リスティング広告の種類について、2019年に利用できるサービスで国内では数社存在します。その中でも主に利用されているGoogle広告の検索広告とYahoo!プロモーション広告のスポンサードサーチを取り上げてみましょう。
また、2つの大手リスティング広告サービス以外にも、3社の検索連動型広告のサービスを紹介しています。企業のWeb担当者がリスティング広告のサービスを選ぶときに役立ててみてください。
目次
最初に紹介するリスティング広告は、Googleが提供するGoogle広告検索広告です。
世界でも独占的な検索連動型広告として君臨しているのがGoogle広告。
今まで、Google Adwordsとして認知されていた広告出稿サービス名を2018年にGoogle広告と変更しています。
広告出稿サービス名は変更になりましたが、実質のリスティング広告などサービス内容は、Google Adwordsで提供していた内容と違いはありません。
検索キャンペーンとして、次の3つのステップで進めていきます。
たった3ステップの工程で広告の掲載が始まるのです。
後は、効果測定のレポートを活用して掲載結果を確認しながら、測定、分析、改善を繰り返して効果の高い広告の運用をしていきましょう。
また、Google広告はリスティング広告以外にもGDN(Google Display NetWork)やYouTube広告、AndroidのGoogle Play Store広告など各種サービスがあります。
Google広告は、当然のことながらGoogle検索で結果が掲載される仕組みです。
さらに提携先パートナーは次の4社の検索サイトがあります。
国内の大手企業が広告掲載で活用するGoogle広告は、今後もリスティング広告の第一人者としての位置づけになるでしょう。
参考URL:
https://ads.google.com/intl/ja_JP/home/
ヤフーが提供するリスティング広告、スポンサードサーチです。
ヤフージャパンの検索結果ページに表示される検索キーワードに応じたテキスト広告の掲載サービスになります。
スポンサードサーチは、ヤフーの検索結果ページに広告が掲載され、大きな広告予算がなくても1日千円単位の予算で始められる点が特徴です。
また、Googleの検索広告と同じでオークション制で掲載順位が決定されます。
また、広告の利用停止や再開も自由に設定が可能で、スケジューリングしながらリスティング広告の運用ができるでしょう。
広告掲載料金についても、クリック課金による発生分だけを支払うだけです。
スポンサードサーチの広告の掲載は、3ステップで設定ができます。
ここまで設定できれば、広告料金を入金することでリスティング広告の掲載が開始されるのです。
Yahoo!プロモーション広告では、リスティング広告のスポンサードサーチ以外にもYDN(ディスプレイ広告・バナー広告)があります。
さらに、検索連動型広告をよりインターネットユーザーの興味関心に向けて連動して掲載される広告、興味関心連動広告も利用可能です。
スポンサードサーチのように完全一致キーワードではなくて、検索をしていないページに訪問しているユーザーにも広告を訴求できる広告になります。見込み客の開拓にもつながる広告になるでしょう。
参考URL:
https://promotionalads.yahoo.co.jp/service/sponsored-search/
続きまして、スマホ広告に注力しているREMORA Listingについて案内します。
レモーラリスティングは、株式会社クロスリスティングが提供するスマートフォン向けリスティング広告です。
レモーラリスティングの特徴は、クリックによる課金のため同一ページにリスティング広告が2つ表示されても、クリックされなければ課金対象にはならない点です。
つまり、同じページに自社の広告が2つ表示されても、クリック行動がなければ料金がかからないままで露出されています。クリック課金だけが料金対象という事ですね。
また、REMORA Listingの特徴として、教えて!gooやOKWAVE Q&Aサイトにて、サーチリターゲティング広告が配信されます。大手Q&Aサイトで商品やサービスなどに疑問を持っている人に向けて訴求できるでしょう。
レモーラリスティングの特徴になる2つの広告、サイトリターゲティング広告とサーチリターゲティング広告について案内しましょう。
ユーザーのWebサイトに訪れた履歴を基に広告が配信されるシステムです。
商品やサービスのWebサイトに一度訪問したユーザーが離脱後、他のWebサイトでその商品やサービスに関連した広告が表示されます。
ユーザーが検索したキーワードにより、顕在化した行動データを基にターゲティングができる仕組みです。
検索結果以外のページで広告を表示することが可能で、新規見込み客へアプローチするための施策になります。
次にレモーラリスティングの提携先のパートナーを案内しましょう。
主にインターネットプロバイダのトップページなどで広告が表示されます。GoogleやYahoo!と違う検索ユーザーへの広告配信が可能です。
それからレモーラリスティングには、アネモネリスティングというガラケー専用のリスティング広告のサービスも存在します。
ガラパゴス携帯やフューチャーフォンのユーザーに向けて、NTTドコモのiMenuやgooに掲載される広告を配信できるのです。
レモーラリスティングの広告掲載料金は、前払い制で入金金額から利用金額が差し引かれるシステムになります。
キーワード単価見積もりツールを使って、クリック単価や表示回数、クリック数に月間予想コストを設定して広告を出稿するのです。
参考URL:
https://www.xlisting.co.jp/Service/Remora/index.html
リスティング広告のサービス、ジェイ・リスティング株式会社のJアドリスティングになります。
キーワード検索連動型広告のJアドリスティングは、次の企業と提携中です。
上記の企業WebサイトにJアドリスティングのリスティング広告が掲載されます。
Jアドリスティングの利用料金の参考例は次の通りです。
Jアドリスティングでは、詳しいクリック単価が申し込み後に見積書で送られてくる流れになっています。提携先に商品やサービスの関連性が高ければ、認知拡大に繋がる広告配信になるでしょう。
参考URL:
https://www.1st-entry.com/Jlisting/jad.htm
最後に紹介するリスティング広告のサービスは、Jwordです。Jwordの提携先は、主にSo-netになります。2019年3月31日を持って、Yahoo!JAPANとの提携が終了しました。ヤフーとの提携がないことでJword単体での掲載となります。
年間契約で自社サイト名やサービス、商品名キーワードなど登録できる一般的なリスティング広告のシステムです。
Jwordのリスティング広告を掲載した場合の料金は年間契約になります。
レギュラーキーワード登録で年間60,000円(税抜)。
年間契約で自社サイトやサービス、商品名に沿ったジャンルなど一般名詞のキーワード登録できるベーシックな料金プランです。
また、プレミアキーワード登録では、年間100,000円(税抜)からキーワードによって料金が異なってきます。
参考URL:
いかがでしたか?
リスティング広告の種類の紹介をしてきました。
Google広告、Yahoo!スポンサードサーチ、レモーラリスティング、Jアドリスティング、Jwordと合計5つの検索連動型広告について、特徴が理解できたでしょうか?
自社のWebサイトの新規見込み客を獲得する施策として、リスティング広告を掲載する前に掲載される媒体によって出稿を検討してみるのに役立てられることでしょう。
参考にしてみてください。
絵鳥 彰太郎
Webマーケティング、デジタルマーケティング関連の記事執筆に注力しています。
常に目の前にあるモノを常識として捉えない姿勢。違った角度から見ることをモットーとしているコンテンツメーカーを目指して日々邁進する男性ライターです。