WEBマーケティングにおいて、よく耳にする「SEO対策」
SEOとは何なのか、なぜ必要なのか。意外と知られてないSEOの基本的な情報や技術を、この記事でご紹介していきます。
目次
「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」という意味になります。
わかりやすくすると、GoogleやYahooなどの検索エンジン(検索サイト)の中で、特定のキーワードで検索された際に、上位にWEBサイトを表示させたり露出させたりする為の対策です。
一般的に、WEBサイトへの訪問の大半は、検索サイトから何かしらのキーワードを入力し、その検索結果に表示されたサイトへ訪れます。
ネットショップや、WEBサイトを活用したサービスで収益を上げたり、集客を得たい場合、アクセス数を伸ばす事によって収益に比例する事が多く、検索された時の順位表示の中で上位に位置させるためのSEO対策は、非常に重要な役割を担う対策となります。
SEO対策の施策は多岐にわたり様々な方法がありますが、Googleのアルゴリズムの中で数百種類以上の項目をもとに検索ページの順位決定が行われていると言われています。
その多くの項目を大きく分けると「内部」「外部」という2つのジャンルに分かれるので、
内部対策・外部対策それぞれの事について解説していきます。
WEBサイトの中で、SEO対策の調整を行う施策がSEO内部対策です。
内部の対策でも数種類あります。代表的な内部施策手段を紹介します。
まず基本となってくるのが、WEBサイト内のコンテンツ(記事など)です。
このコンテンツの質が高い事が基本であり最も重要となってくるポイントと言えます。
後に説明する外部のSEO対策についても同様ですが、Googleもユーザーもコンテンツの質を求めて良いサイトか、そうでないかを判断します。
キーワードについて必要な情報や、正確な情報をしっかりとコンテンツに組み込まれる事で評価されます。
当たり前のことですが、キーワードをただ多く入れていくだけでは全く意味がないのでユーザーにとって有益な情報を発信できているかを確認しておきましょう。
hタグは、記事内の見出しに使用するタグの事で現段階ではh1~h6まであります。
hの次にくる数字が、どのような意味があるのかを分かりやすくお伝えします。
・h1=記事の大見出し(タイトル)
・h2=記事内の中見出し
・h3=h2に対する小見出し
のように上から順に見出しの大きさが変わってくる構造で、h1に関しては狙っているキーワードを含める事によって検索順位に関わってきます。
h2やh3もキーワードや関連したキーワードを盛り込んでいくと、より効果的です。
ちなみにh1に関しては、競合サイト(他記事)と重複をさせないように気をつけてください。
titleタグはページや記事毎に設定する必要があるタグで「~~の事について書いてありますよ」という事を示す、そのページや記事の題となるタグです。
このtitleタグは、出来るだけ他のページと重複を避ける事をオススメします。
Googleにもユーザーにも、何について書いてあるかを分かりやすくする為の設定なので、SEOの施策において大切なポイントです。
サイトマップ(sitemap.xml)とは、名前の通りサイト全体の構成を地図のように記載しているページの事で、サイトマップを設置することによりサイトの構造をGoogleに的確に伝えてくれる役割を担ってくれます。
その結果、インデックスの優先度を伝えることができ、素早く的確にGoogleに評価されやすくなり、加えて新しく追加したコンテンツが評価されるスピードも上がります。
運営しているサイトのコンテンツ内に競合サイト・他サイトが記載している内容をコピーしたものがあれば、Googleは「コピーコンテンツ」と判断しあなたのサイトへペナルティを下す事があります。
しかし、このインターネット社会では国内だけでも無数のサイトが存在し、どのサイトとも似ていない内容のコンテンツを作成することは難しい場合もあります。
その事から、ただ内容やニュアンスが似ているという程度ではペナルティは発生しません。
ただし、文章をそのままコピーして貼り付けたようなコンテンツではペナルティを課される可能性が高くなるので、ライター含めた制作者独自の言葉と内容でコンテンツを制作することがポイントと言えます。
外部対策とは、いわゆる「被リンク」の事を指している意味です。SEO対策に非常に重要な要素となる外部対策について解説します。
個人の方が運営しているブログを含めたWEB上にある記事で、参考になるような記事であれば、その記事のURLリンクを貼り付けて紹介していたりする記事を見かけた事はあると思います。
こういったリンクはSEO対策において非常に良い評価の対象となります。 話を噛み砕くと、「紹介したいと思われるコンテンツ作りがポイント」となるわけです。
ただここで注意点があります。以前はどういったリンクでも紹介される数が多ければ簡単に上位表示させる事が出来ていましたが、現在のSEO対策では「リンクの質」も大きく影響してくるようになりました。
自作自演のリンクや関連性のない記事からのリンクは、かえって評価されず上位表示をさせる事が難しいので、注意してください。
上記でもお伝えした通り、ただ単に数だけの被リンクを増やすだけではほぼ無意味です。
そこで施策として重要なのが、関連性の高い内容を扱っているサイトや記事とリンクを設定してもらうことです。
質の高いコンテンツとのリンクを増やす事が外部SEOでの最適な対策となります。
リンクを増やす方法手段として、SNSを活用することは意外と重要です。
当然の事ながら、その際にも無関係なコンテンツを扱っているサイトからリンク設定をされても効果はありませんが、コンテンツがSNSで拡散し、関係のある内容を扱われているサイトからの被リンクが増えれば効果は高いと言えます。
以上の事を踏まえると、SNSをきっかけとしたリンク増加は手段として有効と考えられます。
国内でも検索サイトはGoogleがシェアを占めているので、Googleの事を考えて対策を行えば問題ありません。
Googleにはアルゴリズムというシステムで、そのサイトが検索したユーザーにとって価値のあるサイトがどうかを判断し、WEBサイト毎に選別してくれます。その中でユーザーにとって有益な情報を発信していると判断されれば、検索結果ページの上位に表示してくれる。という仕組みです。
SEO対策を行った場合、アクセス数やユーザーの行動にどれだけの効果があるかを考えていく必要があります。
近年、パソコンだけではなくスマホやタブレットの普及率も大幅に上がり、人々が日々インターネットで検索する事が日常となっており、インターネットユーザーへサービスや商品の魅力をアプローチするにはSEO対策をして、上位表示をさせる事ができれば非常に良い方法です。
インターネットユーザーへのアプローチだけではなく、検索されたキーワードに対して解決を求めているので決定意思の高いユーザーを取り込められる為、より一層高い集客力を見込める施策です。
上記でもお伝えした通り、検索されたキーワードに対して自社のWEBサイトを表示させる事が出来れば、非常に効果的な集客方法に繋がると紹介しましが、その効果的で効率の良いSEO対策は費用対効果も優れています。
他の広告と違い、記事の制作していく人件費以外に費用はかかりません。
バナー広告やテキスト広告は、広告を出していく限り永続的に広告を支払わなければいけませんが、自社で運営するWEBサイトはサイトを公開している限り「一つの広告塔」としてインターネットの中で働いてくれるので、WEB上で常に働いてくれるという事も考えられサイトの資産ともなります。
SEO対策は、WEBマーケティングの中で非常に優れた施策です。
効果や、費用を考えても今のインターネット社会ではWEBサイトの必須施策とも言えます。
ユーザーにとってどれだけ有益な情報を発信できるかの戦略を練り、対策をとってみてはいかがでしょうか?