NFTはニュースでもひんぱんに取り上げられ、「怪しげなナニカ」ではなく、新しい技術・トレンドとして広く認知されています。
海外のデジタルアートが数億円で取引された
小学生のドットアートが数百万円で取引された
このような夢のあるニュースが頻繁に目に入るようになれば、当然チャレンジする人も多いでしょう。今までは、さまざまな問題から資産的な価値を持ちにくかったデジタルアートを仕事にできるチャンスでもあります。
しかし、実際はNFTを出品してもなかなか売れないと悩んでいる人も多数。
そこで、今回はNFTが売れない理由と改善方法を紹介します。改善方法は、わかりやすいように簡単な5ステップで解説するのでぜひ挑戦してみてください。
目次
NFTが売れない理由は、大まかに分けると以下の3つ。
NFTに限らず、何かを売るためには準備と下調べが必要ですよね。この3つがおろそかになると、どんなに素晴らしいNFTを作成しても売るのは難しいでしょう。
特に重要なのは、
「自分は絵が下手だ」
「自分には才能がない」
と、ネガティブに考えないこと!NFTの作成自体が苦痛になってしまいます。
すべての人が魅力的に感じるものは存在しません。言い換えると、あなたのNFTが魅力だと思う人も必ずいるということです。
では、どうすればあなたのNFT作品に興味を持つ人が見つけられるでしょうか。それを解決するためのコンセプトと戦略です。
1つずつ解説しますので、確認してみてくださいね。
コンセプトとは、
のこと。NFT作品全体の雰囲気や方向性と言い換えてもいいでしょう。
人にはそれぞれ好みがあります。例えば、スポーツ選手のNFTカードをコレクションしている人は、少女漫画風のイラストをたくさん購入するでしょうか。SNSアイコン用にポップな女の子のイラストを探している人は、写実的で繊細な風景画を詳しく調べるでしょうか。
どれもあり得ないことではないですが、限りなく可能性は低いでしょう。実際、売れているNFTアーティストの作品は雰囲気や方向性が一貫しています。
有名なアーティストを紹介するので改めて確認してみてください。
※出典元:Bored Ape Yacht Club|(2022年7月時点)
「Bored Ape Yacht Club」は類人猿をモチーフにしたシュールなNFTを販売しています。
※出典元:CryptoNinja(2022年7月時点)
「CryptoNinja」は忍者がモチーフのポップなNFTを販売しています。
このほかにも、人気のあるNFTアーティストはたくさん!改めて「コンセプト」という視点で見てみると新しい発見があるかもしれません。
趣味としてNFTを作成するなら、自由に作成しても問題ないでしょう。しかし、NFTをたくさんの人に買ってほしいなら戦略が必要です。
あなたは、
買ってほしいのか、正しい商品設定ができているでしょうか。すでに決めている場合でも、NFTが売れていないならその商品設定は適切なものか改めて確認してみてください。
例えば、複数所持を前提にしたコレクション用のNFTを高額で販売して売れるでしょうか。投機やステータスのためにNFTを購入している人にとって、安価で手軽なNFTは魅力的でしょうか。
NFT作品がどれだけ素晴らしいものでも、戦略を間違えると売れません。自分のNFT作品が趣味の産物ではなく、お金を出して買ってもらう「商品」であることを認識して戦略について考えてみましょう。
現在、NFTアートは世界中の人が大注目。多くの人がNFTを作成しています。数えきれないNFT作品のなかで、あなたの作品に注目してもらうためには継続的な作成が最も重要です。
一部の例外、
などの話題になるような特徴がなければ、個人の作ったNFTが初めから注目される可能性は限りなく低いからです。継続してNFTを発表すれば、多くの人に認知されてあなたのNFTが魅力的だと思う人に見つけてもらえます。
継続してNFTを作り続けるためには、メンタルを安定させなければなりません。メンタルがぶれてしまうと、
このような結果になりかねません。ストレスなくNFTを作成し続けられるようメンタルを安定させましょう。
NFTを売るために必要なことを5ステップで解説します。
1つひとつは簡単ですが、何かを売るための基本です。それぞれ詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。
まずはコンセプトを決めましょう。
すでにあるNFT作品から決めてもいいですし、人気のあるカテゴリーや雰囲気から売れやすそうなコンセプトにしても構いません。
決める際に明確にしなければならないのは、自身の価値観。
どちらがより継続しやすいか考えてみましょう。
作品の「カテゴリー」や「雰囲気」を決めると、コンセプトを固めやすいですよ。
例えば、カテゴリーには
など、さまざまなものがあります。こういった一般的なもの以外にも「ゾンビ」や「忍者」といったカテゴリーもあります。
※出典元:CrypToadz(2022年7月時点)
最も利用者の多いNFTマーケットプレイス「OpenSea」では、トップ15に入っている「CrypToadz」のヒキガエルが有名です。
雰囲気でコンセプトを決めるときは、
など、どういったものが好みかを考えてみましょう。
※出典元:BEEPLE(2022年7月時点)
有名な「BEEPLE」は、人物・動物・モンスター・既存キャラクターなどさまざまなNFTを作成しています。それぞれ幻想的で不気味な独自の雰囲気が特徴的です。
コンセプトが決まったら、そこからターゲットを決めましょう。
あなたのコンセプトに興味や関心があるのはどういった人でしょうか。
など、さまざまな角度から具体的に考えてみてください。NFTを作成するときは、ターゲットを意識して作成するようにするとコンセプトがズレにくくなります。継続してNFTを作成するためにも重要なポイントです。
ターゲットが決まったら価格を決めましょう。
重要なポイントは赤字を防ぐこと。
などを含めて設定しましょう。特に、ガス代は時価なので注意が必要です。
専業NFTアーティストとして生活するのが目標なら、月の目標金額から決めてもいいでしょう。以下の順番で1つずつ確認してください。
始めたばかりの頃は、目標を達成できないかもしれません。しかし、ころころと値段設定を変えると印象が良くないので、あらかじめおおよその希望金額を決めておきましょう。
OpenSeaでは、転売収益が得られます。誰かがNFTを転売した際、作者にも収益が入るシステムです。作者が設定でき、5%〜10%程度にしている人がほとんどです。
マーケティング戦略はこちらでも解説。詳しく勉強してみたい方はぜひ読んでみてください。
市場を掴め!マーケティング戦略の基本をわかりやすく解説!
コンセプト・ターゲット・価格が決まったら、それをもとに「ブランディング」をして知名度を上げましょう。簡単にいうと「商品の価値をユーザーに伝えて他と差別化する戦略を考える」です。
現在、NFT作品は数えきれないほど取引されておりNFTアーティストも増え続けています。
そんな中で、あなたのNFTに注目してもらうためにはSNSや自身が運営するホームページでNFTをアピールするのが効果的!どのようにアピールするか、ユーザーにどのように感じてほしいかをブランディングによって決めていきます。
ポイントは以下の3つ。
それぞれを解説するので、確認してみてください。
WEBブランディングについては、こちらでも詳しく解説しています。
Web担当者必見!webブランディングとは?役割と4つの成功ポイント
まずはじめに意識しなければならないのが「共感」です。
などに価値を感じてもらう必要があります。
これらに共感しないユーザーがNFTを購入する可能性は限りなく低いでしょう。NFTはまだ万人に知らおらず、現在の法律では実体のない物に所有権は認められていません。価値に共感できない人にとってNFTはないものと同じです。
など、共感を得られそうなあなた自身の価値観を積極的に発信しましょう。
NFT作品を公開し、露出を増やしてあなた自身を知ってもらうのも大切。コンセプトに沿ってNFTを作成していれば、1つのNFTを魅力的だと感じたユーザーはほかの作品も魅力的に感じる見込みがあります。
NFT作品をいくつか見るだけで、
などを把握できるのが理想的!1人でも多くの人に作品を見てもらえるよう積極的に発信しましょう。例えば、TwitterなどのSNSの活用。気になった投稿を積極的にいいね・リツイートし、共感できる人とのつながりを作りましょう。
ユーザーの信頼を得ることも重要。特に、NFTアートは投機目的で購入している人も多いので継続的なNFTの販売が信頼につながります。将来的に価値が上がりそうだと思われれば売れやすく、すぐに作成を辞めて無名・無価値のまま終わりそうだと思われると売れにくいです。
つまり、作品を出し続けること自体に意味があります。
また心理学でいう「単純接触効果」でも、繰り返し接することで好意や関心を抱きやすいとされています。チームや企業なども多く参入しているので、始めたばかりの個人はなかなか信用を得られません。焦らず、地道に発信を続けましょう。
NFTを売るためには、継続してNFTを作成することが最も重要。そのためには、メンタルを整える必要があります。
こういった考え方は、メンタルがぶれる原因となるので避けるようにしましょう。
また、NFTの作成自体が苦痛にならないような工夫も大切です。
など、自分にあった方法でNFTと関わりましょう。
現在、NFTが売れている人の多くは既に知名度が高い、もしくは既にNFT作成に必要な技術やスキルを持っている人です。そういった人達も今までに長い時間をかけて、それらを手に入れてきました。時間がかかって当然だと認識し、焦らず継続しましょう。
売れているNFTの実例も含めて、NFTが売れない理由と改善方法について解説しました。
NFTは、世界中から注目されている大きなビジネスチャンス。海外の人や企業だけじゃなく、日本人の個人アーティストにもNFTで成功した人がたくさんいます。そういった人が公開したNFTは、すぐに完売。数百万、数千万の高額で取引されています。
NFTが売れない原因のほとんどは、コンセプトや戦略がない点。現在売れているNFTを手本に、改めて自身のNFT作品のコンセプトをしっかりと見直し戦略をたてましょう!
初心者OK!Web3 IZ@ KAMAKURA
古都「鎌倉」の大本山建長寺で禅を体感しながら、「NFT」「メタバース」「Webマーケティング」が3日間で学べるイベントを開催!
実際にNFTを制作し、あなたの作品を全世界に発信してみませんか?坐禅や精進料理を通して、集中力アップ。学んだ知識や経験を生かす力も確実にアップします。
詳細はこちら。ぜひご検討ください♪
講座名 | Web3 IZ@ KAMAKURA(鎌倉Web3合宿) |
開催日 | 2022年10月5日(水)〜7日(金) |
開催場所 | 鎌倉 建長寺 (応眞閣) 鎌倉みらいラボ(旧村上邸)+特設メタバース空間 |
授業時間 | 10:00〜16:00 |
講座内容 | WebマーケティングおよびWeb3概論 NFTコンテンツ制作ワーク メタバース概論 禅 他 |
参加費 | 【一般参加費】 早割価格:170,000円(税込) 通常価格:220,000円(税込) 【鎌倉市民割】 早割価格:120,000円(税込) 特別価格:170,000円(税込) 【アンダー25歳割】 早割価格:100,000円(税込) 特別価格:150,000円(税込) 【オンライン、およびメタバース参加】 早割価格:90,000円(税込) 特別価格:120,000円(税込) |
参加人数 | リアル参加者:30名まで |
運営会社 | 株式会社ウィニングフィールド |
SEOやSNS、Web広告と色々名前は聞いたことがあるけれどそもそもWebマーケティングとは何なのか?Webサイトは作ってみたもののこのまま放っておいていいのか?
というお悩みを抱えた方のために全体の構成をザックリと網羅的に説明した半自動的に売上、収益を生み続けていく仕組みをご紹介しています。