ふと香ったにおいで思い出す風景。学生時代に仲間と行った海の香り、大好きだった彼の香水の香り、田舎を思い出す土の香り。
嗅覚は五感の中で最も強く感情に訴えると言われています。
香りを嗅いだだけで頭に景色が浮かぶという経験をあなたもしたことがあるのではないでしょうか。 その「香り」を活かしたマーケティングが今話題になっています。
香りをマーケティングに活用することで、お客様との間に忘れられない直感的なつながりをつくることが出来、さらには新しいお客様を引き寄せ、売り上げの向上にも繋がります。
そう、香りがお店の価値や認知度、顧客満足度を上げていくのです。
その「香りマーケティング」を体感できる、香って美味しい、食べて美味しいパン屋さんが鎌倉・七里ガ浜の丘の上にあります。 それは「Pacific BAKERY」。
あなたも美味しい香りマーケティング、体感してみませんか。
目次
五感ブランディングの一つで、「香りマーケティング」は嗅覚に訴えるマーケティングの総称。
この嗅覚の特徴を活かしたマーケティングを行うことで、購買行動に働きかけたり、滞店時間を調整したりする事が出来、さらにはブランドの強烈な記憶を作ることも出来るため、今注目されているマーケティング手法の一つです。
香りマーケティングとは、「企業活動において、香りを利用し活かすことによってマーケティング活動を実施し、新たな価値を創造する活動やプロセス」(香りマーケティング協会HP http://fragrance-marketing.org/ より)と定義されています。
嗅覚は視覚や聴覚以上に人間の感情や行動に直接的な影響を与えることが科学的に分かっています。
この嗅覚の特性を活かし、施設や商店に適した心地よい香りの空間づくりをすることで、単なる香りの演出に留まらない様々なメリットを生みだすマーケティング方法です。
嗅覚は他の五感にはない、ある一つの特徴を持っています。それは、嗅覚の情報はダイレクトに感情と記憶に作用させるということ。
あなたが普段、美味しそうな香りを嗅いで、美味しそう!食べたい!そう思う事がまさにそうです。
視覚の場合、目で見た景色など外界の情報を受け取り、電気信号に変換させ、脳内で認知・判断・実行に至ります。
一方で、香りの場合は感情にダイレクトに届くので美味しそうな香りがすると、何が美味しそうなのか認識していなくても「美味しそう!」「いい香り!」と脳が認識するのです。
また記憶に長く残るという特徴もあり、他の五感と比べると100倍近く長く記憶に残ると言われています。 ですので、人の記憶に残る香りを使ったマーケティング手法が話題になっているのです。
鎌倉・七里ガ浜の丘の上にある七里ガ浜商店街。
そこに「香りマーケティング」の代表ともいえる美味しい香りを見つけました。 そこは「Pacific BAKERY」。
国道134号線ドライブ途中で立ち寄りたい飲食店でご紹介した「Pacific DRIVE-IN」の姉妹店。Pacific DRIVE-INと同じく、「NAKAMURA GENERAL STORE」のJun Nakamuraのレシピによるスコーンやコーンブレッドをはじめ、マフィン・パイ・クッキーなどの焼き菓子が揃うほか、マラサダや食パンなど子どもも大人も毎日食べたいパンが勢揃いします。
住宅街の中にあるため、私が訪れた時も並んでいたのは、近隣の高校生や近所のおじいちゃんやおばあちゃん、自転車で来た若い男性など幅広い層。地元のみんなに愛され、地元民が日々食べるおしゃれなパン屋さん。
店内に入れば、パンが焼けた香ばしい香りやお砂糖の甘い香り。美味しい香りに包まれながら、ショーケースに並んだペストリーやパンを選ぶ幸せな時間。
パンを味わうという行為は、パン屋さんに行きパンの香りに包まれながら選び、いつ何と合わせて食べようか考えながら帰り、実際に食べる。
食べるときだけでなくそれらの行為一つひとつがパンを味わうということなのかもしれません。
そこに香りがプラスされるだけで、味の想像をしながら香りも楽しめるという要素が含まれます。 香水の香りは苦手ですが、パンの香りにならいつまでも包まれていたいと思うのは私だけでしょうか。
それだけ香りには魅力があるのです。
鎌倉・七里ガ浜の丘を登ると見えてくる七里ガ浜商店街。住宅街の中にあるこの商店街は、鎌倉・七里ガ浜の地元民の憩いの場であり、生活に欠かせない場となっています。
そこでひときわおしゃれで、いい香りのするPacific BAKERYを発見!!
香りだけでなく、Pacific BAKERYはもちろん食べても美味しい。 その中でも必ず食べてほしい一品が、日本ではここでしか味わうことの出来ないあれです。
ハワイ好きなら誰もが知る人気店「ダイヤモンドヘッドマーケット&グリル」。そこで大人気の「ブルーベリークリームチーズスコーン」が日本で唯一味わうことの出来るPacific BAKERY。
ハワイでは、訪れるお客さんみんながたくさん買っていくこのスコーン。
ブルーベリークリームチーズスコーンは、イングリッシュスコーンのように固くなく、ふんわりしたスコーン。 クリームチーズの塩気とブルーベリーの甘みとが絶妙なバランスのスコーンです。
私の手のひらよりも大きいサイズですが、ペロリと食べれてしまう一品。 スコーンは種類が豊富で、毎日4種類のフレーバーが楽しめるのも魅力。
マラサダは、ハワイの定番スイーツとして人気があるドーナツ。
もともとマラサダはポルトガルの伝統的なお菓子でしたが、ポルトガルからの移民によってハワイに伝わり、今ではハワイの定番スイーツになっています。
外はカリッ、中はふわっとしており味はもちろんですが食感まで楽しめるお菓子。とっても軽いので、2つくらいは簡単にペロリ。
Pacific BAKERYでは朝9時から14時まで1時間ごとに揚げたてを提供しているので、その時間に合わせて訪問するのがおすすめ。
コーヒー片手に七里ガ浜海岸で、美味しいおやつタイムを過ごしませんか。
住所:神奈川県鎌倉市七里ガ浜東3-1-7
TEL:0467-31-3900(電話での予約は行っていません)
営業時間:8:00am – 17:00pm
※売切れ次第終了 定休日:月曜日(祝日の場合のみ営業)
HP:http://pacificdrivein.com/
Instagram:https://www.instagram.com/pacific_bakery/