
先ほどのダイエットの例を元にすると
実際にダイエットに取り組んでいる人
痩せたいと考えている人では圧倒的に痩せたいと思っている人の数が多いのは
イメージしやすいのではないでしょうか?
 
つまり、マーケティングにおいては、
 

  • 大量の潜在層を顕在層に引き上げる
  • 限られた顕在層を購入につなげる

 
という、別々のアプローチを行うことが重要で
そのために必要なことがユーザーの「熱量」の引き上げです。
 
まだ、明確に悩んでいない人には解消されることで得られるベネフィット
明確に悩んでいる人には、うちのサービスだからこそ、あなたにピッタリだという理由
それぞれ「知識」という形で提供してあげることで
熱用を引き上げてあげることができます。
 
※ベネフィットとは?となった方は先にこちらの記事を読むことをお勧めします。

ビジネスを決めるベネフィットとは?メリットとの違いやマーケティング活用方法

潜在層と顕在層のアプローチ方法

潜在層と顕在層それぞれアプローチする方法は全くの別物です。
 
悩みの度合いや種類が全く違うので当然と言えば当然ですが
それ以上に、それぞれがいる場所や行動も全く違います。
 
今回はweb広告施策に限ってご紹介していきます。

顕在層はリスティング1択

リスティング広告
顕在層へのアプローチとしてはリスティング広告が最も効果的と言えるでしょう。
 
悩みがしっかりと明確になっており、自分から情報を収集している人は
ネットに慣れていれば、検索して情報の収集を行っています。
 
その際に、求めている情報を求めているタイミングで提供できれば
当然、購入される可能性は高いと言えるでしょう。
 
特に、既に比較検討を行っており
自社の商品・サービス名で検索を行うようなユーザーは購買意欲が高いので
広告をクリックして到達する遷移先のLPで明確に自社の優位性を伝えることが出来れば
熱量がしっかりと引き上り、購入に至ってくれるでしょう。
 
※リスティング広告について詳しくはこちら

Googleリスティングとは?これから始めたい方に基礎知識を解説します

潜在層にはSNS広告やGDN

潜在層への有効な広告施策としてはSNS広告やGDNというバナーや動画を使った広告や
YouTube広告
のような、認知を広げる広告が向いていると言えるでしょう。
 
潜在層へのアプローチは多岐に渡ります。
潜在的に悩んでいるから何か具体的な行動をとる、ということが無いからです。
 
で、あれば、より沢山の人に自身のビジネスの存在を知ってもらう
そして、しっかりと知識をユーザーに与えてあげ、
最低限度の熱量の引き上げを行う必要があります。
 
なので、先ほどの広告に合わせて
無料トライアル、やメルマガ登録などの
熱量が低くても魅力を感じてくれるようなゴールを設定してあげて
その中で熱量を引き上げ
その先に本来販売したいものをしっかりと設定する、という方法がおすすめです。
 
自身の商材や、ターゲット層に合わせて最適な媒体を選定することが
とても重要になるので、しっかりとその知識は身に着けておきましょう
 
※SNS広告の種類に関して詳しくはこちらの記事がおすすめです。

SNS

【2020年最新版】巷にあふれるSNS広告の種類と、配信方法を解説!

マーケティングで超重要な潜在層

潜在層は圧倒的に顕在層に比べて母数が多いので
マーケティングにおいてはとても重要なユーザー層になっています。
 
顕在層は既に、資本力の多い企業勝ちの状況になっており
顕在層の方が成約しやすいからと
やみくもにリスティング広告を出稿してしまうと
競合他社に勝てない状況が起きてしまう可能性が高いです。
 
それに比べ、潜在層は競合他社に対してもまだ意識が向いていない状態なので
囲い込むことに成功出来れば莫大な費用対効果を得ることも可能です。
 
そのためには、徹底的な顧客理解が必要になるので
じっくりと時間をかけて、焦らずに戦略を計画的に練っていきましょう。
 
※さらに細かく顧客の種類をこちらの記事で説明しているので戦略に活かすようにしましょう。

顧客の意味とは?5つの種類や、ユーザー、消費者など類義語との違い

【スッキリ分類】顧客の意味とは?5つの種類や、ユーザー、消費者など類義語との違い

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ライタープロフィール

勝原 潤
勝原 潤株式会社ウィニングフィールド 代表取締役
富山県出身。通信機器の販売代理店~エンタメ・雑誌・広告業界~外資系広告代理店のデジタルマーケティング部を経て起業に至る。現在は中小企業・店舗、物販通販事業者、個人事業主を中心にWebの広告運用代行事業やWebコンサルティングとWebマーケター養成講座の開講、動画コンテンツ販売などを展開中。

<認定資格>
Yahoo!リスティング広告認定プロフェッショナル
Google Partner(Google AdWords 認定資格)
Googleインドアビューセールスパートナー

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