WEBマーケティングの企業にとって、運用力やマーケティング力が求められるのはもちろんですが、それ以前に重要なのが「営業力」ではないでしょうか?
フリーランスの方はもちろん、企業でマーケターをしている方にとっても、まずはクライアントを獲得しない限り新たな運用案件には繋がりませんよね。
そこで今回は長らくWEB業界で営業を行なっている弊社が、クライアントを獲得するためのキラーフレーズ3つをお伝えします。
さまざまな場面で使える実践的なフレーズをご紹介しますので、ぜひ今後の営業の参考にしてみてください。
営業時のキラーフレーズと言っても、すべてのタイミングで万能なわけではありません。
今回は成約に導くまでの細かなステップに合わせて、
・顧客の悩みを引き出すフレーズ
・検討してる顧客に追撃するフレーズ
・クロージングトークに役立つフレーズ
という3つをご紹介していきます。
どんなビジネスにおいても、お客さんの悩みを引き出して、それにソリューションを提案して成約するというのがビジネスの基本的なやり取りですよね。
そこで重要になってくるのが「悩みなんて、なさそうですね」というフレーズです。
一般的に悩みを引き出すのであれば「何か悩みなどはありませんか?」というフレーズを思い浮かべるのではないでしょうか?
でも、実はこれは逆効果。
お悩みありませんか?何かできることはないですか?という質問を、関係が浅い顧客や、新規のクライアントに伝えてしまうと、
「いや、うちは大丈夫だよ」と、ディフェンスに入ってしまいます。
旅人のコートを脱がせたのは、冷たい北風ではなく、暖かな太陽でした。
それと同様の感覚で「お悩みありませんか?」と訊ねるのではなく、
「それほどうまくいっていたら、悩みなんてなさそうですよね」
「ウェブに関する困り事はなさそうじゃないですね」と伝えると、
むしろ「いやいや、そんなことないよ…」と、さまざまな悩みを引き出せるのです。
そこから会話がスタートし、細かなヒアリングを行なっていくことが営業の第一歩になります。
2点目は検討中の顧客に対して追撃するためのフレーズです。
これまでウェブ広告を実施したことがない顧客が、まだ信頼関係のない代理店との契約や、運用費用捻出を渋るのも当然です。
そんなWEB施策に不安を持っている方にそっと寄り添うキラーフレーズが「とりあえず少額でテストマーケティングしてみませんか?」というもの。
いきなり大きな金額でマーケティング施策を行うのではなく、あくまでも「少額」から「テスト」的なマーケティングを提案していることがポイントです。
完全な成約ではなく、その前段階であるようなニュアンスでお話をすることで、顧客の不安感を払拭することができます。
いきなり「100万」「1000万」の広告費用を投下するのではなく、まずは少額でテストしながら、その効果・反応によって日予算を引き上げてアクセルをかける。
このようなニュアンスでお伝えすることで、検討中の顧客の背中を後押しすることができるのです。
3つ目のキラーフレーズは、クロージングトークで使用します。
悩みをヒアリングして提案し追撃もしている状態で、
最後の一押しをするためのフレーズ、それが「お手伝いしますよ」です。
最後の最後に「ぜひ契約してください」などと、売り色の強いフレーズはNGです。
顧客の悩みを引き出して、細かなヒアリングを行なったうえで、
「自分ならそれを手伝えますよ、いかがしましょうか?」くらいの伝え方がベスト。
せっかくここまでに押し売りをせずに関係性を築いてきたのに、そこから強くセールスしすぎることで、顧客はまたディフェンス体制へと入ってしまいます。
そのため「自分だったら、あなたを助けてあげられますよ」くらいのニュアンスにとどめるのが最適なのです。
今回はさまざまな場面で使える、実践的な営業のキラーフレーズをお伝えしました。
どんな仕事も、実績や経験値、知識だけで成約するわけではありません。
信用、信頼関係を構築して、ビジネスパートナーとして期待されるのが大前提です。
逆を返せば、顧客とのコミュニケーションが取れていれば、末長くお付き合いを続けられるはず。
ぜひ今回ご紹介したフレーズを、顧客獲得はもちろんですが、より良いコミュニケーションに活かしていただけますと幸いです。
もっと詳しく知りたい方は、ぜひ動画をご覧ください!
▼あなたの成約率が上がる営業トーク術