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2022.05.25

eスポーツが日本を救う！？有名スクール取材で見えた「夢を叶えるために必要なこと」とは

数年前から注目を浴びているeスポーツ。

新型コロナの影響により様々な制限がかかる中、新たなコミュニケーションの手段や新しい職業としてeスポーツに可能性を見出す動きが。

例えば、企業。eスポーツ部を発足し、社内・社外でのコミュニケーション活性化に繋げているといいます。さらに、福利厚生の一貫としてeスポーツを取り入れる企業も。

もちろん、eスポーツに注目しているのは社会人だけではありません。

近年行われた調査によると、男子中学生のなりたい職業No.2は「eスポーツプレイヤー」なのだとか。※1

eスポーツプレイヤーがYouTuberに次ぐ憧れの職業となった今、「どうしたらeスポーツプレイヤーになれるのか」「ぶっちゃけどのくらい稼げるのか」気になりませんか？

オリンピックの正式種目になる可能性もあるため、知っておいて損はないはず！

今回は、eスポーツ業界を牽引するプロを育成しているバンタンゲームアカデミーを徹底取材。

そこでの出会いから、eスポーツが持つ無限の可能性はもちろん、「夢を叶えるために必要なこと」まで知ることに…！？

※1 ソニー生命中高生が思い描く将来についての意識調査2021

1 eスポーツ業界を目指す人は増えてる？
2 eスポーツ業界に立ちはだかる「壁」とは
- 2.1 世界と比べて…なかなか進まない日本の法整備
- 2.2 どうやってチャンスを掴む？
3 ぶっちゃけ…どのくらい稼げるの？
- 3.1 正直なところ◯◯◯◯
- 3.2 夢がある！月収100万円超の人も
4 在校生インタビュー「どうしてeスポーツなの？」「実際スキル上がった？」
- 4.1 Kさん「あの憧れのプレイヤーを目指す」
- 4.2 Mさん「プレイヤーをかっこよく見せる映像編集者になりたい」
5 夢を叶えるために必要なこと
6 まとめ
- 6.1 eスポーツが日本を救う？！
- 6.2 バンタンゲームアカデミー　東京校

eスポーツ業界を目指す人は増えてる？

近年、eスポーツへの注目度は上がる一方ですが、やはり御校のeスポーツ学部への入学希望者も増加傾向にあるんでしょうか？

そうですね、元々eスポーツ学部は高等部2クラスからスタートしたんですが、それが3クラスになり、全学年に入り。さらに18歳以上の専門部も開講しまして、現在では定員がすぐに埋まって予約待ちになるケースもあります

予約待ち！本当にeスポーツ業界を目指す人は増えているんですね。

東京校のみならず、名古屋校、大阪校とその規模は着実に大きくなっています。

少し前ですが、男子中学生のなりたい職業No.2にeスポーツプレイヤーがランクインしました。YouTuberに次ぐ人気の職業ということになりますが、この結果についてどう捉えていらっしゃいますか？

VTuberやインフルエンサーなどの影響もあり、注目度は増してるなと実感してます。もちろん素直に嬉しいと思いますが、その反面そんなに甘い世界ではないぞ！という気持ちもありますね。

甘い世界ではない、、それは具体的にどういうことでしょうか？eスポーツ分野において、日本は世界に遅れをとっていると聞きますが、それに関連していますか？

eスポーツ業界に立ちはだかる「壁」とは

世界と比べて…なかなか進まない日本の法整備

世界と比べると日本の法整備がなかなか進まないという点は否定できないと思います。大会で高額な賞金が出せなかったりとか、、

なるほど。確かに、世界では大会の賞金総額32億円なんていう話も聞きますよね。ものすごい夢があるなと思っていたんですが、日本だとそれが難しいというのが現状なんですね。

注目が集まり人気は高まる一方で、体制が十分に整っていないので、、そこが日本のeスポーツ市場が伸びきらない理由のひとつなのかなと。

JeSU（日本eスポーツ連合）という団体が、日本のeスポーツの発展に向けて様々な取り組みを行っているようですね。eスポーツ業界が抱える問題に対して、スクールとして何か意識されていることはありますか？

これは難しい問題ですよね。スクールとしては、実績を積んでプロとしてやっていく、もしくはeスポーツ業界で通用するスキルを身につけさせることを大前提として、どういうキャリアを形成していくのかをしっかり考えさせる、というところに注力しています。

eスポーツの良い面だけでなく、厳しさも伝えた上で一緒に考えていくようにしていますね。

それはスクールに入ったからこそ分かるeスポーツのリアルな現状ですよね。ただ夢を追うのではなく、現状を知った上でキャリアを考えられるのは大きいと思います。

どうやってチャンスを掴む？

eスポーツの現場を知る先生方が授業でもよく言っていることなんですが、やはりそんなに優しい世界ではない、ということ。だからこそ、自分でガンガンやっていかなきゃいけない、ということを生徒には常々伝えています。

ある意味どの業界であっても、その姿勢は必要なことかもしれませんよね。確かに今まだeスポーツという分野はいろいろな面で課題があるのかなと思いますが、その一方でものすごい可能性を秘めているのも事実だと思います。

そうですね。スクールとしても責任を持って送り出していきたいので、企業のインターンを生徒に紹介するということも積極的にしています。そこでの経験によって自分のキャリアを考えるきっかけになったり、実際にそこでオファーをもらうことができたりするので。

それは生徒さんにとって、ものすごく心強いサポートですね！

eスポーツ業界でチャンスを掴みたい人必見！

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ぶっちゃけ…どのくらい稼げるの？

正直なところ◯◯◯◯

気になるところなので、、ズバリ聞かせてください。プロのeスポーツプレイヤーになると、ぶっちゃけどのくらい稼げるのでしょうか？

正直なところ、ピンキリです。海外では高額な賞金が出る大会もあるのでそのイメージが先行して、eスポーツプレイヤーになるとめちゃくちゃ稼げると思っている方も多いようですが、、（個人的な感覚ですが）実際のところ日本で高額を稼げているのはごくわずかなのではないかと思います。

どんなに有名なプロチームでもほんの数万円程度しかもらえない、下手したらゼロなんてケースもありますし、、二足のわらじでやっている人も多いですね。

そうなんですね、それは意外です。プロになればかなり稼げるのかと勝手に思い込んでいました、、

夢がある！月収100万円超の人も

一方で、チームからお給料をもらっていて、さらに個人で動画配信もしていたりすると、月収100万円以上稼いでいる人もいます。

おーすごい！そういう話、聞きたかったです（笑）

今後、そういう人がどんどん増えていってくれると、日本のeスポーツ業界もさらに盛り上がっていくと思いますね。（私が知っている限り）プロチームに所属していて固定でお給料をもらっている場合、月収数十万円くらいでしょうか。

海外の有名なプレイヤーの収入は億単位という話も聞くのでまだまだ世界との格差はあるようですが、、それでもこれだけの注目度を考えるとeスポーツプレイヤーの年収は青天井ともいえそうです。今大手企業がこぞってeスポーツ市場に参入しているようですし。

在校生インタビュー「どうしてeスポーツなの？」「実際スキル上がった？」

Kさん「あの憧れのプレイヤーを目指す」

eスポーツを学べるスクールは他にもあると思うんですが、どうしてバンタンゲームアカデミーを選んだのでしょうか？

体験に行った時に、先生方がものすごくフレンドリーで話しやすくて。あとモニターなど最新設備も整っていたので、ここだな！と思いました。

確かに今回取材させていただいて、生徒想いの素晴らしい先生方だなと思いました。

授業のなかで好きなカリキュラムとかありますか？

”Molis（モリス）講師のゲームテクニック”っていう授業がとても楽しいです！ゲームをしながら「どうしたら勝てるのか？」「ここはこうしたら良い」など、細かなスキルが学べます。

実際、そのアドバイス通りやってみると成果が上がるんですか？

めちゃくちゃ上がります。だから余計に楽しくなりますね。

確かに、それは楽しそう。Kさんは、憧れているプレイヤーっています？

韓国のSelly選手です。スクリムっていう大会の練習に出たときに、Selly選手とあたったことがあり、エイム※2とか立ち回りがすごくて。めちゃくちゃ憧れています。

では、将来はプロのプレイヤーに？？！

はい、そうですね。Selly選手のようなプレイヤーになって、多くの大会に出て1位を勝ち取っていきたいです！

※2 戦闘や戦争をテーマにしたeスポーツ種目のなかで、自分の銃や武器の照準を敵に合わせること

Mさん「プレイヤーをかっこよく見せる映像編集者になりたい」

eスポーツ業界に興味を持ったきっかけは何だったんですか？

僕は中学2年生の時にあるゲームに出会い、そのゲームとデトネーターのストリーマー（配信者）を通してeスポーツを知りました。それまではゲームはただ楽しむものと思っていたんですが、本当のスポーツと変わらないくらい情熱を持って取り組んでいる人たちがいることに感銘を受けて、eスポーツ業界を目指そうと思いました。

その瞬間、これだ！と思ったんですね。将来、eスポーツ業界でどんな風に活躍したいですか？

僕はプレイヤーではなく、映像編集者になりたいと思っています。石垣さんという映像編集者がいらっしゃるんですが、彼の映像は選手へのリスペクトが感じられるもので。そういう映像編集者になって、選手を支える側としてeスポーツ業界で活躍したいと考えています。

夢を叶えるために必要なこと

在校生の方々の目をキラキラさせながら話してくれる姿に…

彼らは自分の夢を叶えるために行動しているんだなと感じました。

夢があっても行動に移すのは勇気がいることです。誰だって「本当に上手くいくかな…」「失敗したくないし…」など不安な気持ちが出てきてしまうから。

しかし、彼らは勇気を出して一歩踏み出した。だからこそ、eスポーツの現状を知ることができ、現役のプロからスキルを学ぶことができ、切磋琢磨し合える仲間や親身になってくれる先生と出会うことができたんだと思います。

怖いけれど自分から行動するから新しい出会いがある、そしてその出会いによって夢が現実のものとなっていく…

注目度の高いeスポーツ業界について知るべく行った取材でしたが、彼らから「夢を叶えるために必要なこと」を教えてもらったような気がします。

まとめ