先行きが見えない社会情勢の中、「副業(複業)」や企業に属さない「フリーランス」、「個人事業主」という働き方を選ぶ人たちが増えてきました。 「新しく会社を始めたい!」「いまのビジネスをスケールアップしたい!」 「副業(複業)」などとして仕事をする人たちがそう考え、必要な資金を調達したくても、銀行などから融資を受けるのはハードルが少し高いかもしれません。 そこで最近注目されているのが「クラウドファンディング」。金銭的負担を最小限に抑えながら資金提供を募り、事業内容やビジョンに賛同・共感してくれた支援者からお金を集めるやり方です。 専用プラットフォームの整備も進み、誰でも簡単に開催できる「クラウドファンディング」。でも、そのやり方が決まっているわけではありませんし、開催する以上は失敗したくないもの。 「クラウドファンディング」を成功へとしっかり導くには、一体どうしたらよいのでしょうか? 「その正解は、実際の成功者に聞くのが一番早いのでは?」と、今年5月の「クラウドファンディング」で、当初目標を超える112%、約122万円の資金調達を成功させた合同会社グラスドアフィルムスジャパンの中原直夏(なかはら なおか)さんにお話を伺ってきました。
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中原さんは、サンゴを始めとする海洋生物に有害な成分を含まない「日焼け止め」などのサステナブルプロダクトを製造販売する「SHAKA BRAND HAWAII(シャカブランドハワイ)」を運営されていますよね。
今回の「クラウドファンディング」の主催者でもある「SHAKA BRAND HAWAII」は、中原さんのサイドビジネス(副業)という位置づけになるのですか?
そうですね。僕の本業はウェブデザインです。この本業をベースとして、いまから3年前の2019年に、新事業の「SHAKA BRAND HAWAII」を立ち上げました。
ウェブデザインの仕事は最初から、ご自身の会社でされているのでしょうか?
いえ。はじめはサラリーマンのウェブデザイナーでした。とはいえ、会社員向きでなかったので「一日も早く独立したい」という気持ちを強く持ちながら働く日々だったんです。
そこで会社の仕事と並行して、知り合いのブランドや企業のホームページやチラシ、ロゴなどを作らせてもらうところから準備を始めました。 そして就職5年目に、住まいのある神奈川県茅ケ崎市に個人事業のデザインオフィスを立ち上げ、独立しました。
今回の「クラウドファンディング」のキーワードである「ハワイ」とはどのように出会ったんですか?
そのための取り組みをスピーディーに進めていきたかったのですが、資金が足りず、足踏みせざるを得ない状況が一年ほど続いていました。限度額がかぎられた個人のクレジットカードを上限ぎりぎりまでパンパンに使っていた時期もあります。
そんな時、ひとりの投資家から資金援助の話を持ち掛けられたんです。
※上の表記載の「ユーザー数」「月間平均掲載数」「累積調達額」は概数です。 【参考サイト】https://makikube.com/site-comparison/各プラットフォーム公式サイト ほか
2:ビジョンを明確にし、わかりやすく効果的に伝える! 3:過去の成功例を出来るだけ多くチェック、信頼できる人からのアドバイスをもらう! 4:十分に時間をかけて準備する!特にリターン品の選定は慎重に! 5:開始前からSNS等でしっかり告知宣伝!顔出しすると信頼度UP!
お忙しい中、取材にご協力をいただいた中原さん、どうもありがとうございました。 わかったことは「生半可な意志や中途半端な準備で『クラウドファンディング』は絶対成功しない」ということです。 そして、これは「クラウドファンディング」に限らず、何かを達成したいなら必須の、とても根本的なポイントだということでした。僕自身初心に還るような気付きを頂いたインタビューとなりました。
本日はよろしくお願いします!
ハワイ大好きな、ウェマー‼編集部の伊東です。
日頃からハワイ関連のニュースをウォッチしている中で『ハワイの美しい海と大自然を残していくため環境活動と製品開発を支援してほしい。』という中原さんの「クラウドファンディング」のプロジェクトを知りました。