マーケティングにおいて、基本でありながら超重要な「潜在層」と「健在層」の概念。
今回はその違いと、それぞれに最適な広告手法について解説していきます。
これからマーケティングを勉強しようとされている初心者の方にもわかりやすくご説明しますので、ぜひ最後までお読みください。
潜在層とは、何らかの欲求や悩みがあり、特定のジャンルのニーズはあるものの、まだ具体的な商品はイメージできていない層を指します。
一方で健在層とは、自身の悩みが明確になっており、それを解決するために最適な方法を探している層のことを指します。
この悩みという部分が、マーケティングにおいては一番重要なポイントで、ユーザーの行動を決定づける要因になります。
そのために必要なのが、ユーザーの熱量の引き上げです。
つまり、潜在層には解消されることで得られるベネフィット、逆に健在層には自社サービスだからこそのメリットを、それぞれ知識という形で提供してあげることで熱量を引き上げてあげることができます。
健在層と潜在層はそれぞれアプローチする方法が異なるので、今回はウェブ広告施策に一例を絞って詳しく解説していきたいと思います。
潜在層へ有効な広告策としては、SNS広告やYouTube広告、GDNというバナーや動画を使った広告など、認知を広げるような広告が向いているといえるでしょう。
何か具体的な行動を取るにはまだ至らないからこそ、よりたくさんの人に自身のビジネスを知ってもらうような知識をユーザーに提供することで、最低限どの熱量の引き上げを行う必要があります。
そのため先ほどご紹介した広告に合わせて、無料トライアルやメルマガ登録などの熱量が低くても魅力を感じてもらいやすいゴールを設定した上で、その先に本来販売したいものを設定するという方法がおすすめです。
健在層にはリスティング広告が最も効果的だといえます。
悩みが明確になっている状態で、自分から情報を収集している人は主に検索から情報の収集を行っています。
その際のタイミングでこちらから情報を提供できれば、当然購入される可能性は高いといえますよね。
特に、自社製品サービス名で検索を行うようなユーザーは購買意欲がとても高いので、広告をクリックして到達する推測のLPで自社の魅力を伝えることができれば、熱量がしっかりと引き上がり、購入に至ってくださるでしょう。
健在層はすでに資本力の高い企業勝ちの状況になっているため、制約しやすいからと、闇雲にリスティング広告を出稿してしまうと、競合他社に勝てない状況に陥ってしまう可能性が高いです。
それに比べ、潜在層は、競合にも意識が向いていない状態になっているので、囲い込むことに成功できれば莫大な費用対効果を得ることも可能です。
いずれも徹底的な顧客理解が必要なので、じっくりと時間をかけて焦らずに戦略を練っていきましょう。
さらに詳しい解説は、ぜひ下記の動画をご覧ください。