インスタグラムやTwitterなどのSNSを活用し、商品・サービスの販売や販促活動をする企業が増えてきましたよね。
SNSは幅広い年代に親しまれており、たくさんの人が利用しているツール。中でも、インスタグラムは動画や写真を活用したものなので、高精度のマーケティングに向いています。
ただ、インスタグラムのビジネスアカウントは運用や広告の出し方などが少し複雑。個人用を作ってから企業用へ切り替えるなど、初めての人は難しく感じがちです。
そこで、
「どうやって作成するの?」
とお悩み中のあなたへ、インスタグラムの企業用ビジネスアカウントの開設方法や注意点をご紹介。辞めるときの削除方法についてもお届けします。
目次
インスタグラムのビジネスアカウントとは、ビジネスに特化した(広告や分析ができる)企業用のアカウントのこと。業種や職種、ビジネスの規模に関わらず、誰でもアカウントが開設できます。
運用には維持費用や初期費用がかからないため、低リスク・低コストで始めることが可能!集客や販促につなげられる機能がたくさんあるので、多くの企業が導入をおこない商品やサービスの宣伝に利用しています。
インスタグラムの機能の中で、ビジネスアカウントだけが利用できるものを3つ紹介しますね。上手に活用できれば、狙っているターゲットへ正確にアプローチできブランド力が高められます。
インスタグラムのビジネスアカウントには、以下の2つが確認できる分析ツール「インサイト」があります。
・フォロワーの属性 → 性別、年齢、地域、男女比 など ・投稿ごとのリアクション → いいね、コメント、インプレッション数 など
分析をすれば、世代ごとのインプレッションや多く閲覧された時間帯が特定可能!広告を出稿するタイミングを的確に割り出すことが可能です。
ビジネスアカウントでは、フォロワー以外の人にも自社商品やサービスが認知してもらえる「広告」が掲載できます。
方法はとても簡単!
1.広告にしたい投稿で宣伝ボタンを選択する 2.「ターゲット」「誘導先」「配信期間・予算」を設定する
広告費用は1$(130円程度)から。どんなお客さまに見てもらいたいのかがしっかり決まっていれば、すぐにアプローチできます。
ビジネスアカウントは、企業用のプロフィールとしてさまざまな営業情報が掲載できます。
例えば、
・住所 ・電話番号 ・サイトURL ・メールアドレス
など。プロフィールを閲覧した人は、問い合わせができたり店舗までの地図として利用できたり。URLからホームページへのアクセスやLINEのお友達登録などもできるので、企業はお客さまとつながるチャンスが増えます。
インスタグラムのアカウントは、大きく分けて「個人用」と「プロ」の2つ。さらに、プロアカウントは「ビジネス」「クリエイター」の2つに分かれます。
企業や店舗が利用するなら「ビジネスアカウント」を作成!ポイントは以下の3点。
・個人用アカウントの作成 ・ビジネスアカウントへ切り替え ・プロフィールの設定
スムーズに始められるように、詳しく紹介しますね。
インスタグラムのアカウントを持っていない場合、まずはじめに個人用アカウントとして作成を進めます。
手順はこちら。
1.スマートフォンアプリをダウンロードして手続きをする 2.メールアドレスまたは電話番号を登録する 3.名前とパスワードを設定する 4.ユーザーネームを設定する
インスタグラムの機能は、ほとんどがスマートフォン向け。パソコンからの作成もできますが、運用のための1台は欠かせないので、かならず準備しておきましょう。
メールアドレスまたは電話番号を登録すると、認証コードが届きます。メールかSMSを確認し、画面に従って手続きを進めてください。
名前の設定は、企業名・店舗名・ブランド名・サービス名がベスト!名前を見た人から「何をしているのか」「投稿を見たら何が得られるのか」がすぐに分かるように工夫しましょう。
名前とは別に、アルファベット・数字・記号だけのユーザーネームも設定します。こちらは、プロフィール画面の最上部に表示され、@から始まります。
ユーザーネームは、そのままアカウントのURLに。
・検索 ・タグ付け ・メンション
など、ほかの人から多く利用される文字列です。
シンプルに、企業名や店舗名をローマ字などに変えるのも良いですが、ちょっとだけ工夫をすればおしゃれ感がアップ!企業のジャンルや創業日などを入れてもOK。アカウントのイメージにぴったりなものを考えてみてくださいね。
作成したアカウントは個人用なので、ビジネスアカウントに切り替えます。
手順はこちら。
1.「プロフィールを編集」または「設定」の「アカウント」から「プロアカウントに切り替える」を選ぶ 2.カテゴリを選択する 3.プロアカウントの種類を選択する 4.連絡先情報を入力する
カテゴリは、おすすめや検索欄のキーワード検索からさまざまなものが見つけられます。いつでも変更できますが、商品やサービスに近いものを選んでおきましょう。
プロアカウントの種類は「ビジネス」を選択。クリエイターはダイレクトメッセージの機能に特化しており、ユーザーとのやり取りがしやすいタイプ。一方、ビジネスはショッピング機能や予約機能が利用でき、幅広いユーザーにアプローチできます。
連絡先の情報は、いつでも変更OK!プロフィールに表示されるので、最新のものを入れて正確に伝えられるように心がけましょう。
ここで、Facebookアカウントを連携することも可能。ビジネス用のアカウントを所有している場合は、いくつかの機能が追加で利用できるので連携するのも良いでしょう。
アカウントの切り替えが終わったら、商品やサービスのアピールにつながるような情報を公開!設定の「プロフィールを編集」から、以下の3つを入力しましょう。
ポイント | |
自己紹介 | ・150文字までのアカウントの紹介文を入力。 ・分かりやすく見やすい文字列に整える。 ・ハッシュタグ付きのワードを入れると検索に引っかかりやすい。 |
プロフィール写真 | ・プロフィール画面、投稿、ストーリー、コメントなどに表示される。 ・ロゴ、商品、マスコットキャラクターなど、企業の看板にふさわしい画像がおすすめ。 |
ウェブサイト | ・自社のホームページなどのリンクを入力。 ・投稿はリンクが機能しないためとても重要。 ・ストーリーの「リンクスタンプ」の共有部分。 |
プロフィールを細かく設定すると、お客さまからの信頼度がアップ!商品やサービスの購入につながりやすくなります。
また、自社のロゴ・キャッチコピー・サイトを載せると商品やサービスのシェアが簡単に。入力したものの意味が画面をぱっと見て分かりやすいように、設定後の見た目にもこだわってみてくださいね。
SNSを活用した自社商品やサービスの販売や販促は、幅広い世代の多くのユーザーが利用しているといった点や開設・運用のしやすさといった点で有効であるといえます。
でも、ただ漠然と始めて行き当たりばったりの運用を続けると、かえってイメージダウンになったり投稿頻度が落ちて放置してしまったり。
開設したアカウントが「もったいない」ことにならないためにも、注意点を押さえておきましょう。
情報を届けたいターゲット層は、見極めが非常に大切。どのSNSを活用するかを考える際、優先して考えるべきポイントです。
それぞれのSNSの利用率は、性別や年代によってある程度違いがあり利用目的にも違いがあります。自社のターゲット層とインスタグラムの利用者層や利用目的が近しいのかを事前に確認しておきましょう。
アカウント作成の目的は明確に。インスタグラム内のいろいろな運用方法から、特にどれを注力すべきかが認識しやすくなります。
例えば、「自社商品やサービスの認知度の向上」ならその紹介を多めに。「ブランドイメージの向上」なら、ふだんの店舗の雰囲気や製造工場の様子を多めに。
しっかりとコンセプトが決まっていれば、投稿内容の統一性が上がり運用している意味がユーザーに伝わりやすくなります。
「業務の一環としてインスタグラムを開設したけれど、運用を終了することになった」 「更新はしているが、費用対効果が見合わなかった」
など、さまざまな理由でインスタグラムの運用を終了!そのままアカウントを残しておくと、更新がないため、興味を持ってフォローしてくれた人にマイナスなイメージを与えかねません。
ただ、1度アカウントを削除をしてしまうと復元や再設定のできないものがいくつかあります。初めて開設する前に知っておき、取り返しのつかないトラブルを防ぎましょう!
インスタグラムのアカウントは、一度削除すると元に戻せません。データは完全に消滅。そのため、削除を実行する前にじっくりと検討しましょう。
「削除はするけど、投稿した写真や動画、送られてきたメッセージなどを保存しておきたい」と考えるときは、アカウントの削除前にバックアップを。写真や動画、プロフィール情報などが保存できます。
削除したアカウントで使用していたユーザーネームは、新規のアカウントでは使えません。そのため、再度運用するときに同じネームを続けて使う可能性があるなら、削除前に変更をしておきましょう。
ただし、ユーザーネームは英数字や記号の順番が違うだけでも設定が可能。次にそなえて、いくつかパターンを考えておくと良いかもしれませんね。
「もう運用しないから削除しようと考えてたけど、また再開したくなったらどうしよう?」
と思う場合もあるでしょう。
もし、少しでもアカウントの運用を復帰させる可能性があるなら削除ではなく一時停止をすればOK!今までの投稿やプロフィールが非表示になり、アカウントを削除したときとほとんど同じ状態にできます。
一時停止させたアカウントは、再度ログインをすれば運用が再開されます。投稿内容やフォロー先など、前と変わることなく利用できますよ。
インスタグラムの企業用ビジネスアカウントの特徴や作成方法、開設時・削除時の注意点について紹介しました。
インスタグラムのビジネスアカウントは、自社商品やサービスの販売・販促などに適した機能がたくさん。個人アカウントよりも効率的な運用が可能です。
この記事を参考にすれば、慣れていない人でも簡単にビジネスアカウントが開設できるはず!
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