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バーチャルコミュニケーション「メタバース」ビジネスミーティングはこう変わる

最近、何かと話題になる「メタバース」。主にネット上に構築された、現実世界とは異なるバーチャル空間や、そこで行われるサービスを指します。

 

昨年末にはFacebookが社名を「Meta(メタ)」に変更するなど、今後新たなバーチャルコミュニケーションツールとしての期待が高まっていますよね。

 

しかし名前こそ聞いたことがあるものの、実際的なビジネスシーンでの活用を想像できている人がどれほどいるでしょうか?

 

もしかすると、ゲームやエンターテインメント業界だけで発展するものと考えている人も多いかもしれません。

 

そんな中で、メタバースを用いたセミナーを積極的に行いつつ、メタバースによる新規事業の立案や、ファシリテータ育成講座などを行う企業も登場しています。

 

株式会社enmonoがその一つです。

株式会社enmono
VRやマインドフルネスを通じた対話から、自社製品開発・イノベーション創発する、「True Innovation®」理論を基盤とした自社製品開発支援・イノベーション創出支援事業を展開。

今回はそんな同社の代表取締役を務める三木康司さんをお招きし、実際にメタバース空間を体験させていただきながら、ビジネスにおける発展性に関してお話をお伺いします。

ビデオ会議と何が違う?
メタバースだからこそ可能になる会議への没入感

ウェマー‼️編集部
本日はよろしくお願いします!早速ですが、御社ではメタバース内で様々なセミナーを実施されておられますが、導入に至った経緯をお聞かせいただけますでしょうか?
三木代表
元々弊社では、マインドフルネスを活用したイノベーション経営手法「zenschool」を提供していました。
これは私自身が「心のケア」と「新事業のアイディア」に関して坐禅を通して着想した経験をもとにしており、2016年1月には「ガイアの夜明け」で特集されるなど好評をいただいていました。


三木代表
その後は北鎌倉の建長寺にて、日本初の国際マインドフルネスカンファレンス「Zen2.0」を共同で主宰しました。
現在ではオランダのアムステルダム・鎌倉・米国サンフランシスコとつないだ、世界最大の禅とマインドフルネスの国際カンファレンスへと成長しています。
ただ皆様もご存知の通り、近年はコロナ渦ということもあり、対面で複数人が集まるセミナーやカンファレンスは開催できない…
その解決手法として取り入れたのが「メタバース」でした。

ウェマー‼️編集部
オンラインでのイベントというと、Zoomなどのビデオ会議ツールを使用して行われるケースが多いかと思いますが、どこが異なるのでしょうか?
三木代表
ビデオ会議ツールを用いたオンラインミーティングでも、確かに場所に縛られずに打ち合わせ自体は行えます。
ただ、それがオフラインよりも優れていると感じたことのある方は少ないのではないでしょうか?
それぞれが画面を見ながら会話していると、やはりオフラインで面と向かって会議をしているときのようなマインドにはなりにくい

三木代表
活発な意見交換や、確信的なアイディアが飛び出して欲しい会議において、本質からかけ離れた“事務的な打ち合わせ”だけが行われてしまうケースが後を経ちません。一方でメタバースの没入感は、ビデオ会議のそれとは一線を画します

三木代表
専用のヘッドセットを装着した状態では、実際にその場にメンバーが集まっているかのような感覚で会議を行うことが可能です。
同じ空間で、同じ資料を共有しながら、隣を向けばそこに別のメンバーがいる感覚。この没入感は、画面越しにコミュニケーションを行うビデオ会議とは、全く異なるものです。

もはやオフラインより優れている?
メタバース空間での最先端会議事情

ウェマー‼️編集部
場所を選ばず、限りなくオフラインに近いコミュニケーションが可能ということですね!

三木代表
それももちろんですが、もはやオフラインよりも優れていると感じています
例えば3Dスキャンされた対象物をそこにアップロードすれば、それを掴み、回転させながら、目の前で共有することが可能
これは製造業やプロダクトデザインの現場であれば、その場の全員で確認しながら意見出しを行える機会になります。

三木代表
また異なる言語同士で会話していても、即座に頭上に翻訳された言葉を表示させる機能も登場しています。
海外との取引が多い企業では、通訳や英語の話せる社員いらずでコミュニケーションが取れるため重宝するのではないでしょうか?
ウェマー‼️編集部
現実世界よりも、オンライン上であるからこそ、様々な機能的なメリットを享受できるというわけですね。

三木代表
メタバースの活用となると、ゲームやエンタメ業界での発展が真っ先に想像されがちですが、私はあらゆる企業が取り入れる価値のあるコミュニケーションツールであることを確信しています。

実際にメタバースを体験させていただきました!


ここまでメタバースのお話をお伺いしてきましたが、最後に実際にそれを体験させていただきました!

三木代表
それではいきますね!準備は良いですか?


ウェマー‼️編集部
はい、よろしくお願いいたします!

専用のヘッドセットを装着して、眼前に広がるのは——

 







 

ウェマー‼️編集部
え、由比ヶ浜に建物が建っています!

三木代表
由比ヶ浜のデータを読み込みつつ、そこに「メタバース村役場」を建設しています。会議をしたり、さまざまなコミュニケーションが取れる場として活用しているんです。

早速建物の中に入ってみると、本当にその場所にいるかのように、景色が様変わりしていきます。

ウェマー‼️編集部
これはすごいロケーションですね、本当にその場にいるような感覚です…!この景色を共有しながら会話をするのは、まるで合宿ですね

三木代表
そうなんです。現実世界では会議室にこもってしまうわけですが、メタバース空間であれば、こんな発想が豊かになりそうなロケーションで打ち合わせなどもできるんですよ。

自分が右を向くと、それに連動して景色が変わっていきます。

その光景を、外野から見るとこんな感じ。
壁を向いていますが、体験者には由比ヶ浜の壮大な海が広がっています。

 

この没入感は体感した者にしかわからないですが、ビデオ会議とは大違いです。

ウェマー‼️編集部
初めての体験なのですが、本当にその場にいるような感覚になるのですね。この場で仕事ができるとなると、これまでの固定観念が全て崩れていきそうです。

三木代表
いかがでしたか?この体験を、ゲームやエンターテイメントの世界だけの発展にとどめておくのはもったいないと感じますよね。

まとめ:「メタバース」今後の発展に期待!

いかがでしたか?

 

今回株式会社enmono代表・三木康司さんに、メタバースに関してお話をお伺いしてきました。

 

リモートワークが当たり前になりつつある昨今。
今後主流なプラットフォームとして、「メタバース空間」が「ビデオ会議」などを代替する未来も、そう遠くないかもしれません。

 

三木さんがおっしゃるように、参加者の没入感は凄まじく、本当にその場に集まっているかのような感覚です。

 

さらにCADで製作した「3Dモデル」をその場で共有したり、
同時翻訳機能などを駆使すれば、あらゆる業界の“会議”の概念が変わっていくことでしょう!

 

本日取材にご協力いただいた株式会社enmonoでは、
そんな「メタバース」の体験会やコンサルティングも行なっているとのこと。

 

少しでも気になった方は、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか?

 

詳細はこちらから

 

取材協力:
株式会社enmono(エンモノ) / enmonoCo.Ltd.(英文表記)
〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座4-5-25

ライタープロフィール

イシカワ
イシカワ
横浜市出身。気がつけばライター歴10年のフリーライター。得意ジャンルは取材記事、マーケティング、その他諸々。いつもお酒を飲んでいるので、酔っ払っているのか、シラフなのかわかりづらい。まじめな記事も、ふざけた記事も、どんとこい。

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