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レスポンシブ広告とは?メリットや注意点、仕組みまで解説します!

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近年ではPCやタブレット、スマホといったあらゆるデバイスがあります。デバイスが多様化するなか、ネット広告にも対応するようにデバイスやサイトによって、広告の大きさや形式が異なるようになっています。

広告を出そうとしている企業は、さまざまな広告の大きさや形式に多くのコストが必要となります。そこに一つの救世主として現れたのが、レスポンシブ広告です。

レスポンシブ広告は、端的に説明すると複数のアセットから機械学習によって効率的な配信を可能とする広告タイプです。

今回は、レスポンシブ広告のメリットや注意点、仕組みについて解説します。

レスポンシブ広告とは

レスポンシブ広告とは、PCやスマホなどのデバイスやサイトによって表示される広告のサイズやフォーマットを自動的に調整し、広告掲載面にぴったり合わせて広告を配信する広告タイプのことです。

必要となるのは、アセット(「画像」「広告見出し」「ロゴ」「広告文」)を登録するだけで完成。掲載サイトやデバイスの広告掲載面にあわせて、自動で様々な形で広告を配信してくれます。

バナーを全サイズ用意する必要もないため、時間とコストを削減できる広告です。

検索広告において一番の難点であったテキストのみのテキスト広告が訴求率減少に繋がっていたが、レスポンシブ広告が普及されるようになると、画像のみならず動画でも広告として掲載することができるようになった。

レスポンシブ広告の種類

レスポンシブ広告の代表的なアドネットワークは、「GDN」と「YDN」の2つです。

GDNとYDNは、それぞれGoogleとYahoo!のサービスおよびディスプレイネットワークに提携しているパートナーサイトに広告が表示されます。

Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)

GDNとは、Google ディスプレイ ネットワークの略のことです。検索エンジンのGoogleから広告が配信される仕組みになります。配信先には、ライブドアや教えてgooなどのパートナーサイトからGoogleが提供するYouTubeやGmailに広告が掲載されます。

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)

YDNとは、Yahoo!ディスプレイアドネットワークの略のことです。検索エンジンのYahoo!から広告が配信される仕組みになります。配信先には、自社サイトを中心としたYahoo!ニュースやYahoo!知恵袋、パートナーサイトにはNaverまとめやexciteに広告が掲載されます。

どちらとも自社サービスがメインになりますが、PVやUU数の高いパートナーサイトに広告を表示することが可能です。それぞれのユーザー層が異なるため、ターゲティングに合わせて使い分けることをおすすめになります。

レスポンシブ広告のメリット

レスポンシブ広告のメリットは、用意したアセットを登録するだけで、自動にディスプレイネットワークの広告が作成され、AI(機械学習)によって最適な広告が表示されます。

標準のディスプレイキャンペーン以外にも手間と時間をかけずに、多くのユーザーにアプローチし、新たなコンバージョンを獲得できるスマート ディスプレイ キャンペーンを活用することが可能です。

主なレスポンシブ広告のメリットは以下の通りです。

様々な配信先に広告がつく

複数のアセットをアップロードすることにより、利用可能な広告スペースを自動で調整され、掲載されます。例えば、あるサイトではバナー広告になれば、別のサイトではテキスト広告として表示されるメリットがあります。

さらに動画形式で広告すると、リーチが最大化され、パフォーマンス向上が見込まれるとされています。

広告の最適化

たくさんのアセットを用意することで機械学習モデルが過去のパフォーマンス履歴からの予測に基づいて最適なアセットを組み合わせ、よりパフォーマンスが向上した広告ができます。

制作工程の削減

レスポンシブ広告の大きなメリットのひとつである機械学習による最適な広告の選別が、他の広告で必要となった工程を削減することができます。さらにレスポンシブ広告のアップデートにより労力の削減が見込まれるでしょう。

動的リマーケティングと併用

キャンペーンにフェードをつけることで、レスポンシブ広告に動的リマーケティングを利用できます。動的リマーケティングを利用することにより、個々人に向けてカスタマイズされたコンテンツが表示されるようになります。そして。静的フォーマット(画像)と動的フォーマット(動画)の両方で広告を表示されることが可能となり、ユーザーにあわせた広告を作れます。

レスポンシブ広告の注意点

レスポンシブ広告で注意する点は、2つあります。「広告見出しを数パターン用意すること」と「見出し・説明文を最低限以上用意すること」です。

どちらともレスポンシブ広告の特徴である機械学習の弊害になるため、注意する必要があります。

広告見出しはいくつかのパターンを作成

レスポンシブ広告では、何パターンかの広告を作れますが、見出しが少なくなると、最適化した広告が作りづらくなります。なるべく訴求する点や似たような見出しにしないようにしましょう。

見出し・説明文をいくつか用意

アセット時には、見出しは最低でも3つ以上、説明文は4つ以上を用意する必要があります。機械学習がうまく機能されないため、レスポンシブ広告のメリットを活かせきれません。効果をより高めるために、最低限の個数を用意し、なるべく多くのパターンを予想しておきましょう。

「レスポンシブ広告」まとめ

レスポンシブ広告について理解いただけたでしょうか。メリットや注意点、仕組みについてご紹介させていただきましたが、広告出稿のハードルは下がったでしょう。複数のアセットを登録するだけで、Googleの機械学習によってたくさんのターゲットにむけた最適の広告を作成することができます。今後もGoogle広告の自動化や機械学習が発展することで、広告の最適化も進むでしょう。

ライタープロフィール

勝原 潤
勝原 潤株式会社ウィニングフィールド 代表取締役
富山県出身。通信機器の販売代理店~エンタメ・雑誌・広告業界~外資系広告代理店のデジタルマーケティング部を経て起業に至る。現在は中小企業・店舗、物販通販事業者、個人事業主を中心にWebの広告運用代行事業やWebコンサルティングとWebマーケター養成講座の開講、動画コンテンツ販売などを展開中。

<認定資格>
Yahoo!リスティング広告認定プロフェッショナル
Google Partner(Google AdWords 認定資格)
Googleインドアビューセールスパートナー

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