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Web広告では何故LP(ランディングページ)が必須なのか?を徹底解説!

リスティング広告やFacebook広告では、広告からウェブサイトへと誘導することが第一の目的とすることが多いのですが、この時、自社サイトでは無くランディングページ(LP)を作成し、そちらに誘導した方が効率が良い場合があります。何故、自社サイトでは無く、LPへ誘導した方が成果が上がりやすくなるのでしょうか?

Web広告のためにLPを作成する理由と、成果に繋がるLPの作り方について、わかりやすく解説していきます。

LPとは?

まず、ランディングページ(LP)とはどんなものなのでしょうか?

簡単に言うと、LPとはWeb広告をクリックした際に表示される、シンプルなウェブサイトのことです。

こちらは当社が行っているWeb広告に関するメールセミナーのLPですが、ご覧の通り、メールセミナーで何ができるか、メールセミナーを受講することでどう変わるかをシンプルにわかりやすくまとめています。このように、自社の販売したい商品についてできるだけわかりやすく、ユーザーに対してアピールするために作られるのがLPなのです。

LPを用意するとどんなメリットが得られるのか?

何故、Web広告では自社サイトを広告のリンク先として使うのでは無く、LPを使用した方がWeb広告の効率が良くなるのでしょうか?

まず、Web上での販売と実店舗などの対面式販売との違いについて考えてみましょう。

対面式販売の場合、購入するかどうか迷っているユーザーに対しては、商品にどんな特徴があるか、実際に購入した方がどんなメリットを得ることができたかなどを説明します。

また、ユーザーが疑問に思っていること、例えば使い方などについても説明を行うこともありますし、その他にもさまざまな会話を通じて、商品を購入した方が得だと感じてもらえるように誘導することもあるでしょう。

Web広告の場合は、実際に商品を手に取って確認することも出来ませんし、質問があっても直接店員に質問することもできません。

ある程度時間に余裕があり、商品についてしっかり情報を集めてから購入したいというユーザーなら通販サイトに直接リンクを張っても購入してもらえる可能性があります。

しかし、どんな商品を買おうか迷っているという場合や、悩みを解決するためにはどうすればいいのかわからないという場合には、リンク先で商品の紹介だけをポンと見せられても、何故その商品が良いのかということがわかりにくいため、購入に繋がる可能性は低くなるでしょう。

Web広告では、このような情報不足、説明不足による機会損失をできるだけ減らすことが重要なポイントになります。

このようなWeb広告の弱点を補い、ユーザーに対して仮想的に『接客による販売』を行うために用いられるのがLPなのです。

ランディングページの構成は目的によって違う

LPとは、悩みをどう解決すれば良いのかわからないというユーザーに対し、自社製品を使用した場合のメリットを伝えることで、コンバージョンに繋げる仕組みです。

そのため、自社がWeb広告で目的としていることに合わせてLPの構成を考えなければ十分な成果が得られません。

そこで、代表的なサービスや目的別に、基本となる構成を紹介します。

一般的な製品を販売したい場合

まずは日用品などの『特別ではない』商品の販売を行うサイトの場合です。

このような場合は、商品の写真や商品に関する情報をメインにLPを作っていきます。

商品の写真については、商品を実際に手に取ることができないので、複数枚の写真を用意して商品の見た目がわかりやすいようにしておきましょう。

情報については電化製品なら製品のスペック、消耗品なら数量、色々な場所で購入できるものなら価格感などを重点的に記載してください。

専門家や業者向けに販売を行う場合

いわゆる『BtoB』目的、企業相手の販売サイトを作成する場合にまず必要なのは、製品に関する詳細な情報です。

企業が製品を購入する場合、一般の消費者と違い、どんな点が他社の製品より優れているか、似たような製品と比べてどんなメリットがあるかを冷静に判断します。

そのため、LPには製品のスペックや他の製品との比較表、写真などを記載し、可能ならスペックシートをPDFで提供するなど、社内でのプレゼンに利用しやすい形にしておくことが重要です。

ダンス教室や英会話教室などのサービスを販売したい場合

エステやダンス教室などの、製品では無くサービスを販売する目的でLPを作成する場合には、サービスの内容が詳細にわかるようにサイトを構成していきます。

実際のサービスの内容について動画や写真を豊富に用いてわかりやすく説明し、サービスに関するイメージをユーザーが掴みやすくしましょう。

もちろん、価格的なメリットやサービス内容の詳細も重要なポイントです。無料サービスへの登録を目的とする場合

メールサービスや会員登録など、無料のサービスへの登録を目的としてLPを作成する場合は、サービスの内容と無料であること、登録することによるメリットとデメリットについて記述していきます。

無料サービスの場合、コンバージョンに至るためのハードルが低いのですが、最近は無料を売りにして後で金銭を請求される事例などが多く報道されているため、ユーザー側も無料に対して警戒心を抱いていることに注意しなければいけません。

無料登録で何処までサービスを受けることができるのか、有料となる場合はどのような条件が必要なのかをしっかり記載し、トラブルが発生してしまわないよう気をつけて作成しましょう。

問い合わせや資料請求を目的とする場合

電話やメールなどによる資料請求や問い合わせを目的にLPを作成する場合は、記載する情報の量について気をつけなければいけません。説明が少なすぎるとそもそも問い合わせる気になりませんし、情報が多すぎても問い合わせる必要がなくなってしまいます。

ある程度ユーザーが求めていると想定される情報を記載し、詳しい情報を知りたければ問い合わせが必要という形にすることが大切です。

LPを作るために重要なポイントとは

LPはWeb広告で手薄になりがちな『接客』を行うための仕組みです。

対面販売でも、客層に合わせた接客が重要視されるように、Web広告でも客層に合わせたLPが必要となります。

LPを作成して、よりWeb広告のコストパフォーマンスを高めていきましょう。

ライタープロフィール

勝原 潤
勝原 潤株式会社ウィニングフィールド 代表取締役
富山県出身。通信機器の販売代理店~エンタメ・雑誌・広告業界~外資系広告代理店のデジタルマーケティング部を経て起業に至る。現在は中小企業・店舗、物販通販事業者、個人事業主を中心にWebの広告運用代行事業やWebコンサルティングとWebマーケター養成講座の開講、動画コンテンツ販売などを展開中。

<認定資格>
Yahoo!リスティング広告認定プロフェッショナル
Google Partner(Google AdWords 認定資格)
Googleインドアビューセールスパートナー

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