WEB上で広告を出すのにキーワードの選定はとても重要であります。キーワードの選定をしっかり行わないと、せっかく出した広告も無駄になると言っても過言ではありません。
そこで使えるのがキーワードプランナーです。調査対象としているキーワードの検索ボリュームや関連キーワードをわかりやすく調べることが出来るのが、キーワードプランナーです。他にもキーワードを選定するのに使えるツールはありますが、今回はGoogleが提供しているサービスの【キーワードプランナー】について、使い方などの解説をしていきます。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえばすぐに設定できるので、最初にしっかり登録方法を理解しておきましょう。
目次
ウェマー!ではGoogle広告の登録方法について説明あるので、その記事に合わせた解説をしていきます。
こちらのコラムでは、登録の流れの中で基本的な設定を行っています。もし新しい広告を作成する場合は、この記事の後半部分を参考にしてください。それでは、作成したキャンペーン内にキーワードや広告文を追加してより目につきやすい広告を作っていきましょう。
それではまず、作成したGoogle広告のアカウントへログインし、キャンペーン画面を表示してください。ログインするとまずホーム画面が表示されますが、ページ上部の「キャンペーン」をクリックすれば表示されます。キャンペーン画面に移動すると、上の画像のように前回作成したキャンペーンがありますので、「キャンペーン#1」をクリックしてください。
このような画面が表示されますので、まずは上のタブから「設定」をクリックしてみましょう。
ログインして「ホーム」をクリックすると、以前設定した基本的な設定が表示されます。もし修正の必要がある場合は、各項目の「編集」をクリックすれば設定内容を変更できるので、実際に広告を運用してみて調整したい部分があれば随時変更してください。今回はこのままの設定を使いますので、広告の設定を始めていきます。
続いては、先ほどの画面に戻り、「キャンペーン#1」の画面下部にある表から「広告グループ#1」をクリックしてください。
このようにキーワードを設定する画面が表示されます。現在は、初期設定を行った際に作ったものが1つだけある状態ですので、これに他のキーワードと広告文を追加していきましょう。
それでは、実際に広告を作っていきましょう。追加方法は画像の中ほどに赤色のアイコンで表示されている「+キーワード」をクリックして行います。
こちらがキーワードを追加する画面になります。とは言え、そのまま好きにキーワードを追加してはいけません。まずは「キーワードプランナー」というツールを利用して、どのようなキーワードを使えば良いのか調べてみましょう。キーワードプランナーは、上部タグの「運用ツール」の中にあります。
新たに広告を追加する際は必ず確認するツールですので、キーワードプランナーの使い方についても覚えておいてください。
キーワードプランナーを起動すると、次のような画面が表示されます。
今回は例として「広告」というキーワードについて調査してみました。画面に表示された結果を見てみると、広告という単語に関連するキーワードと、さまざまな情報が表示されています。
さて、表示されたキーワードの横には、「月間平均検索ボリューム」「競合性」「推奨入札単価」の3つの項目がありますが、
これが各キーワードに対するコストパフォーマンス等の情報です。こちらのデータがウェブ広告を上手く運用していく上で重要なものとなります。
まず、「月間平均検索ボリューム」についてです。このデータはそのキーワードが月に何回検索されているかを表したもので、数が多ければ多いほど検索される回数が多いことを表しています。
ということは、数字が多ければ多いほどユーザーが多いという感覚になりがちですが、一概に多いから良いというわけではありません。
検索するユーザーが多いということはそれだけ注目されやすいということですので、他社も当然同じキーワードに広告を出稿しているということになります。広告が上位に表示されるためには、クリック単価が高いものが優先されます。
そのため、そのキーワードで検索結果の上位に広告を表示したい場合、よりクリック単価を高く設定しなければいけません。
もちろん、クリック単価以外にも上位に表示されるために考慮される部分はあるので、上手に広告を作ることで安く上に表示することも不可能ではありませんが、そんな広告はそう簡単には作れませんので、基本的にクリック単価の価格で何処に表示されるかがほぼ決まると考えて構いません。
続いて、「競合性」の項目になります。
これは単純に、そのキーワードに対してどれだけの広告主が広告を出稿しているかを表すデータです。
先ほどのキーワードプランナーの画面を抜き出したものになりますが、「新聞 広告 料金」という検索キーワードの競合性が「高」となっています。これは、このキーワードに対してさまざまな企業が広告を出稿しているということです。このようなキーワードの場合も、より高いクリック単価を設定しなければ上位に表示されませんので、入札価格が高くなる傾向があります。
最後の項目は、「推奨入札単価」です。
こちらはキーワードプランナーで検索する際に設定した地域やその他の設定から推測されたクリック単価となります。この単価より高いクリック単価を設定することで、検索結果の1ページ目に広告が表示される可能性が高いのです。
キーワードを探す際には、予算や自社の宣伝したいものなどを考え、どのキーワードがコストパフォーマンスに優れているかを考える必要があります。
今回のデータはキーワードとしてはメジャーなものですので、検索ボリュームが高いものは大体競合性も高くなっていますが、宣伝したい内容次第ではボリュームが大きいにもかかわらず競合性が低いものや、入札単価が安いものなども見つかるでしょう。
より安く上位に表示されるキーワードを探して広告を出稿することがウェブ広告を成功させるカギとなります。
予算が潤沢であればクリック単価を高く設定することで上位に表示させることもできますが、あくまで上位に表示されるだけなので、クリックされたとしても売り上げに繋がるかどうかはまだわかりません。
というわけで、最初は成果が出ないことも考え、ある程度コストパフォーマンスの良いキーワードから設定していくと良いでしょう。
キーワードの選び方次第で広告の費用対効果、売り上げへの影響は大きく変化します。ここがウェブ広告で1,2を争うほど重要なポイントとなりますので、キーワードプランナーを活用して優れたキーワードを見つけ出す事を意識してください。