日本で「LINE」を使っていないという人はほとんどいないほど、LINEはインフラ同様なアプリといえるでしょう。そんなLINEを活用してビジネスに取り入れる企業が年々増えてきています。
そこで今回はLINE公式アカウントの具体的なサービス内容や料金プランを解説。
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LINE公式アカウントは、企業や店舗のLINEアカウントを開設できるサービスのことです。日本国内では約300万以上のアカウントがあり、中小企業から大企業、店舗まで業種や企業規模に問わず多種多様な企業に活用されています。
国内シェアトップクラスのユーザー数を誇っており、月間利用者は8200万人以上がLINEを利用し、約86%のユーザーが毎日LINEを利用。
LINE公式アカウントは2019年4月まで、中小企業・店舗向けの「LINE@(アット)」と区別されていましたが、完全統合する形となり、「LINE公式アカウント」となりました。
これまでLINE公式アカウントは、月額基本料が250万円と高額な費用を要するため、中小企業や大企業の店舗がサービスとして活用できない状況でした。
でしたが、今回の統合により、LINE公式アカウントがLINE@同様に無料で使用することができ、これまでLINE@で使用できなかった機能も使えるようになったのです。
LINE公式アカウントで主に活用されるサービスは、8種類あります。
友達追加したユーザーに対して、メッセージを送信する機能です。定期的な情報やキャンペーンのお知らせを配信することができます。またアカウントの友達の中から特定のターゲットに配信できる「ターゲティLINE公式アカウント(旧:ラインアット)とは【サービスから料金まで解説】ングメッセージ」もあります。ターゲットとするユーザーが100人以上必要となり、特定のユーザーに向けて特定の情報またはメッセージを送信することはマーケティングとして有効的な効果が得られます。
タイムライン投稿は、一般ユーザーにも機能としてありますが、企業も同様に投稿が可能です。投稿した内容には、いいねやシャアもできるので、追加された友達以外にも認知されます。
チャットとは、メッセージを通じてユーザーとコミュニケーションをとれる機能です。LINE公式アカウントでは、「1:1チャット」「グループチャット」「Messaging API」が利用できます。1:1チャットでは1ユーザーと企業がコミュニケーションを図れるチャットのことで、その反対が、友達全員または特定の友達にむけてコミュニケーションを図るのがグループチャットです。最後にMessaging APIは、ユーザーが企業に対してチャットした際、自動で返答する機能のことをいいます。
ショップカードとは、オンライン通販または実店舗で商品購入やサービス利用⋅来店などのインセンティブとして、LINE上でポイントを発行⋅管理できる機能です。ショップカードの利点は、紙面でもらう事物のカードと違い、コスト削減と受け取ってもらえない負担が減ります。デジタル上で完結するため、ポイントカード等で発生する問題解決や統計管理、収納機能によって、リピーター獲得を効率的に可能にします。
分析とは、1日毎の友達追加数やブロック数などの統計情報を確認し、分析することができる機能です。LINE公式アカウント内の機能を活用し、活用法によって友達の増減が可視化することができ、今後の活用に役立てます。
決済とは、自社のオンラインサイトで商品購入した際、顧客の支払いをLINE経由で行える機能です。LINE Payからクレジットカード、請求書のいずれかを利用することが可能で、プラン内容によって月額の支払額が変わります。
友だち追加広告とは、LINEに広告を掲載してLINE公式アカウントの友だち追加を促進させることができます。配信先は性別や年齢、エリア、興味関心から広告を掲載されるため、よりニーズに適した友だちを増加させることが可能です。
クーポンとは、企業のメッセージや広告で掲載することができる機能です。クーポンの使用数は、LINEよりもユーザー数が多いFacebookの2倍以上が使われているとされています。
また抽選は、広告またはメッセージ等で掲載することができる機能で、当選落選でクーポンやLINEポイントを配布することが可能です。
LINE公式アカウントの料金プランは、「フリープラン」「ライトプラン」「スタンダードプラン」の3つになります。
フリーライトプランでは、月額料金は無料と中小企業や個人経営者がよく使われています。また無料で送信できるメッセージは月に1000通までと限られています。追加でメッセージも送れないため、お試しに活用してみたい人におすすめです。
ライトプランでは、月額料金5000円から無料メッセージ15000通、送信できるプランです。大企業の店舗や中小企業でフリープランでは物足りない向けのプランになっています。
スタンダードプランでは、月額15000円から始めることができ、無料で送信できるメッセージは45000通となっています。多くのユーザーにリーチや獲得に向いているプランです。
LINE公式アカウントの解説を理解していただけましたか。日本人の8割近くが利用しているLINEですが、ビジネスとしても効果的な結果をもたらします。生活の一部として多くのユーザーが利用する中で、企業が一般ユーザーにつながることは、他のサイトでは容易ではありません。そんなとき、LINE公式アカウントを試してみてはいかがでしょうか。