そのあまりに優秀な性能から、人間の仕事が奪われてしまうのではないか?との論争が巻き起こっているAIツール。
その筆頭として名前が挙がるのが「Chat GPT」ではないでしょうか?
確かにAIの能力は凄まじく、人間が考えたり調べたりするよりも「早く」「深く」考察をアウトプットしてくれます。
我々マーケターとしても、現在仕事に導入はしていますが、もはや全てを「Chat GPT」に奪われる日も近いのでは?と感じる日々。
そこで今回はマーケターが常日頃制作している「広告文」について、人間が考えたものとChat GPTが考えたものを対決させていきます!
果たして、この道10年以上のマーケターと、最新技術であるChat GPTのどちらが優れたコピー文を制作するのでしょうか?
みなさんもどれがChat GPTの考えた広告文かを考えながら読んでみてください!
目次
さて広告を配信する際に、必ずといっていいほど必要になる広告文。
人の心を動かす「キャッチコピー」から、商品やサービスについて深く説明する「広告テキスト」など多岐にわたります。
今回はその両方に使用できるような「20文字以内」の文章(ならなんでもOK)という無差別級ルールでお送りいたします。
お題は、次の3つ!
鎌倉にオフィスを構える「ウィニングフィールド」ということで、湘南・鎌倉をイメージするこれら3つを用意。
それぞれ乗って体験したくなるような文章を考案していきます。
実際に鎌倉で働いている社員たちに有利なお題な気もしますが、結果やいかに…!
さて、まずは江ノ電についての広告文から。
実際にウィニングフィールドで広告運用の業務に当たる2名と、同様の社員が操るChat GPTとの対決です。
制限時間10分で完成したのが、次の3つの広告文です!
さて、Chat GPTが制作した広告文はどれでしょうか?
正解は…
①江ノ電で絶景満喫!夢の湘南へGO!がChat GPTの考えた広告文でした!
どうですか?
他のものと比べても、そこまで遜色のない内容に仕上がっているのではないでしょうか?
江ノ電がどういった乗り物でどのようなニーズがあるのか、ただの移動手段ではないことをしっかりと把握しているのは、さすがと言ったところでしょうか。
続いて「湘南モノレール」に乗りたくなる広告文。
出揃った回答がこちらです!
どうですか?
わかりますかね?
正解は…
③高みからの美浜、感動のパノラマ旅!がChat GPTの考えた広告文でした。
今回「Chat GPT」には、あえて「湘南モノレール」というフレーズを使わないで考えてくださいという指示を出していました。
ただ「美浜」というフレーズが引っかかり、バレてしまったのではないでしょうか?
これは「Chat GPT」を扱っていた社員が「湘南モノレール」について知らず、「美浜」という観光名所があるのでは?と勘違いしてしまった結果。
まさに「Chat GPT」を使う側の技量も求められている昨今の事情を反映したような場面でした。
さて、いよいよ最後の問題です。
人力車を利用したくなるのは、次のうちどの広告文ですか?
「Chat GPT」が作ったと疑わしいものを当ててください!
正解は…
③人力車で楽々鎌倉、ガイド付き歴史巡りでした!
どうですか?今回は結構難しかったのではないでしょうか?
ただ人力車の魅力を伝えるのではなく、ユーザーが感じられるベネフィットを含んだ内容で仕上げるよう指示を出しました。
その結果「Chat GPT」が導き出したのが、
「楽々」
「ガイド付き」
という2点だったというわけですね!
これはなかなか賢い…
新人マーケターで、人力車を知らない方であれば、考えつくのに少し時間のかかる広告文なのではないでしょうか?
これをたった数十秒で導き出せてしまう「Chat GPT」、恐るべしです。
いかがでしたか?
今回の一連の回答を見ていると、「Chat GPT」がいかに優秀かおわかりいただけたのではないでしょうか?
ただ現状の機能では、ユーザーのペルソナやデモグラを自動的に加味してくれるわけではありません。
その点では、まだまだ扱う人間側の広告的技量が求められる状況ではあります。
とはいえいえ、日進月歩で進化を続ける「Chat GPT」。
マーケターである人間の能力を超えてしまう日も、そう遠くはないかもしれません…!
今回の対決の模様は、YouTubeの動画でご覧になることができます。
さらに詳しい内容が知りたい方は、ぜひ下記をチェックしてみてください。