前回はキャリア・年収アップのひとつの手段として、「ウェブ広告業界」についてお話をさせていただきましたが、今回はその続編です。
ウェブ広告を学ぶことでどのようなメリットがあるかが理解できたところで、代表的なウェブ広告の種類と役割を理解するためのお話をさせていただきます。
目次
まず首相な広告媒体として挙げられるのが「Google広告」「Yahoo広告」「Meta広告(Facebook・Instagram)」「Twitter広告(現X広告)」「YouTube広告」です。
アクセスを集める場所は「ウェブ」という共通点がありますが、初心者の方はまずユーザーの前提条件の違いを理解する必要があります。
例えば「Google広告」と「Yahoo広告」のサービスのひとつである検索連動型広告は、能動的に検索をして、その結果に表示される広告のため、それだけ熱量を持っており成約しやすいという前提があります。
一方で「Facebook広告」などはフィードに流れてくる広告の形のため、意図的にたどり着いたものではありません。
情報を探してクリックしているわけではないため、ユーザーの母数は多いものの、熱量はそこまで高くありません。
全世界の広告費用のうち50%を「Google広告」と「Meta広告」が占めていると言われております。
広告の価値というのは、利用者数と精度です。
GoogleもFacebookは世界中で利用者が多く、またその情報をもとにした精度もピカイチです。
そのためウェブ広告を始めようとなった際、「認知拡散」「刈り取り」「ブランディング」いかなる理由においても、「Google広告」と「Meta広告」はマストの媒体と言えるでしょう。
そこでここからはそれぞれの媒体について、さらに詳しく掘り下げていきます。
「Google広告」は、商圏が限られている店舗ビジネスや、認知のあるコンテンツやサービス、健在層(既に熱量が高いユーザー)向けの、販促に向いている広告媒体といえます。
検索連動型広告だったり、ディスプレイ広告だったり、はたまたYouTubeやGmail内など、様々なGoogleのサービスに広告を出すことができます。
中でもメインの出向先となるのが検索連動型広告、通称「サーチ広告」と呼ばれるものです。
検索連動型広告は、キーワードと広告文を登録しておくと、一般ユーザーの検索表示画面にそれを表示させることのできる広告です。
Googleの機械学習システムは非常に優秀で、検索ユーザーの熱量(コンバージョンするかしないか)を精度高く見積もることが可能。
また学習が蓄積していくことで、その精度はさらに高まっていきます。
検索広告は健在ユーザー向けのサービスですが、まだ熱量がそこまで高くないユーザーをターゲットとした「Googleディスプレイネットワーク(通称GDN)」というメニューも存在します。
コンバージョンを獲得しやすいサーチ広告だけでなく、認知度アップやリード獲得のためのメニューも用意されているため抜け目ない媒体です。
サーチ広告でポイントとなるのが、どのようなキーワードの検索結果に対して広告を表示させるかです。
どれだけ熱量が高いユーザーが集まっていて、精度も高かったとしても、全く関係のないキーワードに表示していては元も子もありません。
初心者の方が最も懸念される部分かと思いますが、ご安心ください。
広告の飛ばし先のURLを登録すると、Googleがそのサイトをクローリングして、書かれている内容から関連性の高いキーワードをサジェストしてくれる機能が搭載されています。
運用担当者はそのキーワードを選定するだけでキーワードの入稿が進められるというような状況です。
さらには広告文を自動生成してくれる機能まであります。
そのため現在の広告運用者に求められているのは、初期段階のアカウントをしっかりと設計し、気持ちよくGoogleに動いてもらうハンドリング力と言えるかもしれません。
Meta広告(※Facebook・Instagram)が優れている理由は、なんといってもターゲティング精度の高さです。
※「Meta広告」の管理画面から「Instagram」にも広告配信が可能
母数の多い潜在層を大きく囲い込み、その中から興味関心のある人、コンバージョンしやすそうな人をターゲティングすることが可能です。
検索型広告のように既に熱量のあるユーザーに広告を当てるわけではありませんが、最も母数が多いのが潜在層。
そんな潜在層の中でもコンバージョンしやすいユーザーにアプローチできるため、多くの成果を望むことが可能です。
どうしてここまでターゲティング性能が優秀なのか、その理由は「登録情報」と「クロスデバイス」という2点にあると言われています。
詳しいところに関してはブラックボックスですが、Facebookは他のSNSを比較して登録時の個人情報の入力が細かいため、その情報をもとにしていると考えるのが自然です。
また複数のデバイスから同一のアカウントにログインすることで「スマホ」「タブレット」「会社のPC」「自宅のPC」など、複数のデバイスに渡って情報を摂取できるため、特定できる情報が多いと言われています。
いかがでしたでしょうか?
今回はウェブ広告のメインとなる「Google広告」「Meta広告」の特徴などについて解説していきました。
今回ご説明したように、現在の媒体の精度は非常に優秀で、機械学習が進むことで半自動的にコンバージョンを生み出し続けるという状況も夢ではありません。
そのようなスキルさえ身につけば、企業から求められる人材になれるだけでなく、個人事業を自分自身で拡大させることも可能。
そこで重要になってくるのが機械学習の仕組みを理解しておくことと、初期のアカウント構築を間違えないということ。
特に広告媒体は常日頃進化しているため、昨日まで正しかった設定が、今日になって間違いになってしまっていることも。
そういった最新の情報は、自分だけで収集するには限界があります。
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