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ウェマー!!オンラインセミナー「ファン作りマーケティングで応援される会社作り」開催直前!登壇頂く小さな会社研究所 浦川講師にインタビュー

「ファン作りマーケティング」を行うことで、会社の存続が大きく変わると話す小さな会社研究所 浦川代表。ファン作りマーケティングの原点となった復興支援の話や、会社にファンを作る事の大切さなどセミナーが楽しみになるお話をして頂きました。

Q、経歴

浦川:大学卒業後、旅行会社に就職しました。業務内容は添乗員や企画営業で、海外や修学旅行なんかのアテンドもしていました。出身が宮城県の石巻で、高校まで育ったこともあり『東日本大震災』を機に考えるところがあり、NPOで働く機会をもらいました。NPOでは、東北で起業する人たちのサポートという復興支援に携わりました。その経験をきっかけに、中小企業のビジネスコンサルタント会社で働くようになり今に繋がりました。

小屋畑(インタビュアー):旅行会社での企画とはどのような仕事なんですか?

浦川:団体旅行の企画です。僕の会社は大きくなかったので、自分で営業して企画・添乗まで一連の業務をしていました。

小屋畑:旅行会社は激務なイメージですよね…。

浦川:華やかな業界のイメージですが、儲かる仕事ではないですね。僕が、働いていた時期の後半は、もう社員旅行も少なくなってきた時代でしたので、会社もあまり社員旅行にお金を使うことが無くなっていました。その事で業界の陰りを感じました。

Q,東日本大震災後、東北で創業を目指す起業家たちの支援に関わったことでの、心境の変化

浦川:東北ではNPOで働いていたのですが、みんな良い人ばかりでした。サラリーマン時代は休日が待ち遠しく感じていましたが、そこで働く人の多くが仕事を仕事として捉えるのではなく『世の中を良くしよう』と純粋に思っている方たちばかりでした。僕がサラリーマンの時には、楽して稼ぎたい・楽して成績をあげたいと思っていましたが、皆さん違う価値観を持っていたことにカルチャーショックを受けました。そういう人たちと東北に新たなものが、生まれていく過程だったり、起業家達の『思い』に応援が集まるのを見ていて、思いやビジョンを発信する事で応援者が集まるということを実感しました。東日本大震災により、日本全体が『物の価値より思いの価値』へと分水嶺的に変化したのではないでしょうか。

小屋畑:仕事に対する意識が変化したということですか?

浦川:そうですね。東北復興の時は僕が何かしたというより、僕自身がカルチャーショックを受け、人生が変わり、仕事に対する意識が変わりました。貰ってばかりなんです。

仕事を手段として、いかに人生を楽しくするかをテーマに講演会などを行っている浦川氏

Q、人生を楽しんでいると感じる瞬間

浦川:やっぱり喜ばれた時です。仕事を楽しむ3つ条件があって『権限がある・企画を作る・仲間がいる』です。どれか一つでも欠けてしまったら仕事はつまらないと僕は思います。仕事をする上で権限があって「これは自分がやったぞ!」と経験が大事なのではないでしょうか。さらに社員研修等で企画の経験を聞くのですが、殆どの人にその経験がありません。僕からすると、企画を作らないで仕事の何が楽しいの?と思います。自分で考えて企画して、それがの中に喜ばれる楽しさを仲間と共有する事こそが仕事の醍醐味なのではないでしょうか。

Q、ファンづくりマーケティングとは


浦川:例えば販促する方法として、PR広報・マーケティング・ブランディング・広告等があります。今の世の中は、これらを分けて考えられなくなっているんです。どれが一つ欠けてもダメで、全てを一つと考えて行うことが『ファン作りマーケティング』です。僕は、小規模事業者や中小企業を応援するので、広告や営業にリソースを使うことが出来ません。そのため営業マンがいないのであれば、お客様に営業をしてもらうしかない・お客さんにリピートや紹介してもらうしかありません。しかし、どのようにしてお客さんに、営業や紹介をしてもらうのか?と考えた時に『ファン』にしてしまう事でこれらを解決できるのではないかと考えました。さらにファンにすることで、大手より多少値段が高くても買ってもらえます。どんな業者でもファン作りをすることは可能です。ファンづくりマーケティングの究極の目標は『会社のTシャツを売ろう』と話しています。Tシャツを買ってくれるくらいのファンを作る取り組みを、全社員で少しづつ行っていくことこそが『ファン作りマーケティング』です。

小屋畑:お客さん以上の存在になってもらうということなんですね!

浦川:そうです。そうしないと中小企業は絶対に儲からないし存続が不可能だと思います!

Q、ファンづくりマーケティングセミナーの意気込みや見どころ

浦川:今回ウェマー!!でのセミナーは、2回目なのですが、前回の僕と今の僕は違います。言いたい事や軸は変わりませんが、どう表現したら伝わるか?という事をセミナーの30分前まで考えています。その結果、前回出なかった面白い事例をお話したりと楽しい時間になると思っています。コロナ禍で皆行き詰っているかと思いますが、楽しく生きるための『ファンを喜ばす』事の大切さや、喜ばすヒントになる事を言えたらなと思っています!

ライター感想
東北での復興支援を経験して『思い』というものを人は応援したくなる事を知ったという浦川さん。そんな浦川さんが教える『ファン作りマーケティング』の原点は“思い”なのではないでしょうか。ファンを作ることの大切さ・重要性を教えてくれました。

セミナーインフォメーション

【オンライン】湘南・鎌倉でwebマーケティング&集客勉強会 vol.42
『販促、PR広報、マーケティングに悩んでいる事業者の皆様へ
~ファン作りマーケティングで応援される会社の作り方~
価格競争をしない。そもそも競争する必要もない。ファン作りマーケティングでファンに囲まれる、愛される仕事を創ろう』
開催日:2021年1月27日(水)
時 間:開始 19:00~21:00
場 所:オンライン
参加費:2000円 ※事前Peatix決済
詳細・お申し込みは以下のリンクから
https://peatix.com/event/1770871/view

浦川拓也プロフィール


1968年生まれ。旅行会社勤務後、東日本大震災発災後の東北で創業を目指す起業家の支援に関わる。その後、中小企業支援を専門に行うビジネスコンサルタント会社に勤務、支援企業のPRや広報、創業支援を主に担当。2014年より神奈川県よろず支援拠点にコーディネーターとして参画。中小企業・小規模事業者に特化した“ファン作り”を基軸とするPR・広報戦略・ブランディング支援を得意とする。仕事を手段(道具)として、いかに人生を面白く、楽しくすることができるかをテーマに、世の中の働く人全員が“小さな会社”になることでそれが実現すると社員研修、各種セミナー、講演会等で伝えている。

ライター・インタビュアー 小屋畑


猫とお酒がないと生きていけないと思っている
30代ライター。
もっと語彙力をつけたいと思っている現在
勉強中。

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