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Facebook広告画像サイズの推奨とおすすめをまとめました!

SNSサービスの中でもユーザーの多い「Facebook」の投稿部分に広告を表示し、大きな販促効果を上げることができる「Facebook広告」。画像の出稿方法にもいろいろなものがあるだけに、悩ましいのが出稿する画像のサイズ。

「どのくらいのサイズであれば表示崩れもなく、しっかり訴求できる広告配信ができるだろう・・・」と広告担当になり、頭を痛くされる方もいらっしゃることと思います。

そこで今回は、Facebook広告で使う画像の出稿方法ごとの推奨サイズ、さらには複数の出稿方法に対応できるおすすめの画像サイズもご紹介。「今すぐFacebook広告の画像サイズの正しい知識を知りたい!」という方はぜひ読んでください。

Facebook広告画像の推奨サイズは?

Facebook広告の画像広告には、いろいろな出稿方法があります。ここでは各出稿広告の推奨サイズを、Facebook公式を参考に紹介していきます。

(この記事では動画広告も画像広告の一部として紹介します)

  • 画像広告
  • 動画広告
  • スライドショー広告
  • カルーセル広告
  • コレクション広告
  • インスタントエクスペリエンス

画像広告

画像の引用:Facebookbusiness URL:https://ja-jp.facebook.com/business/help/1263626780415224

通常の投稿と同じように「画像+テキスト」で構成される広告。Facebookの通常投稿と同じように広告を作成できるので、Facebook広告初心者がもっとも制作しやすい広告といえます。

画像広告の推奨サイズは「アスペクト比が9:16~16:9、解像度は最も所有している画像で高いもの(最低解像度は縦、横とも600px以上)」(リンク付きは画像アスペクト比が 1.91:1~1:1、推奨解像度が1080 x 1080ピクセル以上)。

リンク付き解像度推奨サイズの1080ピクセルというのは、最近多くなってきたフルHD(ディスプレイ画素が1920×1080)のスマホへの対応を考慮してのことだと予想されます。推奨解像度通りにするとスマホの縦画面にFacebook広告を表示したとき、横幅がいっぱいに表示されるような設定になります。

リンク付きに限らず、詳しい推奨サイズが決まっていない通常の画像広告でも、横幅は最低1080ピクセルあった方が得策。スマホの縦画面横幅いっぱいに表示されれば、画像の乱れもなくきれいな広告でユーザーに訴求できます。

ただしアスペクト比には注意。推奨比を守らないと、画像が自動でトリミングされたりして表示するので、イメージ通りの広告が表示できない場合があります。Facebook広告では解像度とアスペクト比の兼ね合いを考えながら出稿画像を作成しましょう。

動画広告


画像の引用:Facebookbusiness URL:https://ja-jp.facebook.com/business/help/1263626780415224

動画広告は、画像広告の動画版。ユーザが動画をクリックすると、Facebook広告内で動画が再生されます。動画を広告に利用する分、通常の画像広告より訴求力が高いメリットがあります。

動画広告の推奨サイズは「アスペクト比: 9:16~16:9、解像度は最も所有している動画で高いもの」。アスペクト比が2:3を超える場合は、2:3に自動調整され、動画の見た目が変わってしまう恐れがあるので注意してください。

Facebook公式では解像度は所有している動画で最も高いものとしています。しかしあまりにも解像度が高いとファイルサイズが大きくなって読み込みに時間がかかり、再生時のユーザービリティを損ねてしまう場合があります。動画広告を出稿する際は、解像度が高くなりすぎないように注意しましょう。

スライドショー広告


画像の引用:Facebookbusiness URL:https://ja-jp.facebook.com/business/help/1263626780415224

スライドショー広告は、音声などとともに画像を連続で見せる画像広告。動画のように訴求力の高い広告を動画よりコストを抑えて実装できるのがメリットです。

スライドショー広告の推奨サイズは「アスペクト比: 9:16~16:9、解像度は最も所有している画像で高いもの」。

スライドショー広告はFacebook広告では動画広告と同じ扱いになります。そのため動画広告よりは読み込むデータ量が少ないとはいえ、あまりにも画素が高い画像を用意すると読み込み遅延の原因にもなりかねません。スライドショー広告も動画広告と同じように、解像度が高くなりすぎないように気を付けましょう。

カルーセル広告


画像の引用:Facebookbusiness URL:https://ja-jp.facebook.com/business/help/1263626780415224

カルーセル広告とは、複数の画像を同じ枠にスライドさせて表示させる広告。スライドアニメーションによって動きがつくので、動画広告と同じように訴求力が高くなります。

カルーセル広告の推奨サイズは「アスペクト比が 1:1、解像度が1080 x 1080ピクセル以上」。

通常の画像広告とは違い左右にスライドできることを示すため、表示中の画像前後にある画像もはみ出て少し表示されます。アスペクト比が1:1になっているのはそういう理由からです。

推奨解像度は1080ピクセルとなっていますが、表示の都合上カルーセル広告はフルHDスマホの縦画面では横幅が1080ピクセルになりません。画像サイズを節約したいならば、もう少し横幅画素の少ない画像も十分カルーセル広告に使えます。

コレクション広告


画像の引用:Facebookbusiness URL:https://ja-jp.facebook.com/business/help/1263626780415224

コレクション広告はECサイトなどの販促に特化した画像広告。一つのFacebook広告でメイン画像や動画(カバー画像やカバー動画)と、下部にサブ画像を複数いっしょに表示できます。広告一つで画像を複数使った販促が可能で、レイアウトも目立ちやすいものになり、ユーザーが広告に気付きやすいのがメリットです。

コレクション広告の推奨サイズは「フルスクリーン時の画像の表示サイズに準ずる」。フルフルスクリーン時の表示サイズは通常の画像広告のときと大差がありません。解像度が1080 x 1080ピクセル以上であれば、きれいなカバー画像でコレクション広告を表示できます。

インスタントエクスペリエンス(旧Facebookキャンバス)


画像の引用:Facebookbusiness URL:https://ja-jp.facebook.com/business/help/1263626780415224

インスタントエクスペリエンスとは、クリック後にフルスクリーン表示されるFacebook広告。動画や画像、そしてテキストなどを使ってLPのように広告を表示できます。情報量を多くできるため、ユーザーに広告で紹介したい商品やサービスの魅力を余すところなく伝えられるメリットがあります。

コレクション広告の推奨サイズは「画像はディスプレイのサイズに準ずる(最大幅は1080ピクセル、最大の高さは最大1920ピクセル)、動画は解像度が720ピクセル以上のものでなければならない、ボタン(インスタントエクスペリエンス内に設置する必要がある)の高さが 48ピクセル」。

画像の場合、表示方法は「横幅に合わせる」と「縦幅に合わせる」の2種類が存在します。縦幅に合わせた場合、横幅がはみ出てしまい、ユーザーがスマホを横に傾ける手間が生じます。縦画面だけでスムーズにインスタントエクスペリエンスを見せたいときは、横幅に合わせるに設定したほうが得策です。

Facebook広告画像のおすすめサイズをご紹介

上記のようにFacebook広告の画像や動画はアスペクト比や推奨解像度に若干違いがあります。「サイズ別に画像や動画を用意するのは面倒くさいし時間がかかる・・・」

そう思っている方におすすめのサイズが「アスペクト比が1.9:1、解像度が1200×628ピクセル」のもの。ここで紹介したサイズをしっかり守れば多少トリミングなどは行われるかもしれませんが、あらゆるFacebook広告で画像がイメージ通りに表示されます。結果わざわざ広告ごとに表示サイズの違う画像や動画を用意せずに済みます。

またアスペクト比が1.9:1というのは、「GoogleAdwords」など他有名広告サービスでも推奨のサイズ。アスペクト比が1.9:1であれば、Facebook広告だけでなく同じ広告を他広告サービスで流用しやすくなります。

Facebook広告画像でその他に注意すべき点は?

ここまではFacebook広告の画像サイズについてご紹介してきました。ただしFacebookの画像広告ではサイズ以外でも注意しないといけない点がいくつかあります。

  • テキストや見出しの量に注意
  • 画像や動画中のテキスト量にも注意

テキストや見出しの量に注意

Facebook広告では投稿にテキストや見出しを入れる必要があります。このテキストや見出しが多すぎると、文章が見切れて一部が表示できなくなるなど、ユーザが投稿を見にくくなってしまいます。

  • 画像広告・・・テキスト125文字以内、見出し25文字以内、リンクの説明30文字以内
  • 動画広告・・・テキスト125文字以内、見出し25文字以内、リンクの説明30文字以内
  • スライドショー広告・・・テキスト125文字以内、見出し25文字以内、リンクの説明30文字以内
  • カルーセル広告・・・テキスト125文字以内、見出し40文字以内、リンクの説明25文字以内
  • コレクション広告・・・テキスト90文字以内、見出し25文字以内
  • インスタントエクスペリエンス・・・ブロックごとのテキスト最大500ワード、フォントの種類はセリフ・サンセリフ、フォントサイズは6~72ポイント、フォント色は#rrggbb、フォントスタイルは 太字、斜体、下線(ブロック単位で適用される)、配置は 左揃え、中央揃え、右揃えの3パターン

上記推奨テキスト量などをよく確認し、適切な設定でFacebook広告が表示されるようにしましょう。

画像や動画中のテキスト量にも注意

Facebook広告担当者が頭を悩ませるのが、画像や動画サムネイルのテキスト量。Facebook広告には画像や動画サムネイル内のテキストを自動判別する機能があります。ここで画像や動画中のテキスト量が20%を超えるとFacebook広告が表示されにくくなったり、最悪の場合は広告が表示されない事態に陥ります。

ロゴのような目立ちすぎるテキストは非推奨など、画像内のテキストが20%以下でもペナルティを受ける可能性はあります。Facebook広告に画像を出稿する際は、下記のオーバーレイツールを駆使し、ペナルティを受けなくなるまで画像内容を調整しましょう。

オーバーレイツール:https://ja-jp.facebook.com/ads/tools/text_overlay

まとめ

今回はFacebook広告の画像サイズについて説明していきました。

Facebookにはいろいろな画像や動画広告があり、それぞれで画像の推奨サイズも決まっています。しかしここで紹介した「アスペクト比が1.9:1、解像度が1200×628ピクセル」で画像を作成すれば、他広告サービスでも利用できる汎用性の高い広告用画像になります。

画像内のテキスト量などにも注意して、効率よくFacebook広告で画像を利用できるようにしておきましょう。

 プロフィール:businessofd

 ウェブ制作やウェブマーケター、ウェブライターとしても活躍。

 新しいITニュースが出れば即ググって徹底的に調べるITオタクの一面も。

 ずっと読まれる分かりやすい記事を希求し続けている。

 

ライタープロフィール

勝原 潤
勝原 潤株式会社ウィニングフィールド 代表取締役
富山県出身。通信機器の販売代理店~エンタメ・雑誌・広告業界~外資系広告代理店のデジタルマーケティング部を経て起業に至る。現在は中小企業・店舗、物販通販事業者、個人事業主を中心にWebの広告運用代行事業やWebコンサルティングとWebマーケター養成講座の開講、動画コンテンツ販売などを展開中。

<認定資格>
Yahoo!リスティング広告認定プロフェッショナル
Google Partner(Google AdWords 認定資格)
Googleインドアビューセールスパートナー

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