インスタグラムのユーザー層は10代から30代と比較的若く、利用する人は世界で約10億人!写真やつぶやきのシェア、ほかのユーザーへのいいね、日記、リアルタイムの投稿など、たくさんの機能があり「インスタ映え」という流行語も生まれるほど日々活用されています。
コミュニティの形成や意思の疎通がとても簡単なので、SNSを活用したSNS戦略やWebマーケティングに力を入れ、自社の商品やサービスを「広告」として出稿する企業が増加中。内容は、主にインスタ映えを意識した商品開発・店舗設計・サービスの紹介です。
そこで、
「どんな広告がいいの?」
と気になるあなたへ、インスタグラムの広告掲載方法や具体的にどんな効果があるのかをわかりやすくご紹介!設定しておくと便利な機能もお届けするので、ぜひ活用してくださいね。
目次
インスタグラムは、10代〜30代と若年層が多いが比較的幅の広い年代に利用されているメディア。ユーザーによる情報検索が日々おこなわれており、興味のあるサービスや商品についてのハッシュタグが多く活用されています。
また、新型コロナウイルスの影響でECサイトの利用率が増えたことで、インスタグラムではショッピング機能を導入。ユーザーと商品やサービスの結びつきを強くしてきています。
ECサイトなどの商品やサービスを紹介する際は、文字だけではユーザーに伝わりにくいですよね。でも、インスタグラムでは写真や動画で訴求が可能!インスタグラムの広告では、他のSNSに比べ精度の高いターゲティングがおこなえます。
インスタグラムの大きなメリットは、写真や動画を用いてユーザーに自社の商品やサービスがアピールできること。ほかにも、次の4つが挙げられます。
それぞれ詳しく紹介しますね。
インスタグラムでは、1日あたり1$(130円前後)という低予算で広告の出稿がスタートできます。この条件を満たしていれば、広告にかかる費用は自由に設定OK!広告を出稿した後にユーザーの反応を見て予算を変更したり、クリエイティブの差し替えなどができたりします。
インスタグラムの広告フォーマットはバリエーション豊富。目的やターゲットに応じて、さまざまな広告が出稿できます。ユーザーとの連携ができるアンケート広告や、ECサイトへの導線を作るショッピング広告など高い施策効果が期待できるフォーマットが多いです。
例えばこちら。
広告様式 | フォーマット |
画像 | 正方形、縦型、横型 |
動画 | 正方形、横型 |
リール | フルスクリーン縦型アセット |
カルーセル | 正方形、縦型 |
インスタグラム ショップ | 正方形 |
インスタグラム ストーリーズ | 画像・動画 アスペクト比9:16、16:9~4:5 |
フォーマットサイズを変更して広告を出稿すると、文字のサイズや強調したい商品の配置などの戦略を持って出稿できます。
インスタグラムは、日本国内のみならず世界中のユーザーに自社商品やサービスを紹介して見込み客にアプローチが可能!現在インスタグラムの月間アクティブユーザーは世界で約10億人。写真や動画が活用されているため、比較的言語の壁が低いといえます。
インスタグラムは、匿名性の低いFacebookと紐付いています。そのため、Facebook広告と同様に精度の高いマーケティングが実施できます。また、企業が保有している過去の実績やデータを基に類似の顧客を選定することも可能です。
<関連記事>
Facebook広告の出稿の前に知っておきたいメリットデメリットと始め方
では、実際のインスタグラム広告の出し方を見ていきましょう!
手順は以下の6ステップ。
順番に見ていくと、
などがわかります。
はじめに、Facebookページを作成。Facebookの個人アカウントとは別に作成できるビジネス向けのページです。
これを所有することによって、ビジネス向けのコンテンツが無料で利用可能に。ホームページのような役割が果たせたり、複数人でアカウントが管理できたりします。
ただし、Facebookページの作成の前提として個人アカウントの開設が必要。その後、左側のメニューバーにある「ページ」から「新しいページの作成」を選択するとFacebookページが作成できます。
次に、インスタグラムのアカウントを既存の個人用アカウントからプロアカウントへ変更します。
手順はこちら。
カテゴリには「ビジネス」と「クリエイター」がありますが、企業やショップオーナーが運用するならビジネスがおすすめ。個人のビジネスとして運用するなら、DMなどのやり取り機能に優れているクリエイターがおすすめです。
次に、インスタグラムアカウントとFacebookページを連携(紐付け)します。
手順はこちら。
インスタグラムとFacebookは運営母体が同じなので、連携はシンプルで簡単。機能がプラスで使用可能になるので、投稿の手間が減らせたりより多くの人に投稿が見てもらえたりします。
ただし、それぞれのユーザー層や投稿内容は大きく異なります。連携後は、「すべての投稿をシェア」もしくは「投稿ごとにシェアするかどうか選択する」のどちらかを決め、ユーザーが求める内容でのアプローチを心がけましょう。
続いて、出稿内容に関するさまざまな設定をしていきます。まずは、広告を通してどんな成果を得たいかという配信の目的を決めましょう。
手順はこちら。
自分の広告の配信目的をよく考えて設定しましょう。
出稿内容に関する設定はあと少し。
「広告セット」から
を決めていきます。
「予算と掲載期間」の項目は、「1日の予算」と「通常予算」から選択可能。ただし、「1日の予算」を定めると、予算に達した際に広告の配信が停止しますので注意が必要です。
「オーディエンス」設定は、商品・サービスのターゲットをどうするのか、どのようなユーザーに広告を配信したいのかを考え、ターゲティング。Facebookのユーザー情報からインスタグラムのターゲットが絞られます。
インスタグラムには「コアオーディエンス」、「カスタムオーディエンス」、「類似オーディエンス」の3種類。
「コアオーディエンス」はユーザーが利用しているアプリやクリックした広告、フォローしているアカウントなどの興味関心、インスタグラム上での行動データを利用したオーディエンスです。
「カスタムオーディエンス」は、企業が持つ電話番号やメールアドレスなどの顧客情報を基に、インスタグラムを利用する既存顧客とのデータを照合してターゲティングするオーディエンス。
「類似オーディエンス」は、基となるオーディエンスリストを活用し、そのリストのユーザーと近い属性のユーザーに広告を配信するものです。オーディエンス設定の中の「編集」をクリックすると、より詳細に情報設定できます。
「配置」は、インスタグラムでの配信か、Facebookでも掲載するかなど、広告の掲載先を設定できます。適切な広告を掲載したい媒体を選んで、効率的にシェアしましょう。
広告を出稿する環境と内容が決まったら、あとは実際に出稿したい広告を載せるだけ!写真や動画などの「メディア」と、広告と共に掲載する「テキスト」での説明文を考えましょう。
入稿作業中の広告データは、画面右側に表示されるプレビューを確認しながら作業できます。インスタグラムではメディア内に20%以上テキストを表示してはいけない規定があるため、できるだけ写真や動画はテキストを抑えてシンプルなものにすることを心がけましょう。
いよいよ出稿です。画面最下部にある「公開する」ボタンをクリックすると出稿が完了します。なお、下書きとして事前に保存し、広告を十分に編集してあとで出稿することも可能です。
上記の設定の他に、「広告クリエイティブ」の設定を行うと便利!インスタグラムには以下のような発信の場があり、それぞれに広告が掲載できます。
ただし、それぞれの場所によってユーザーが広告に触れる頻度や傾向が異なるため、大まかな傾向の把握とそれに応じた適切な広告クリエイティブを準備する必要があります。
それぞれのポイントを詳しく説明しますね。
インスタグラムの「フィード」は、いわゆるタイムラインのような機能。情報収集や新商品を探す目的としてユーザーに使われています。したがって、フィードに広告を掲載する際は、ブランドや商品の認知度を多くの人に共有・拡散する目的で使用することに適しています。
フィード広告は、広告フォーマットがバリエーション豊富。
例えば、
など。さまざま様々なユーザーに応じてフォーマットを選びましょう。
「ストーリーズ」は、フルスクリーンで画像や動画が表示され、インパクトを与えられる配信面。掲載してから24時間で消えるため、よりリアルタイム性の高い情報を求めるユーザーに対して有効に広告できます。
ストーリーズはユーザーとの距離が縮めやすく、自分の商品やブランドが発信しやすいツールです。特に、「カジュアル動画」は静止画の組み合わせやスマホで撮影した動画を元に制作してくれるので、比較的クリエイティブの修正や改善が行いやすくストーリーズ広告に適しています。
「発見タブ」は、ユーザーごとにカスタマイズされて表示・閲覧される機能。ユーザーが画像に興味や関心を持ってクリックした際に、自社の表示された広告が閲覧してもらえます。
発見タブの種類は2つあり、静止画と動画をスクロールできる「発見タブフィード広告」と、動画のみが表示「発見タブ動画広告」があります。積極的に新情報を求めているユーザーに有効で、商品・サービスの理解を促せます。
「リール」は、15〜30秒以内のショートムービーを共有できる機能。2020年にリリースされました。音楽やエフェクトを追加し、クリエイティブかつエンターテイメント性の高い動画が投稿される傾向にあるのが特徴です。
リール広告で対応しているのは動画クリエイティブのみで、オーガニックリールコンテンツの間に表示され、コメントや「いいね!」ができます。
もともと、リールはインスタグラムでのショートムービー需要が伸びてきたことを背景に開発された機能。フォロー以外のユーザーコンテンツも閲覧でき、エンターテイメント性の高い動画を閲覧しやすいのが魅力です。
他のオーガニックリールコンテンツと違和感のない映像に仕上げるためにも、広告クリエイティブは音楽や効果音などを活用しましょう。
今回は、インスタグラム広告の出稿方法について解説しました。
インスタグラムなどのSNSを活用することで、自社商品やサービスを顧客に知ってもらうチャンスが増えること。メルマガや広告を出稿することで、新規顧客だけではなく既存顧客の育成もすることが分かりましたね。
インスタグラムで広告を出稿する手順は、単純で誰でも簡単にスタートOK!この機会にインスタグラムで自社の商品やサービスの広告を出稿してみてください。
初めての出稿作業では、どのようなユーザーをターゲットにし、どの程度の予算で掲載すれば良いか悩むことも多いと思います。ウェマーでは、SNS広告やWebマーケティングに関する情報が豊富にあります。ぜひ、参考にしてみてください。
もはや必須のSNSとなったInstagram!
SNS広告として活用するするための基本知識をこちらにまとめました。
話題のストーリーズやリールなど
様々な面に配信できる非常に強力な広告です。