「美容×マーケティング」第二弾の今回は『クリーンビューティー』についてお話していきたいと思います。
地球温暖化や資源の問題など、人類共通の課題となっている今。スーパーやコンビニでレジ袋が有料化になり、環境への配慮が少しずつ日常に溶け込みつつあります。鎌倉・藤沢の海岸でもよく海岸清掃が行われていたり、私も子供たちと月に1回町内会の清掃活動に参加したりしています。小さなことですが、自分たちが住んでいる街から綺麗にしていきたいですよね。
そんな中、消費者の意識も「地球に優しいもの」へと変化しており、紙・タオル・洗剤・食材そして今回お話しする化粧品まで環境に配慮した商品が注目を集めています。
環境に配慮した化粧品って?といまいちピンとこない方のために、クリーンビューティーについて詳しく解説していきます。合わせておすすめのクリーンビューティー商品も紹介するので気になる人は要チェックです!
目次
「クリーンビューティー」は一言でいうと『体に害のあるものを含まない』という意味です。そこから人体だけでなく『地球にも害のないものを』という考えからクリーンビューティーが生まれました。
マーケティングの観点からいうと「サステナビリティ」に配慮することもクリーンビューティだと捉えることができます。例えば以下のような例が挙げられます。
・パッケージにプラスチックを使用しない
・リサイクル可能な素材を使う
・過度な梱包、ラッピングを受け付けない
・空容器を回収する(ビンなど)
・クルエルティーフリー(動物実験を行わない)
商品を製造する過程、天然成分のみ使用した化粧品、容器、梱包、使い終わった後のことも考えられています。
おそらくクリーンビューティーと混同しやすいのが、オーガニックコスメやナチュラルコスメです。天然成分を使用し、体への害を取り除いたコスメですが、クリーンビューティーとの決定的な違いは明確にはなっていません。
しかし、天然成分だけで作られた美容オイルを使用して、肌にアレルギー反応が出たとします。成分的には「オーガニック」かもしれませんが、体にとって「クリーン」とは言えないですよね。また、オーガニックコスメでも、容器にプラスチックを使用していたり、配送時に余計なパンフレットを添えてしまったとしたら、それは地球にとって害がないとは言えません。
オーガニックやナチュラルは文字通り、天然成分のみ使用したコスメ。クリーンビューティーは、その人にとって、そして地球にとって害のない成分だけで作られたコスメのことを指します。
ここからは注目のクリーンビューティーコスメをご紹介したいと思います!
ミネラルファンデーションが有名な「ベアミネラル」。一番人気のファンデーションに使用されているのは5種類のミネラル成分のみというこだわりっぷり。公式サイトでも地球環境への想いが綴られており、肌にも環境にも配慮した商品を展開。クリーンビューティーにかなり力を入れています。
また、主要製品の殆どに動物由来成分が使われておらず、動物実験も行っていないのも高ポイントです。
アムリターラは、「サスティナブルビューティー」を提唱しており、人と地球がバランスよく共存し、それを守り続ける持続可能社会を目指しています。
ファンデーションやスキンケアだけでなく、サプリメントやフード&ドリンクを製造しており、体の内側と外側からアプローチが可能です。使用している植物成分の殆どがオーガニックで、動物実験も行っておらず、人工皮膚モデルを使ってテストしています。
商品の梱包だけでなく、アムリターラ社内で使うものもリサイクルペーパーや環境に配慮した紙が使われており、環境への配慮がとても感じられるブランドです。
メルヴィータは、環境に優しい化粧品を目指して、サステナブルを重視した活動を尊重するブランドです。
オーガニック認証で最も厳しい基準と言われている「ECOCERT認証」をほぼすべての製品が取得しており、安心して使用できる化粧品ばかり。Reduce、Reuse、Recycle、Replaceの「4R活動」にも取り組んでおり、空き容器の回収やプラスチック・紙の削減など積極的に行い、地球環境保全活動に努めています。
今回は「マーケティング×美容」第二弾!クリーンビューティーについて解説しました。
毎日使うコスメを自分にも地球にも優しいものに変えるだけで未来の環境を守り、資源の確保にも繋がります。化粧品だけでなく、サステナビリティは様々なところで注目を集めているため、ぜひみなさんの日常でもサステナビリティを取り入れてみてください!