世界中・日本中で多くのユーザー数を誇るFacebook。
そのFacebookに広告を正しく打ち出せば、とても大きな成果に繋がる可能性があります。この記事では、Facebook広告の基本構造・出稿する際に注意すべきポイント・キャンペーンについて解説していますので、是非参考にしてみてください。
目次
Facebook広告を打つ前にやるべきことは大きく分けて2つあります。
・Facebookページの作成
・Facebookアカウントの作成
この2つを用意することからが広告を出稿するためのスタートです。では、この2種類についてご紹介します。
Facebookアカウントを用意する際に、アカウントの種類について事前に把握しておきましょう。
・個人アカウント
普段使用しているアカウント。実名制のため、基本的には1人1つの取得になります。
・個別広告アカウント
個人アカウントを取得した際に、個別の広告アカウントが自動的に作成されています。こちらも1人1つしか取得できません。
・Facebookページ
誰でも自由に多数のページを作成することが可能。※Facebook広告を配信する際に、必須となります。
・広告アカウント(ビジネスマネージャー)
Facebookビジネスマネジャを取得することで、複数の広告アカウントを管理することができるようになります。
※ビジネスマネージャとは、広告アカウント・Facebookページ・アプリを管理するための専用ツール。1枚のクレジットカードで複数アカウントの運用が可能です。
広告出稿するためには、Facebookページ作成が必要だと上記でお伝えしました。
Facebookページとは、企業とユーザーが相互コミュニケーションを取れる場として活用されており、企業はユーザーに向けて自社商品やサービスの情報を発信することができます。
ユーザーは自分の好きなもの、興味のある情報を得ることができます。
個人アカウントとFacebookページの違いとしては、友達申請・管理者・インサイト(アクセス解析)・アカウント作成・有料広告の違いがあります。
特にインサイト(アクセス解析)は広告を出稿する上で、非常に重要な役割を担っています。
個人アカウントでは利用できませんが、Facebookページの場合はインサイト閲覧が可能です。
Facebookページには5つのメリットがあります。下記をご覧になって下さい。
・無料で簡単に作成が可能
5分~10分前後で作成が可能
・タイムリーな情報発信が簡単にできる。
今すぐ伝えたいことをファンに伝えることができる優れた情報発信ツール
・ユーザーと交流しながら情報の拡散が可能。
記事に対して、ユーザーが「いいね」や「シェア」などを行うと、ユーザーの友人へ拡散することが可能。
・インサイトにより顧客分析が可能
インサイトで、ユーザーの年齢・性別・アクセスしている時間・人気の記事などを分析することが可能。
・いいねユーザーのリスト化が可能
「いいね」しているユーザーのリストを作成して、リストに対して広告の配信を行うことが可能。
特に難しいことはなく、運用していく中でも便利な機能が搭載されているので、是非Facebookページの作成をオススメします。
Facebookページを作成する際、ページの名前を決める必要があります。
社名やサービス名・コンテンツ名といった名前以外に、媒体名・サイト名・第三者団体の名前の方がFacebookページで投稿したり広告を打ち出すと、クリック率が高い傾向になると言われています。
例として、〇〇事務局・〇〇研究所みたいなページ名が挙げられます。こういった名付けも参考にすべきポイントです。
人名でFacebookページを作成するのは注意が必要です。現状は大丈夫でもアカウント停止される可能性が高いです。
あたかも誰かが呟いているように見えるFacebookページは、運営側から認められていないので、媒体名・サイト名・第三者団体を軸にした名前でFacebookページを運用することをオススメします。
Facebookページが完成したら次は広告(キャンペーン)について基本情報を知っておく必要があります。下記にて解説しているのでぜひご覧ください。
Facebook広告を出稿する際に、大事なのは何でしょうか。
アクセス増加?成約数?もちろんこのようなことも大事です。しかし、広告を出稿する以前にそれぞれの目的や概要をしっかりと押さえておく必要があります。
そういったポイントを理解した上で広告出稿を行わないと、後々ぶつかる壁は多くなります。ここからは、Facebook広告で出稿できる各キャンペーンの目的と概要について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Facebook広告のキャンペーン目的は大きく3種類に分けられます。
認知拡大に目指す「認知」、検討段階にアプローチしていく「検討」、制約や購入、問い合わせなどを促す「コンバージョン」に分けられます。それぞれの目的にあったキャンペーンは複数あります。
・認知:ブランドの認知度アップ・リーチ
・検討:トラフィック・エンゲージメント・アプリのインストール・動画の再生数アップ・リード獲得・メッセージ
・コンバージョン:コンバージョン・製品カタログでの販売・来店数の増加
以上のようにFacebook広告には11個のキャンペーン目的が存在します。中でも主に使用されることが多いキャンペーン目的について詳しくご紹介していきます。
中小企業・店舗・物販・通販・個人事業主の方々が、成約や購入、問い合わせなどのアクションを促す際に使用するキャンペーン目的が「コンバージョン」です。コンバージョンはウェブサイト上でのアクションを促すキャンペーン目的になりますので、注意してください。
コンバージョンに繋がりやすいユーザーだけに最適化して広告を配信することが可能です。
しかし、目的に最適化して広告を配信するため、コンバージョンが少ないアカウント・広告の場合は配信が安定しません。コンバージョンキャンペーンの掲載が可能な枠は「モバイルニュースフィード・デスクトップの右側広告枠・Instagram等」になります。
ウェブサイトへのアクセスを促す際、広告のABテストを行いたい際に使用するキャンペーン目的が「トラフィック」です。サイトにアクセスしやすいユーザー・広告をクリックしやすいユーザーに対して広告を配信していく仕組みになります。トラフィックは配信量が安定しやすく、アクセスを多く集めることが可能です。トラフィックキャンペーンの掲載が可能な枠は「デスクトップニュースフィード・オーディエンスネットワーク・Instagram等」になります。
Facebookに登録しているメールアドレスを取得する際に使用するキャンペーンが「リード獲得」です。Facebookの系列プラットフォームを作成して配信することで、簡単にリードの登録を促すことが可能です。作成したプラットフォームをユーザーがクリックすると、登録しているメールアドレスと名前が勝手に表示されます。そのため、ユーザーは2~3回タップするだけで登録が完了して、広告主は2~3回タップしてもらうだけでメールアドレスを取得できます。
そして、リードに表示される項目は自由にカスタムすることが可能です。
リード獲得キャンペーンの掲載が可能な枠は「モバイルニュースフィード・デスクトップニュースフィード・デスクトップの右側広告枠」になります。
大きく分けて「投稿に対する親密度を向上させる・Facebookページへのいいねを集める・イベントへの参加を増やす」3種類の目的で使用されるのが「エンゲージメント」です。
「Facebookページへのいいねを集める」という目的は、そのページに対するファンを集めたいときでも使用できる広告になります。「イベントへの参加を増やす」という目的で広告を配信すると、「参加予定・興味あり・興味なし」の3種類からタップしてもらうことが可能なので、簡単に参加への可否を取ることができます。その他にもエンゲージメントキャンペーンを使用すると、Facebookページのスコア向上や、ページランク向上にも繋がりやすいです。エンゲージメントキャンペーンの掲載が可能な枠は「モバイルニュースフィード・デスクトップニュースフィード・デスクトップの右側広告枠」になります。
この記事ではFacebook広告の基本構造と各キャンペーンの目的・構造について解説しました。
Facebookで広告を打ち出すことは高い効果を見込める広告手段になりますが、この記事でもお伝えした細部の目的やFacebook広告の構造を必ず事前に知っておく必要があります。ウェマー!ではFacebook広告をうまく活用するために、基本情報から応用編まで解説していますので、ぜひ他の記事もご覧になってください。