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360度動画がマーケティングに効果的って本当?5つの成功事例も紹介

360度動画 マーケティング事例 Burberry

オンライン上で現実空間の疑似体験ができる360度動画。
この360度動画が、さまざまな業界のマーケティングで有効活用されているのを知っていますか?

 

「競合と差別化できる施策を構築したい」
「360度動画は知っているけど、具体的な活用方法はわからない…」
「時代の流れに乗り遅れたくない」

 

こんなお悩みを持っている人に向けて、本記事では、360度動画の活用方法や5つの成功事例を紹介します。
ぜひ記事を読み進めて、デジタル技術の知識をアップデートしましょう!

360度動画とは?

360度動画とは、360度カメラで空間全体をスキャンし、現実空間をそのままオンライン上に表現したものです。
画質の高さや、動画内コンテンツの充実度から、多くの注目を集めています。

360度動画といっても、これまでの動画に近いものや、3Dモデルと呼ばれる立体図を生成するものなどさまざまな種類があります。
思い出を残すための趣味活用なのか、マネタイズを狙ったビジネス活用なのかなど、目的に合わせて使用する技術を選びます。

360度動画をマーケティングで活用する方法

360度動画をどのようにマーケティングで活用するのか、その代表的なシーンを紹介します。

リアルな疑似体験でユーザー興味を獲得

360度動画では、空間の「すべて」をバーチャル上に表現するため、まるでその場にいるかのような疑似体験をユーザーに届けられます。
静止画や動画に比べて「リアル感」が増しているため、施設の詳細情報や臨場感までイメージが膨らみます。
たとえば、引っ越しの際にオンラインで内見するとします。その際に、部屋の一部のみが写真で掲載されているよりも、360度動画で物件の導線や空間全体などすべてを閲覧できる方が実際に住むイメージが湧きやすいのではないでしょうか。

今後、デジタル技術がさらに発展することで、映像のクオリティーはいっそう高まることが予想されます。

接客・商談を自動化

360度動画内には、施設や商品などコンテンツの説明情報を追加できます。
そのため、スタッフが対応せずとも、360度動画内において自動でセールスできるようになります。

実店舗では、スタッフの人員が限られているため、来客全員に十分な接客ができないケースもあります。動画内に説明情報を掲載することで、動画を閲覧したユーザー全員が100%の商品情報を閲覧でき、購入を検討できます。
さまざまな業界において、接客・商談は重要な業務フローであり、360度動画を導入することで、ビジネスモデル全体を見直すきっかけにもなるでしょう。

新たな購買体験を実現

360度動画(バーチャルショップ)は「手軽さ」と「ワクワク感」の両方を実現する新たな購買体験を実現します。

これまでは、オンライン上でのショピングといえばECサイトが主流でした。
ECサイトは、すぐに商品までアクセスできる手軽さや便利さが魅力である一方で、ショッピングのエンターテイメント性には欠けてしまいます。

360度動画では、店舗の雰囲気を味わえるだけでなく、CGなどオンラインだからこそ実現できるコンテンツを楽しみながら買い物できるようになります。

360度動画のマーケティング活用事例5選

360度動画が、どのようにマーケティングで活用されているのか実際の事例を5つ紹介します。事例を参考に、自社ではどのように活かせるかイメージしながら読み進めてみてください。

国立科学博物館

360度動画 マーケティング事例 国立科学博物館

日本最大級の博物館である「国立科学博物館」がバーチャル化した360動画が登場。
「かはくVR」というタイトルで運営されており、お家でいつでも楽しめるのが魅力です。

かはくVRの360度動画は、公開から1ヶ月で100万プレビューを記録しており、多くのユーザーの興味を獲得しています。
パンデミック下でも、世界中に展示や博物館自体の魅力を発信できるので、今後の感染症対策としても活用できます。

(引用)
https://my.matterport.com/show/?m=ZNnsAbjk471
https://advalay.jp/681/

山本工務店

  山本工務店が運営するONLY YOU HOMEでは、物件の360度動画が公開されています。

ONLY YOU HOMEは、Instagramを運営しておりフォロワーは10万超えの人気アカウント。SNSや360度動画など、オンライン集客・PRを充実させているため、営業活動なしで案件を獲得しています。

また、オンライン商談時には、顧客にモデルハウスの360度動画を画面共有しながら、内見を進めており、動画のクオリティーの高さに驚く顧客も多いといいます。

時代の流れに合わせて施策を講じることで、これまでにない新たなビジネスモデルを実現でき、売上にもつなげられます。

(引用)
https://www.ykoumuten.com/works/32229

ナガシマリゾート


三重県にあるテーマパーク「ナガシマリゾート」でも、360度動画がYouTubeで公開されています。
動画の内容は、パーク内にあるジェットコースターに乗っている360度動画を体験できるというもの。

動画を見ているだけでスリルを味わえるため、ジェットコースター好きは現地に行って実際にジェットコースターに乗りたくなってしまう人も多いのではないでしょうか。
360度動画を活用することで、オンライン上のサービス体験を充実させるだけでなく、現地へ足を運ぶ顧客を増やす効果もあります。

(引用)
https://youtu.be/Ih7KFeIVH5I

Burberry

360度動画 マーケティング事例 Burberry

人気アパレルブランド「Burberry」でもバーチャルショップとして360度動画を活用しています。
各商品に、詳細説明が記載されているので、自分のペースで心行くまでショッピングを楽しめます。

動画内には、女優の池田エライザさんを起用しており、彼女のInstagramでもバーチャルショップがPRされています。インフルエンサーによるPRは、通常の広告に比べて広告感を抑えられるので、多くのユーザーが嫌悪感なくバーチャルショップに訪れることが期待できます。

(引用)
https://jp.burberry.com/burberry-ginza-virtual-pop-up/

YOASOBI


幅広い世代から圧倒的な人気を獲得している天才アーティスト「YOASOBI」。

2020年にリリースされた、恋愛系の楽曲「たぶん」のティーザー映像に360度動画が採用されています。

動画内では、恋人が去ってしまった後の虚しさあふれる一室を360度視点で見回せるようになっています。楽曲に登場する主人公の境遇を一緒に体験できるため、ストーリーに入り込んで音楽を楽しめます。

圧倒的な「没入感」で、一般的なMVとは一味違う魅力を生み出しており、高い話題性も期待できます。

(引用)
https://www.youtube.com/watch?v=3n2YV2TPxdw

360度動画の制作ツール3選

360度動画を制作できる代表的なツールは、次の3つです。

  • THETA
  • Matterport
  • iPhone

    それぞれの特徴を見ていきましょう。

THETA

360度カメラと言えば、THETAを思い浮かべる人も珍しくありません。
カメラのサイズも小さく、費用も比較的安いため、手軽に動画を撮影できるメリットがあります。

今回の事例で紹介したジェットコースターの搭乗動画や、ウィンタースポーツなど激しい動きのあるシーンで活躍します。
(引用:https://onl.tw/XcXaSw7)

Matterport

Matterport(マーターポート)も、360度動画の制作ツールとして代表的なものの一つです。
Matterportの特徴は、カメラで空間をスキャンすると、美しい3Dモデルを制作してくれる点です。本記事で紹介した「国立科学博物館」「山本工務店」「Burberry」の3つの事例はMatterportで制作されています。

Matterportで制作される3Dモデルには、画像・動画やECサイトの埋め込みができるため、汎用性が高くビジネスシーンでの活用が多く見られます。

iPhone

iPhoneでも、360度動画の撮影ができます。
撮影方法は、専用のアプリケーションを使用して空間をスキャンするだけなので、だれでも手軽に撮影できます。

初期費用がかからない分、画質のクオリティーやMatterportのような正確な3Dモデルを制作できないという点には注意が必要です。
お試しで360度動画を作ってみたい人におすすめの制作ツールと言えます。

まとめ

360度動画は、さまざまな業界で効果的なマーケティングツールとして活用されています。
360度動画で情報を発信するメリットは、オンライン上の顧客体験を充実させるだけでなく、オフライン(現実空間)の商品やサービスの価値を世界中に発信できることです。

特に、飲食店や小売りなど店舗ビジネスでは、360度動画をGoogleストリートビューへ埋め込むことでMEO対策にもつながります。また、美術館や工場、観光施設など施設を見学できる業界とも相性がよく、オンライン上でリアルな没入体験を提供できます。

今回紹介した事例以外にも、斬新なアイデアと技術の進歩によって、今後も新たな活用方法が生まれるのではないでしょうか。新しい技術やサービスに飛び込むのは勇気がいりますが、競合や時代に遅れを取らないためにも、常に現状をアップデートすることが重要です。

【会社概要】
会社名: 株式会社ウィニングフィールド
代表 : 代表取締役 勝原 潤
所在地: 〒248-0012 神奈川県鎌倉市御成町11-2 ヤノヤビル2階
HP  : https://winningfield.net/

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