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【4大SNSを比較】集客時のSNSの使い分け方とは?
WEBマーケティング
2019.05.16
【4大SNSを比較】集客時のSNSの使い分け方とは?
デジタルでの集客が当たり前の時代になり、その中でも「SNS」を利用しての集客は多くの企業が取り入れている人気の手法です。SNSを利用して集客すると、SNSの圧倒的なアクティブユーザーをターゲットユーザーとして見込める上に、シェアなどで投稿が拡散すれば爆発的な集客効果も狙えます。 このように集客において大きなメリットのあるSNS集客ですが、複数のSNSに同じ投稿をしたり、漫然とSNSに投稿しても意味がありません。SNS集客を行うには各SNSの特徴をしっかり理解して、各SNSごとに適した運用を行う必要があります。 そこで今回はSNSの使い分けの方法を、各SNSサービスの特徴や集客ツールとして使うのにおすすめの業種・業態まで含めてご紹介します。「SNSの集客手法がよく分からない」という方や「SNSでの集客が上手くいっておらず、適切な運用方法を模索している」という方はぜひご覧ください。
目次
1
Facebook(フェイスブック)の特徴や使い方
1.1
Facebookの特徴
1.2
Facebookの集客への使い方やおすすめの業種・業態
2
Twitter(ツイッター)の特徴や使い方
2.1
Twitterの特徴
2.2
Twitterの集客への使い方やおすすめの業種・業態
3
Instagramの特徴や使い方
3.1
Instagramの特徴
3.2
Instagramの集客への使い方やおすすめの業種・業態
4
LINEの特徴や使い方
4.1
LINEの特徴や使い方
4.2
LINEの集客への使い方と向いている業種・業態など
4.3
まとめ
Facebook(フェイスブック)の特徴や使い方
「Facebook(フェイスブック)」はSNSの草分け役ともいえる存在で、企業の導入比率も高いSNSです。 日本国内のアクティブユーザーは2019年時点で約2800万人。30~40代を中心に、年齢が高い方もよく使っているSNSです。対して10代など、若者の利用率は他年齢層に比べて低い傾向にあります。また女性より男性の利用比率が高いです。
Facebookの特徴
Facebookの投稿フィードには、きれいに時系列順に投稿が並びません。Facebookには「エッジランク」という、投稿の表示順序を決めるアルゴリズムがあるからです。 エッジランクでは投稿の鮮度(新しく投稿されたものかそうでないか)だけでなく、その投稿がどのユーザーと関連性が高いか、また投稿の質が高いかなどによって投稿の表示順序を決めます。各指標に分けると、
経過時間 ・・・投稿からどのくらい経過しているか
重み ・・・投稿の質などがどのくらいか
親密度 ・・・ユーザーとどれくらいコミュニケーションが取れているか
になります。 ですから定期的な投稿を心がけるだけではなく、重みの評価が上がる写真や動画を使っての投稿も欠かせません。また親密度の評価を上げられるように、いいね!やコメントなどの評価をしてもらえる、共感性の高い投稿も心掛ける必要があります。 またFacebookを利用しているのは年齢や性別、趣味・趣向など、個人情報を設定しているユーザーです。ですからラフな投稿よりも、信頼性の高い投稿のほうが受ける傾向にあります。信頼性を上げるためにも、投稿中の文章も一言で終わらせずに相手に内容をしっかり伝えられるように詳しく書いたほうがリーチ率が高まります。 ちなみにFacebookには「Facebook広告」という広告サービスがあり、広告を配信する「オーディエンス(ターゲットユーザー)」を性別・年齢・居住地域など、細かい項目から設定可能です。「「Google広告」などのように、コンバージョン率が高そうなターゲットユーザーに絞って広告を配信したい」といった用途にはピッタリのサービスです。
Facebookの集客への使い方やおすすめの業種・業態
Facebookを集客に使う際は、投稿が途切れないように定期的に投稿するのも重要です。しかしエッジランクなどを鑑みると、ただ投稿するのではなくしっかりした投稿用の写真や動画のピックアップ、そしてしっかり内容を伝えられる文章などの用意が必要になります。 Facebookを集客に使う際は、相手に伝わりやすい、そして共感していいね!やコメント、シェアなどがされやすい質の高い投稿を定期的に行う必要があります。 Facebook集客に向いている業種・業態は、「年齢が高い層を顧客として見込んでいる企業」や「信頼性の高い企業で集客したい企業」です。 例えば不動産や日本酒など、年齢層が高くなる商品やサービスを提供している企業は、Facebookで集客を行えば利用ユーザーが合致しているので、効率のよい集客を行えます。またFacebookで質の高い投稿を配信すれば自社のブランディングにもつながりますし、いいね!やコメント、シェアなどで他のユーザーにも投稿を見てもらって集客できます。 「ガルーン(Garoon)」といった企業用ソフトウェアベンダーの「サイボウズ(Cybozu)」は、業務アプリ作成サービスの「キントーン(kintone)」のトライアル促進のためにFacebook広告でキャンペーンを行いました。すると申込数がキャンペーン以前の2倍になり、「CPA」も改善するなど大きな効果を上げました。 このようにBtoBで信頼性の高い投稿を行い、商品やサービスの申込数を増加させるという方法もFacebookでは可能です。
Twitter(ツイッター)の特徴や使い方
「Twitter(ツイッター)」はフェイスブックの次に歴史のあるSNS。企業のキャンペーンなどによく活用されているSNSです。 日本国内のアクティブユーザーは2019年時点で4500万人。20~40代と、若いユーザーが多く、10代もフェイスブックよりTwitterの方を利用しています。高齢者のユーザー数は全体から見て低めで、男性ユーザーのほうが女性ユーザーよりやや多いSNSです。
Twitterの特徴
Twitterではフェイスブックのエッジランクという概念がなく、純粋に時系列順に投稿フィードが並びます。ですから最新の内容を投稿すればそれだけユーザーに投稿を見てもらいやすくなりますが、フェイスブックより投稿頻度を高めないと、自社の投稿が競合他社に埋もれてしまう危険性もあります。 またいいね!やコメントなどを稼ぎながら、「リツイート」を狙いましょう。リツイートが行われると、広いユーザーに自社の投稿を見てもらえます。フェイスブックよりも拡散されやすく、それだけ広い集客効果を作り出せるのがツイッターのメリットです。 ただし拡散されやすいということは、投稿に不備があった場合にもその内容が伝わり、炎上事態を引き起こすこともあります。投稿頻度が重要だからと言って、焦って不用意な投稿をするのは避けましょう。 Twitterには「Twitter広告」という広告サービスがあります。ユーザーのツイートと関連性の高い広告を発信したり、安いコストで広告が発信できたりとさまざまなメリットがあります。ただしターゲティング精度はFacebookより注意してください。
Twitterの集客への使い方やおすすめの業種・業態
Twitterでの集客をおすすめするのは、「年齢層が低い商品やサービスを提供している企業」や、「キャンペーンを行って集客を積極的に行いたい企業」です。 手軽に投稿ができるツイッターは、数値でもお分かりの通り若者向けのSNSです。それだけに年齢層が低い商品やサービスを提供している企業が集客利用すると親和性が高いです。またキャンペーン投稿に強いのもツイッターの特徴なので、あなたの会社でもツイッターで話題性の高いキャンペーンを行えば、参加者をリツイートなどで増やしながら集客が行えます。 「あずきバー」で有名な「株式会社井村屋」では、固いというユーザーの声をすくい取り、「あずきバーかき氷器」を開発。話題性の高い投稿により、莫大ないいね!とリツイートを獲得しました。あなたの会社でも話題性の高い投稿をすれば、ビジネスチャンスを作り出すことができます。
Instagramの特徴や使い方
「Instagram(インスタグラム)」は、画像や動画などでコミュニティを作るSNS。2012年4月にFacebookに買収され、Facebookのグループ会社としてSNSをユーザーに提供しています。 アクティブユーザーは2019年時点で2900万人で、Facebookを超えました。20~40代がメインユーザーで、10代のユーザーも多いです。「インスタ映え」を狙った女性層が多いですが、男性の比率も多いです。
Instagramの特徴
Instagramは、FacebookやTwitterなど他SNSと違って画像や動画の見せ方が重要になってきます。インスタ映えという言葉が流行ったように、話題性の高い、ユニークな投稿が受けて集客性が高くなります。 ただしFacebookのグループ会社なので、投稿フィードのアルゴリズムもFacebookと同じです。ということは投稿の鮮度だけでなく、投稿自体の質や関連性の高さなどもユーザーに自社の投稿を見てもらうには必要になります。 ですからInstagramでもFacebookと同じようにフォロワーと積極的にコミュニケーションを取ったりして、自社への関連度を上げないといけません。またInstagramは画像と動画のSNSなので、Facebook以上に画像や動画はきちんと相手の興味を引けるものか確かめてから投稿しましょう。 ちなみにInstagramには、FacebookのシェアやTwitterのリツイートに当たる機能がデフォルトでは用意されていません。ですから代わりに「ハッシュタグ」を入れて投稿を見てくれるユーザーが増えるように工夫します。 Instagramのハッシュタグでは「#」の後に投稿に関連するキーワードを30個まで入れられます。ハッシュタグを入れる際は「フード」、「コーヒー」などの需要の多い「ビッグワード」と中ぐらいの「ミドルワード」、少ない分検索上位に自社の投稿が上がりやすい「ミドルテールワード」を上手く組み合わせましょう。 Instagramには「Instagram広告」があります。Facebook広告とも連動しており、細かいターゲティング設定でターゲットユーザーを狙い撃ちした広告が打てます。その際もハッシュタグを活用すると集客効率が上がるので、ぜひハッシュタグの使い方はマスターしてください。
Instagramの集客への使い方やおすすめの業種・業態
Instagramでは、若い女性などがアパレルといった商品のカタログとして利用しています。また男性も家電など、商品をビジュアルで見たいときにInstagramを利用しています。 こういったユーザーを顧客として取り込めるように、画像や動画は鮮明であり、そして見ただけでテーマが分かりやすいものを投稿すると集客効果が高くなります。InstagramはFacebookやTwitterのように投稿にURLリンクなどを貼れないので、見ただけで相手の興味・関心を引く投稿を重視しましょう。 Instagramを集客すると効果が出やすいのは、やはり「女性向けの商品やサービスを提供している企業」や「飲食やアパレルなど、ビジュアルでアピールすると集客効果が高い企業」です。 Instagramでは若い女性が特に力を入れて投稿をしているので、質の高い投稿を心がければ関連の商品やサービスを提供している企業の集客効果も高まります。またインスタ映えする投稿を心がければ、ビジュアルでアピールすると目を引きやすい飲食やアパレルなどの企業でもInstagramを有効な集客ツールとして扱えます。 世界的有名アイスクリームメーカーの「ハーゲンダッツ」では、「幸せのハーゲンハート探し」というアイスクリームに付いたクレーターをユーザーに投稿してもらうキャンペーンをしています。これはアイスクリームに付いたクレーターがハートに見えるのをユーザーがInstagramに投稿したことが、ハーゲンダッツの目に留まって正式化されたキャンペーンです。このように「ユーザーファースト」の視点でユーザーの投稿内容に注目し、面白いアイデアは拝借してInstagramのキャンペーンにつなげる方法も有効です。
LINEの特徴や使い方
「LINE」は「LINE株式会社」の提供するSNSで、通話用アプリとしても良く使われているツールです。 2019年時点でアクティブユーザーは7600万人で、40代を中心に幅広い年齢がLINEを利用しています。性別では女性の方が全体的にやや多いですが、男性もかなりの方がLINEを利用しています。
LINEの特徴や使い方
LINEでは、「LINE公式アカウント(旧「LINE@」)」を作って集客を行います。管理画面からキャンペーンやイベントに関するメッセージを送る機能、1対1のコミュニケーション機能、ホームページを制作する機能、クーポン機能など、複数の機能を利用出来ます。 LINEは情報拡散力が低い分、情報伝達力に優れています。特にLINEでは友達から投稿があるとプッシュ通知として音や画面で表示されるので、ユーザーへの注意喚起力が高いのがメリットです。ただしその分他SNSと違って、投稿を乱発したりする行為はスパムのようになり、ユーザーの自社に対する「ロイヤルティ(愛着度)」を下げてしまうことになるのでおすすめできません。 セールやキャンペーンなどのタイミングに合わせて、セール情報やクーポンなどの、ユーザーにとって有益な情報を発信することが重要です。プッシュ通知を起点にしたユーザーに確実に届くメリットを活用した集客施策は、特に一度獲得した顧客を囲い込んで優良顧客へと引き上げるリピート集客に有効です。
LINEの集客への使い方と向いている業種・業態など
LINEでは、SNSの中でもひと際多いユーザー数を獲得しており、年齢や性別関係なく、さまざまなユーザーが利用しています。そこでプッシュ型で情報を発信できるLINE公式アカウントを利用すれば、大きな集客効果が見込めます。 まずはLINE公式アカウントを友達追加してもらう工夫をしましょう。自社公式ホームページや、FacebookやTwitterなどの他SNSツールも動線として有効です。そして一度友達追加してもらった後は、定期的にお客様にとって有益なセール情報やクーポンなどを発信して集客につなげましょう。 LINEを集客に使うとおすすめなのは、「実店舗へのリピート集客を増やしたい企業」などです。他SNSツールと違ってLINE公式アカウントを使えば、プッシュ通知などでLINEユーザーのロイヤルティを引き上げ、優良顧客へと引き上げられます。 「メガネスーパー」ではLINE@で1:1トーク機能を使った注文ができるようにしました。これによりLINE経由で顧客が簡単にメガネをオーダーできるようになり、メガネの注文数が増えました。 このようにお客様にとって簡単に商品やサービス注文ができる仕組みをLINEを使って取り入れると、売上拡大にもつながります。
まとめ
今回は各SNSの特徴や使い方、そして集客に利用すると効果が出やすい業種・業態などもご紹介してきました。 SNSの4台サービスであるFacebook、Twitter、Instagram、LINE。この4つを上手く使い分ければ、集客に対して大きな効果を上げられます。また「FacebookでLINE公式アカウントの紹介をして友達登録してもらい、LINE公式アカウントでリピート集客を行う」など、各SNSを併用しながら使い分けを行うと、集客効果がさらに上がります。 ぜひ皆さんもSNSを上手く使い分けて、集客へと結び付けましょう。
プロフィール:businessofd
ウェブ制作やウェブマーケター、ウェブライターとしても活躍。 新しいITニュースが出れば即ググって徹底的に調べるITオタクの一面も。 ずっと読まれる分かりやすい記事を希求し続けている。
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ライタープロフィール
勝原 潤
株式会社ウィニングフィールド 代表取締役
富山県出身。通信機器の販売代理店~エンタメ・雑誌・広告業界~外資系広告代理店のデジタルマーケティング部を経て起業に至る。現在は中小企業・店舗、物販通販事業者、個人事業主を中心にWebの広告運用代行事業やWebコンサルティングとWebマーケター養成講座の開講、動画コンテンツ販売などを展開中。
<認定資格>
Yahoo!リスティング広告認定プロフェッショナル
Google Partner(Google AdWords 認定資格)
Googleインドアビューセールスパートナー
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