HOME/YouTube広告/YouTube広告はターゲティングが醍醐味!事例付きで徹底解説

YouTube広告はターゲティングが醍醐味!事例付きで徹底解説

youtube ad targeting

YouTube上に動画広告が配信できる「YouTube広告」。近年では参入する広告主が増えて競争が激しくなっています。

 

競争相手がいない間は「何となく」運用しても成果が出たかもしれませんが、今は機能の活用が重要に。方法を誤ると、なかなか成功できません。

 

そこで、まず確認すべきは「ターゲティング」!どんな人たちへ広告配信するかを詳細に決める設定です。

 

ここでは、

 

YouTube広告のターゲティング設定を駆使して成功させたい
ターゲティングを改善したいが項目が多すぎて、よくわからない

 

とお悩みのあなたへ、YouTube広告におけるターゲティングの重要性をはじめ、ターゲティング設定項目を一覧にしたうえで成功のコツも解説!伸び悩んでいる、もしくはターゲティング設定をきちんと知りたい人はぜひ最後までお読みください。

YouTube広告はターゲティング設定が成功のカギ!

targeting

数あるWeb広告の中でも、特にYouTube広告では重要な「ターゲティング」。なぜ大切なのかを1つずつ見ていきましょう!

YouTube広告の効果的な配信はデータ分析

YouTube広告は、配信結果・広告効果が数字で確認可能。あなたの動画広告に対して、クリック率・視聴率・問い合わせ・購入に至った数など、ありとあらゆる数値が簡単にチェックできます。

 

これらのデータを分析して各設定を改善すると、より確実に成果アップ!もし、今まで分析をおこなっていない場合は、現状の数値を確認するのがおすすめです。

ターゲティングで成果が変わる

ターゲティングとは、商品・サービスにより関連度の高いユーザーに絞ること。

 

例えば、車関連の商品なら車好きのユーザーに広告が配信できれば購入に繋がりやすくなります。YouTube広告は、ターゲティング設定が成功のカギと言っても過言ではありません。

 

2021年時点で、YouTubeの月額利用者は6,900万人もいます。(※参照元:「みんなのメインステージ」——新しい時代・進化する YouTube|Google)その中で闇雲に配信すると、広告効果が薄れるのは容易にイメージできますよね。

 

広告形式の選択など調整可能な項目は多数ありますが、6,900万人からターゲットを絞る設定はとても重要。ユーザーを理解したうえでのターゲティング設定は、成果を大きく変えます。

YouTube広告のターゲティングは2種類

YouTube広告のターゲティング設定項目は数が多く複雑ですが、まずは大きく2つに分かれます。

・オーディエンスターゲティング
・コンテンツターゲティング

オーディエンスターゲティングは、ユーザーの特徴を設定することでターゲットを絞る方法。年齢や性別が挙げられます。

 

コンテンツターゲティングは、配信先のコンテンツを指定することでターゲットを絞る方法。YouTube上での特定のチャンネルや、あるジャンルの動画内への配信が選べます。

 

それぞれがまた分かれていくので、次の章で詳しく説明しますね。

オーディエンスターゲティング

audience targeting

オーディエンスターゲティングとは、広告を表示したいターゲットを人物で絞り込むこと。以下のように項目が分かれます。

ユーザー属性グループ

ユーザー属性グループは、ユーザーの性別や年齢・子供の有無・世帯年収を設定することで配信層が指定できます。

詳しいユーザー属性グループ

詳しいユーザー属性グループでは、さらに細かい指定が可能。大学生や最近子供が生まれた人など、特定層向けの商材に利用できそうな項目です。

興味/関心

少し複雑ですが、この「興味/関心」の項目からさらに細かく分類されます。

アフィニティセグメント

趣味・習慣・ライフスタイルなど全体的なイメージをもとにしたターゲティング。各トピックに関心がある人をターゲットに設定できます。

カスタムアフィニティセグメント

他と比べて広い範囲ではなく、よりターゲットが絞られたターゲティング。例えば、「スポーツ愛好家」は広いですが、「熱心なマラソン愛好者」は範囲が狭いためマラソンシューズ販売に効果的です。

ライフイベント

人生の大きなイベントに差しかかるユーザーに対してのターゲティング。住宅の引っ越し・大学卒業・結婚などが該当します。

購買意向の強いセグメント

商品・サービスを熱心に調べたり、関連ページを訪れたりするユーザーに対してのターゲティン。そのユーザーのWeb上での行動をもとに選出します。

カスタムセグメント

キーワードやURLなどを広告主側で設定し、それらに関心のあるユーザーへ広告を配信するターゲティング。YouTube広告が関連性からターゲットを選んでくれます。

データセグメント

広告主のWebページや動画、アプリを訪れたユーザーにアプローチできる設定項目。特に、過去にWebページを訪れた人への広告配信は「リマーケティング(リターゲティング)」と呼ばれ、広告運用の基本的なテクニックとして知られています。

カスタマーマッチ

顧客へピンポイントに広告が配信できるターゲティング。既存顧客など、広告主からYouTube広告へ顧客のメールアドレスなどを提供する仕組みです。

類似セグメント

上記の各項目に「類似したユーザー」をターゲットにできるターゲティング。さらに新規顧客を獲得したいときや、リーチ拡大を狙いたい場面での利用が多いでしょう。

 

◆興味/関心の各項目がイメージしやすいように、具体例を紹介しますね。

 

セグメント名 設定事例
アフィニティセグメント ・投資家
・オーディオ好き
・アクションゲーム好き など
カスタムアフィニティセグメント ・熱心なマラソン愛好家へ配信したい場合、マラソンシューズのECサイトのURLやマラソンアプリを入力する
ライフイベント ・結婚
・転職
・定年退職
・自宅のリフォーム など
購買意向の強いセグメント ・ギフト
・アート
・アパレル
・スポーツ
・イベントチケット など
カスタムセグメント ・ターゲットにしたいユーザーが利用しそうなURLやアプリ
データセグメント ・YouTube広告の設定画面にて自分のYouTubeチャンネルを紐づける
カスタマーマッチ ・過去に商品購入したユーザーのメールアドレスをYouTube広告で入力する
類似セグメント ・上記セグメントで「料理」のユーザーに対して、その行動の「ナイフセット」「高級鍋」を見出し入力する

コンテンツターゲティング

content targeting

コンテンツターゲティングとは、広告配信面に関するターゲティングのこと。広告を表示する箇所が指定できます

 

こちらも項目が分かれるため、解説していきます。

プレースメント

プレースメントとは、広告が表示できる場所のこと。YouTubeチャンネル・投稿動画・アプリ・Webページにプレースメントを指定し、ターゲットにできます。

 

あなたの商品にピッタリなWebメディアやYouTubeチャンネルを登録すれば、関連度の高いユーザーへの配信が可能。チャンネル名やWebページのタイトルだけではなく、コンテンツ内容も十分に確認したうえで設定するのが効果的です。

トピック

YouTube広告の設定上で用意されたトピックを選び、関連する動画・チャンネル・Webページをターゲットに設定できます。プレースメントよりも大枠のイメージです。

 

例えば「オンラインコミュニティ」「ニュース」「エンターテインメント」などがトピック群。運用開始時など、ターゲットを細かく決めきれないときに利用するとよいでしょう。

キーワード

あなた自身で特定の単語やフレーズを登録。YouTube上の動画やチャンネルなど、ユーザーが興味を持つプレースメントに広告配信が可能です。

デバイス

広告を配信するデバイスを設定。具体的には、パソコン・スマートフォン・テレビ・モバイルデバイスなどです。

YouTube広告のターゲティング設定時の注意点

important point

YouTubeの広告配信では、複数のターゲティングが基本。でも、合いそうなセグメントをとりあえず設定するだけでは運用は成功しません。

 

YouTube広告の初心者に向けて、教えるプロでも気をつけているポイントを紹介します。これらを意識すると成果が変わるのでぜひ参考にしてください。

何かしらのターゲティングを設定する

YouTube広告配信の際は、必ず何かターゲットを設定しましょう。最初は広い範囲でOKです。

 

初心者にありがちなのが「何も設定しない」こと。的はずれなユーザーが多く含まれてしまいます。さらに、データ分析にも支障をきたして正しい改善ができません。

予算を有効活用する

ターゲットを絞りすぎると、予定していた広告費が使用しきれません。せっかく計画した予算なので、有効に使えるようにターゲット設定で調整しましょう。

 

ターゲット数と予算には強いつながりがあり、配信先が少ないと広告の表示回数が減り「クリック数」も減ってしまいます。

 

反対に、1日の予算をすぐに使い切る場合にはターゲットを絞るとよいです。

配信結果を振り返る

一定期間ごとに配信結果を振り返りましょう。配信規模にもよりますが、1ヶ月間で区切ることが多いです。

 

配信することに満足して、分析や改善を怠るケースをよく見かけます。しかし、データ分析はYouTube広告では必須作業。せっかく貴重なデータが取得できるので、分析して仮説を立ててみてください。

 

どんな広告配信にも改善点は必ずあります。地道な作業かもしれませんが1つずつ課題を解決しましょう!

ターゲティングの代表例

Representative example

最後に、ターゲティングの代表的な設定例を紹介します。どれもプロの現場で実際に使われる設定なので、あなたのYouTube広告配信の参考にしてください。

ペルソナイメージに合わせた属性設定

ペルソナとは、あなたの商品やサービスを求めている人のこと。YouTube広告をはじめ、マーケティングではペルソナを考えます。

 

先述のとおり、YouTube広告ではとても詳細なターゲティングが可能なため、ペルソナを設定に反映させましょう。

リマーケティング(リターゲティング)

リマーケティング(リターゲティング)とは、あなたのYouTubeチャンネルやWebページを訪れた人に広告を配信する方法。マーケティングの中でも代表的な配信方法です。

 

リマーケティングを設定すると、広告の成果は大きく変わるでしょう。ほとんどの場合において、設定なしと比べると良い結果が出ています。

 

オーディエンスマーケティングのデータセグメントで設定できるので、積極的に使用してみてくださいね。

動画を定期的に変更する

ユーザーに飽きられないためにも、広告動画は定期的に変更しましょう。

 

YouTubeは、1日に多くの時間を費やすユーザーが多数。配信設定にもよりますが、何度も同じ動画を配信するとマイナスイメージを与えかねません。

 

成果が出ている動画に大きな変更は不要ですが、なるべく数週間や1ヶ月に一度くらいの変更がおすすめ。従来の動画と新しい動画で成果を比べるのも面白いですよ。

あなたのYouTube広告に適したターゲティングを選ぼう

本記事では、YouTube広告のターゲティングを詳しく解説しました。

 

設定できる項目が多すぎて、あまり手を付けていない人もいるかもしれません。でも、ターゲティングは成果に大きく影響するため積極的に設定を

 

上記で説明した具体例を参考に、あなたの商品・サービスに適したターゲティングを探してみてくださいね。

こちらの記事をお読みの方におすすめのダウンロード資料

YouTube広告
完全攻略ガイドブック

近年大注目の動画広告。その中でも圧倒的なユーザー数を誇るYouTube広告ですがクリエイティブ作成に苦戦している方は多いのではないでしょうか?
再現性のある動画クリエイティブの作成法、ちょっとずるい裏技をたっぷりと詰め込んでご紹介しています。

資料をダウンロードする

RECOMMENDこちらの記事も人気です!