2022年に入り、SNSは以前と比べてより生活に根付いたものとなりましたよね。多くの企業も、利益を集めるためにSNSを活用しながら集客・購買意欲の促進や企業の認知度を拡大しようとしています。
これらを総じて「SNS運用」といい、InstagramやLINEなどのソーシャルメディアを利用したマーケティング市場はすでに激しい競争に!そのため、どのような手段を打てばよいか困っている担当者が多いのではないのでしょうか。
本記事では、SNS広告運用方法の概要とより時代にマッチした運用方法などをご紹介。話題のSNS広告運用代行サービスについてもお届けします。
必要な考え方や効果的な手段などを理解して、現在のSNS広告運用に役立てましょう!
目次
SNSの運用には大きく分けて2つの軸があります。それは「SNS広告運用」と「SNSアカウント運用」。まずは、それぞれの特性を簡単に見ていきましょう。
SNS広告運用とは、SNSを使って広告運用を行うこと。各SNSでユーザー属性やターゲットの特徴が違うため、自社ブランドや目的に合ったものを選んで広告を配信することで大きな成果が期待できます。
メリットは、コスパがよく若年層をターゲットにしたマーケティングが可能なこと。デメリットは、広告に魅力がないと効果が薄く、広告運用には手間がかかること。費用にもよりますが、中小企業が積極的に実施している傾向があります。
SNSアカウント運用とは、企業用のアカウントを作成して投稿やユーザーとのやり取りを進めファンを獲得して企業の認知度を上げる方法。企業アカウントに加えて、ブランドやサービスごとに運用をしている企業もたくさんあります。
メリットは、自社商品を無料で宣伝しながら認知度が上げられること。ユーザーと直接コミュニケーションが取れるため、直接意見をもらう場として利用できること。デメリットは、炎上のリスクがSNS広告より高く商品の魅力がなければ意味ないこと。
SNS運用は、大手企業が実施しているケースが多い傾向です。
本記事では、こちらの「SNS広告運用」について詳しく解説していきます。
方法は、大きく分けて次の3つ。
それぞれを詳しく見ていきましょう!
時間や人的資源に余裕のある個人や企業は、SNS広告が自分たちだけで運用できます。広告運用のメリットが蓄積でき、独自のスタイルを作り上げることも可能です。
一言でSNS広告といっても、工程は以下のようになさまざま。
【広告の企画】
SNS広告を活用した商品マーケティングを企画する
商品知識だけではなく、SNSなどのWeb関連の知識が必要で難しい
【クリエイティブの作成】
SNSの特性に合わせたLPを作成する
ユーザーの目に留まる強い印象を与えるものを作成する
【広告の配信】
LPをSNSに配信する
SNS広告を配信して効果を出すには時間がかかる
【データ分析】
SNSに配信した広告の閲覧数などの数値を分析する
分析した結果を元にLPの修正などを行う
難易度が高かったり根気や粘り強い忍耐力などが必要だったりするため、必要に応じて外注化を検討するのも良いでしょう。
メリット | ・予算が少なくて済む |
デメリット | ・運用と本業の兼用が必要 |
SNS広告運用をフリーランスに外注化。SNS広告の運用代行業者に依頼するときと比べて、料金が抑えられ担当者が選べるメリットがあります。
依頼方法はさまざまあり、なかでも企業の求める人材と直接コンタクトをとれるのがクラウトソーシングサービス。SNS広告を発注したい企業がインターネットを通じて不特定多数の人に仕事を依頼し、LPのデザインやSNS広告運用業務などを募集して契約するWebサービスです。
クリエイティブ作成の一部である動画やイラストの作成をフリーランスへ依頼する方法も。ただし、人によってスキルに差があるので実績や評価のある人を見極める力が必要です。
メリット | ・少ない予算で代行してもらえる |
デメリット | ・人によってスキルに差がある |
予算に余裕がある場合は、運用代行業者に依頼する方法がおすすめ。初期費用や月額費用が発生しますが、自社にSNS広告運用のノウハウがなくても早い段階から一定の成果が期待できます。SNS広告運用に関わる業務がすべて任せられる点も魅力の1つです。
メリット | ・投稿スケジュールなどが一元管理できる ・プロのノウハウが利用できる ・社員が本業に従事できる ・炎上が監視できる |
デメリット | ・初期費用や月額費用が発生する |
SNSにはいくつかの種類があります。それぞれの理解を深めて、より効果的な広告運用を実施してみましょう!
※参照元:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書をもとに表作成|総務省(2022年11月時点)
総務省の報告によると、年代別では30代の利用者がもっとも高い45.7%。ほかのSNSと比較して10代の使用率が低い傾向にあり、20代~50代とビジネス層の利用者が多い傾向です。
SNSは、ビジネス用として利用するユーザーも多く、BtoBの商材・サービスの広告媒体として広く活用されています。なかでも、Facebook広告はユーザーのプロフィールや行動履歴が確認できるため明確なターゲティングが可能!
配信例は以下のとおりです。
・EC(業務機器、衣類など)
・オンラインサービス
・実店舗サービス
・セミナー
・求人
※参照元:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書をもとに表作成|総務省(2022年11月時点)
総務省の報告によると、年代別では10代~20代の利用率が70%と高く、年代が上がると利用率が徐々に少なくなっています。
ユーザーのなかには「Instagramの投稿がきっかけで商品を購入した」という割合が約82%以上。Instagramの広告配信は、商品の発見や購入を促進するプラットフォームとして広く使用されています。
Instagramでの配信例は以下のとおりです。
・EC(アパレル、美容系など)
・アプリのダウンロード
・実店舗サービス
・求人
※参照元:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書をもとに表作成|総務省(2022年11月時点)
総務省の報告によると、年代別では20代の使用率が78.6%と高いのが特徴。そのほかの年代についてはInstagramと近い割合です。
Twitter広告の強みは、プラットフォームの特徴を活用した独自のターゲットを絞り込めること。キーワードを指定してユーザーのツイートにピンポイントにターゲティングできます。
また、特定のアカウントに対して類似するユーザーが絞り込めるので、ニッチな広告が配信できます。
Twitterでの配信例は以下のとおりです。
・新商品や期間限定キャンペーンなどの認知
・アプリのダウンロード
・セミナーの集客
・実店舗サービス
・フォロー獲得
※参照元:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書をもとに表作成|総務省(2022年11月時点)
総務省の報告によると、年代別では10代~40代の90%以上、50代~60代の80~90%が利用しており各SNSで最大の利用率に。
LINE利用者のなかには、ほかのSNSを利用していないユーザーも多く新規ユーザーが効果的・効率的に獲得できます。配信地域を絞り込みたい場合も、ほかのSNSとは異なり十分な成果につなげられるでしょう。
LINEでの配信例は以下のとおりです。
・EC(動画、美容系など)
・実店舗サービス
・求人
※参照元:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書をもとに表作成|総務省(2022年11月時点)
総務省の報告によると、年代別では10代の利用率が62.4%と最も高く、続いて20代の46.5%。30代以上の利用率はほかのSNSに比べて低めですが、アプリの認知度拡大による利用者数の増加が見込めると予測できます。
TikTokには、機械学習によるレコメンド(オススメ)という機能があり、特徴をうまく利用すると爆発的なヒットを生み出すことが可能。またほかのSNSとは異なり、音声ありの視聴が多く視覚と聴覚からアプローチできるのが強みです。
TikTokでの配信例は以下のとおりです。
・新商品や期間限定キャンペーンなどの認知
・アプリのダウンロード
・EC(美容系など)
各SNS、それぞれに特徴がありましたね。年代ごとに利用者数が大きく異なり、利用目的もさまざま。広告配信は、テキスト形式を主体とするものや画像・動画を主体とするものなどユーザーへのアプローチ方法も違ってきます。
より効果的で効率的な成果を挙げるには、それぞれのSNSがもつ個性を活かした広告の運用が重要!商品企画の段階で、どの年代をターゲットにしてどのような商品をSNS広告で宣伝するのかを考えましょう。
Facebookの特徴は、実名登録が必須という点。Facebookユーザーの多くがビジネス関連のつながりを深める場や、ビジネス情報を収集する場などビジネスを目的として利用しています。
Facebook広告を活用するポイントは、自社の商品やサービスに興味があるターゲットを絞り込んで広告を配信すること。Facebook広告は、細かくターゲットを絞る設定ができるので、まずは広告に興味がありそうなユーザーから配信して成果が出ればターゲット層を広めていきましょう。
拡散機能を利用して、シェアしたくなるような情報を盛り込んだ内容の広告もおすすめです。
Instagramの特徴は、写真や動画がメインという点。ユーザーの興味や共感が視覚的に得られる広告を配信しましょう。
ほかのSNSとは違い、テキストはあまり重要ではありません。ユーザーの視覚にインパクトを与える広告の作成が重要です。
Instagramでは、ストーリーを活用してタイムラインに広告が投稿できるため、広告感を出さずに見てもらうことが可能。しかし、ほかの投稿に紛れてしまうおそれがあるのでしっかり目にしてもらえるものを作成する必要があります。
Instagram広告でも細かくターゲティングできるので、ターゲットのニーズをきちんとつかんだ広告が作成・配信できれば大きな成果が期待できます。
Twitterの特徴は、拡散のしやすさを活かして配信できる点。匿名で利用できるので、いいね・コメント・リツイート・引用ツイートが行われやすいです。広告が拡散されると、短期間でリーチを獲得。費用対効果の高い広告運用となります。
また、Twitterの2次的拡散には費用が発生しません。配信した広告は、アクションのない限り費用がかからず拡散できます。
Twitterで拡散される広告の特徴を分析して、ユーザーの参加を促すようなハッシュタグを活用した内容を考えていくのがポイントです。
LINEの特徴は、圧倒的に多いユーザー数。ほかのSNSとは異なり、チャット型なのでSNSでの広告拡散には向いていません。
代わりに、毎日アプリを利用するアクティブユーザーが多いため、ターゲットを絞り込んだ広告でアプローチが可能。LINEブログ・LINEニュース・LINEマンガなどの機能上での配信もできます。
LINEアプリに広告を配信する場合は、幅広いユーザーから明確なターゲットを絞り込むことが重要。一方、LINEの関連サービスは利用者のニーズが比較的分かりやすいので、ターゲットを細かく絞らなくても比較的成果が出しやすいでしょう。
欠点は、広告費がほかのSNSと比べて高いこと。しかし、それだけLINEアプリという市場は大きいともいえます。資金に余裕のある企業におすすめです。
TikTokの特徴は、音楽に合わせてダンスを踊る動画などリズム系の動画が拡散されやすい点。そのため、利用率が高い10代〜20代の親御に向けてリズム動画を作成するアプローチが効果的です。
子どもがハマった動画はTikTokの域を超えて広く拡散されるので、多くの親御さんに見てもらうことが期待できます。若者の流行に遅れないよう、短いスパンで分析と適時改善を。
「サイトへのアクセスをもっと増やしたい」
「商品やサービスをもっと多くの人に知ってほしい」
「それぞれのSNSにあうターゲティングに自信がない」
そんなあなたは、SNS広告運用代行サービス「WINNNING FIELD(ウィニングフィールド)」へ!SNS運用のノウハウをお客様に提供し、より効果的で効率的な広告成果を出します。
サービスの内容を紹介しますね。
SNS広告を運用する際の自社の商品やサービスを利用するユーザーを分析。ターゲットを明確にして、広告運用の成約率をお客様に提示します。これにより、SNS広告運用のノウハウがない企業でもプロの知識や経験をもとにしたクオリティの高い成果が期待できます。
SNS広告では、年齢・性別・学歴・職業など細かいターゲティングでターゲットを明確にしないと広告費がムダに。SNS広告運用代行サービスと相談したうえで最終目的を明確にすれば、各SNSの特徴を活かした効果的な広告運用が可能です。
FacebookやTwitterはテキストがメイン。Instagramは動画・画像がメイン。ウィニングフィールドは、各SNSの特徴を熟知しています。自社の商品やサービスはどのコンテンツを利用するのが最も適しているのかを的確に判断し、最適な配信コンテンツを作成します。
SNS広告は、タイムラインやストーリーなどユーザー投稿と同じ場所に投稿されます。そのため、ターゲットに気づいてもらえるよう各SNSに用意されたフォーマットの特徴を最大限に活用。プロのノウハウを十分に発揮させ、ライバル企業との差別化と優位性を確保します。
過剰なPRを行うと、炎上してしまうおそれがあります。1度炎上してしまうと、リツイートやシェアなどで拡散されてしまい、商品・サービス・企業そのものの存続が危険に。
ウィニングフィールドは、間違った広告運用を行わないよう細心のWebマーケティングの視点で分析や改善に取り組み、ターゲットに対してより効果的なLPを作成します。
SNS広告運用のメリットは、ターゲットが細かく設定でき商品やサービスにぴったりな配信方法が決められること。1度設定した広告については、定期的に分析を行い目的からそれていないかを常に注意しながら運用していきましょう。
定期的に改善をしていくと、よりターゲットに響く精度の高い広告運用ができます。いわゆる「PDCAサイクル」を回すことで、より効果的なマーケティングとなるでしょう。