一昔前、企業や店舗は集客や認知を広げるためにアクセス数の多いポータルサイトへ広告を出したり、プロモーションを任せていました。
しかし、スマホやタブレットの凄まじい普及によりインターネットやSNSとの距離が人々から近くなった現代において、ポータルサイトのメディアパワーは落ちてきています。
ポータルサイトに頼りきりだった企業や店舗はどうなったのでしょうか?この記事では、ポータルサイト任せにしていた店舗や企業の現状・衰退について解説します。
目次
ポータルサイトとは、美容系、ヘアサロン、ツアー系、ウェディング系などサイトを通じてお店やサービスを閲覧できるサービスサイトのことです。
冒頭でもお伝えした通り、ポータルサイトや専門特化型サイトは近年媒体として力が落ちつつあります。媒体力が低下したことによって、反響が落ち始め広告出稿している企業や店舗の反響が落ち始め、費用対効果を生みづらくなりました。
ポータルサイトに任せっきり・依存していた企業や店舗は自社サイトに力を入れていないところが非常に多いです。
ポータルサイトに写真やテキストを提供することによって、綺麗に媒体側が整えてくれるのでポータルサイト経由で集客が成功していましたが、時代は変わりポータルサイト頼りの企業や店舗の衰退はどんどん進んでいるのが現状です。
ポータルサイトは一時期、とてつもないユーザー数を抱えていましたが、なぜ媒体力が落ちてきているのでしょうか?
その理由としては、多種多様な媒体が乱立し、ユーザーがより自分たちの探している情報に近いものを選ぶ立場となり、加えて求めている情報を探しやすい環境になったことで「一点集中していた媒体からユーザーが分散していった。というのが大きな理由です。
スマホやタブレットの普及により、人々がよりインターネットに身近になって普段の生活に溶け込んでいます。
さらに若年層に関しては、デジタルネイティブ世代と言われており「検索スキル」が自然に身に付けられているのです。
この事で、ユーザー側はポータルサイトにわざわざ頼らなくても欲しい情報をダイレクトに受け取れています。
ポータルサイトなどの媒体力が無くなってきた状況で、これからどのようにすれば良いのか。
それは自分たちの個性や強みを消してまで媒体側の定型枠に合わせるのではなく「自分たちに合ったプロモーション方法」を身に付けることが重要です。
いわゆるポータルサイトやECサイトの決まった定型枠、写真のサイズ、テキスト数、広告文などといった決まったフォーマットに自社の魅力を削ってまで合わせるのではなく、これからは自社にある個性を前面に出したプロモーション方法を選んでいくべきです。
自社に合ったプロモーション方法を身につけると、業者や外注に頼らず完全に自立した状態で仕事を行うことができます。
さらにプロモーションが得意となり、他のビジネスに挑戦する事が可能となり、外注費も抑えられるので利益率がアップします。
外注業者に頼ってホームページやサイトの修正を依頼するたびに料金が発生すると、告知・集客に対して時間や予算を費やせないので、全て外注業者に頼らないで自分自身でプロモーションを行うことが利益率向上だけではなく、コストカットも可能になります。
自社に合ったプロモーション方法を身につけると、同業者・他業者の人をプロモーションスキルで助けることができます。自社のビジネス・商材をどのようにプロモーションしてきたかという経験・ノウハウを同業者に対して教えることができます。そうなるとコンサルフィーなどをいただけるビジネスにも発展することが可能です。
プロモーション方法を身につけることは一見難しそうに見えるので、出来る人・チャレンジする人が少ない分、習得すると市場価値・生涯価値の高いスキルを習得することになります。
WEBマーケティング・WEB広告・WEBマーケティングといった言葉を聞くだけで拒否反応を示す人はまだまだ多いです。つまり、市場規模についてや時流について相談される側は少ないので、そのスキル自体の価値はどんどん高くなります。
クライアントに納品して「終わりの関係」から継続的に互いに成長していけるパートナーになれることも、プロモーションスキルを付けるメリットの1つです。
例えばエンジニアやデザイナーの方など、クライアントから予算をもらって予算内で商品・サービスを納品する。という流れが多いと思います。この時に納品が済めば、クライアントとの関係は一旦終了します。
しかし、プロモーションスキルが身に付いていると単なる業者からビジネスパートナーに変化してさらなる売上が見込める関係になります。商品・サービスを納品するだけではなく、付け加えて拡販・プロモーションを行うことが可能です。
結果、オールインワンで仕事を受けることができるので、継続的なビジネスパートナーとして関係を築き上げられます。
この記事ではポータルサイト任せにしていた店舗や企業の衰退・これから取るべきWEB戦略について解説しました。ここでのポイントは以下です。
・自社ビジネスの集客、自社商材の拡販
・商材・ターゲットの変化に柔軟に対応できる
・他社ビジネスへの貢献ができる
・自分のビジネスに付加価値を付けることができる
プロモーションスキルを持つと高い社会的価値を有する人・会社になれます。今だからこそ、プロモーションスキルを身に付けることを検討してみてください。