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2020.11.26

ディスプレイ ネットワークキャンペーンにおける自動入札戦略の基本を解説!

ディスプレイ広告において、出来るだけ自社に見合う予算で効果的な広告を打ちたいと思う方は多いと思います。
では入札単価の設定や目標値はどうやって決めれば良いのでしょうか?
単純に1日に使える広告費はこのぐらいあるから、その分を注ぎ込もうと費用を算出している方も多いでしょう。
しかし、それでは高い費用対効果を追求する事は出来ません。
この記事では高い費用対効果を出すために知る必要があるディスプレイ広告における自動入札戦略について解説します。ぜひ参考のため最後までご覧になって下さい。

自動入札機能とは


自動入札機能を活用すれば、入札にさく時間を減らしつつ的確なデータに基づいて入札単価を設定できます。
このことでオークションごとの自動入札単価調整ができたり、検索語句単位での順応型学習機能、幅広いシグナルとシグナルの組み合わせに基づく分析が可能になります。
つまり、コンバージョン数や投資収益率の向上促進にもつながり、担当者がずっと張り付いて時間帯や地域設定などの取得したデータをもとに設定したりする必要がなくなるという事です。入札単価の引き上げや引き下げも手動ではなく自動でやってくれるという機能になります。

人の手でリアルタイムを追いかけるのは限界がある

やはり、消費者の行動パターンは日々変化していく中で多くの複雑な設定を手動でするには限界があります。
その中でGoogle広告、その他の運用型広告では自動入札機能というのは、一昔前に比べると機械学習のおかげで精度も発展しています。
色んな要素や色んなデータを読み取って自動で入札単価を設定してくれる機能を活用することによって自社の目標を達成して、高い費用対効果を出せる機能になっています。
※どういったロジック・どういったデータを読み取って自動入札戦略を取っているのかという詳細はGoogleが公式で発表しているサイトページがあるので、ぜひ参考にしてみてください。

業種業態によって戦略は変わる


自動入札戦略は業種業態によって、どの戦略を選ぶのかは変わってくると思います。
一概に「これが正解」というものは伝えづらいですが、業種業態にあったおすすめの戦略方法がありますが、例えば店舗ビジネスの場合は、半径などの商圏が限られるのでクリック数の最大化などを使用することをオススメします。
逆に日本全国まで商圏を広げられる物販通販やサービスの提供が可能だったりする場合は、コンバージョン数の最大化から目標コンバージョン単価、そして目標広告、費用対効果といったものを選ぶことがオススメです。
入札戦略を変えて日予算を徐々に上げたり、キャンペーンを分けて配信したりと運用する方法で問題ないと思います。

では、代表的な自動入札戦略の種類をご紹介します。

クリック数の最大化

入札戦略において「クリック数の最大化」という言葉が出てきましたが、こちらは指定した予算内でクリック数を最大化できるように入札単価が自動的に調整される機能です。
予算内でクリック数をとにかく増やしたいと考えている事業者は使用した方が良いと言われている機能です。

検索ページの目標掲載値

こちらの機能は、とにかく上位に表示させたいと思っていたり、ブランディング目的の場合はこちらの入札戦略を選ぶといいと思います。

拡張クリック単価

この拡張クリック単価はキーワードや広告グループなどにキャンペーン設定する事が可能で、単価が個別に調整されてコンバージョン数の増加が見込めます。
コンバージョンにつながる可能性が高いクリックに対して入札単価が引き上げられて可能性が低いときは引き下げられるようになります。結果的にコンバージョンが増えて、予算をさらに効果的に活用する事が可能です。

目標コンバージョン単価

こちらは「大体このぐらいの獲得単価で取りたい」「これぐらいの目標で取りたい」といった目標値が配信前にわかっているのであれば設定することのできる入札戦略です。
設定した目標コンバージョン単価でコンバージョンを最大限獲得できるように、キャンペーンの過去の情報やオークション時の状況をベースに広告が表示されるたび最適なクリック単価が自動的に算出されるようになっています。
Google側が推奨する目標コンバージョン単価を、ある程度運用していく中で数値で教えてくれますので、その目標コンバージョン単価を設定しても問題ありません。

目標コンバージョン単価の補足説明

目標コンバージョン単価についてですが、どのように算出されているか簡易的にお伝えします。
まずは、オークション時のシグナルユーザーの過去と現在の検索状況をデータに取り、シグナルを読み取って「推定コンバージョン率」というものを算出していると言われています。
Google広告アカウント全体の、検索語句の単位で過去の検索結果データからも推定コンバージョン率を算出しています。
この2つから算出された推定コンバージョン率と目標設定したコンバージョン単価をすり合わせて入札単価が決まっていると言われています。

まとめ


この記事では、ディスプレイ広告における自動入札戦略について解説しました。
様々な事業によって入札戦略の方法は変わります。そして機械学習による自動入札戦略を取り入れること自体は、広告を届けるターゲットも日々興味・関心が変わりますので手動よりも、長期的に見れば費用対効果は高くなると思います。
ぜひ、効率の良い広告運用を行うために、自社で展開している商品やサービスにマッチした自動入札戦略を行なってみてください。

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