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Amazonのメディアパワーを使った効果的な戦略広告

何かを調べる時にはGoogleを利用する事が多いと思います。しかし何かを買いたい時は、どこで調べて購入するか?それは「Amazon」です。

それほど大きく強いメディアで商品を出品する事は、商品の売上を伸ばす事の可能性を大きく広げる事ができます。しかしAmazon内で商品の販売利益を伸ばすには上位表示が必須と言っても過言ではありません。そんな悩みを簡単に解決させる方法がAmazon広告です。

数億種類以上の商品を全てチェックするユーザーは現実的に少なく1ページ目にある商品が売りやすく利益に繋がるAmazon広告の強みや活用方法などを紹介していきます。

■Amazon広告とは

Amazonはモノの購入だけではなく電子書籍やビデオオンデマンド、さらに楽曲も揃える世界最大級のオンラインストアであり、そのサービスの中で出せる広告です。Amazonで商品を出品する事はオンラインで買い物をする事が当たり前になっている中で時代には合っている中でさらに出品者がAmazonに広告を出し、Amazonの中で出品している商品を上位表示させる事がAmazon広告の仕組みです。

■Amazon広告の持つ強み

Amazonは日本国内でも圧倒的なユーザー数を誇り(2019年6月:5004万人)ショッピングカテゴリーだけではなくメディアとしてもトップレベルのパワーを持っています。

Amazon広告には特有の強みがあり、購買に関するデータは他のサイトよりも強いターゲティングを見込む事ができるので購買広告にはうってつけの広告戦略となりますね。そして巨大広告プラットフォームのGoogle、Facebookと並びつつあるAmazon。

このGoogleとFacebookの広告における2大勢力を追いかけ追い越す勢いのAmazon広告。Amazon特有の購買データを求め、Amazon広告を打ち出す企業はどんどん増えています。

Amazon広告の強み(メディアパワー)

Amazonの広告媒体資料に記載されていますが、Amazonは国内メディアサイトでもトップクラスのリーチ数とユニークビジター数を誇っています。ショッピングサイトならではの特性とAmazonの持ち味である規模を活かす事によってより超潜在的なターゲットに広告を打ち出せます。

Amazon広告の強み(細部まで求められるターゲティング)

Amazon広告の強みの1つとしてターゲティングが細かいところまで絞れるという事です。Amazon広告のターゲティングの種類は7つあります。

・ライフスタイル

閲覧・購買履歴をもとに想定されるライフスタイルを持つカスタマーに配信

・ホットカスタマー

商品に対する直近の興味関心に基づき配信

・商品カテゴリ

検索結果ページもしくは商品詳細ページの指定カテゴリに配信(配信先は検索結果ページ・商品 詳細ページのみ)

・エリア

47都道府県

・デモグラフィック

年齢・性別・世帯年収・職業・未既婚など特定の属性のカスタマーに配信

・ニューカスタマー

90日以内に Amazon で初めて購入したカスタマーに配信

・アドバイザー・オーディエンス

広告主所有のメールアドレスなどのリストを匿名化しAmazon カスタマーと照合して作成したセグメントに配信

このように広告主にとって効果を見込める細かいターゲティング戦略を持てるのもAmazon広告の持つ強みの1つです。

Amazon広告の種類

Amazon広告の種類は4つに分かれています。

スポンサープロダクト広告

ユーザーがAmazonで検索するキーワードやカテゴリー(ブランド)を指定していればAmazon内での検索結果や商品詳細ページに商品の広告が表示され広告をユーザーがクリックすれば商品ページにリンクします。クリエイティブに関してはAmazonに登録している広告主の商品情報から自動で作られるのでAmazonへの商品登録さえあれば比較的容易に広告を出せます。

スポンサーブランド広告

ブランドのロゴ、カスタマイズ可能な見出しで最大3つの商品をAmazonの検索結果に表示する事ができる広告です。商品とともにブランド自体の認知度アップを図る事ができます。広告をクリックするとAmazonが制作するテンプレート式のランディングページかブランドストアへ流入する事ができてブランディングや好感度の向上に貢献する広告になります。ユーザーをブランドの世界観に引き付けることも図れるので認知度向上だけではなくファンを ファンをつける事も戦略として武器にできる広告となります。

・スポンサーディスプレイ広告(旧:商品ディスプレイ広告)

この広告の強みは、Amazonサイト内の商品詳細ページへディスプレイ広告を表示する事ができる広告です。広告を出す商品と関連する商品を指定するか興味関心カテゴリーを指定して、特定の商品を探しているユーザーへ、商品の露出拡大を図るために利用するのがオススメです。Amazonの中だけの広告だけではなく、それ以外のインターネットにも配信できます。

Amazon DSP(旧AAP)

オンライン上で様々な活動をしているAmazonカスタマーへRTBでリーチする広告です。これはAmazonのサイト以外にもAmazonサイトでのターゲティングセグメントを利用してユーザーへ効果的にリーチする広告です。

Amazon DSP ビデオ広告

Amazonが提供すRTB対応動画広告サービスであり、独自に保有する大量のオーディエンス

データを利用した多彩なターゲティングが可能となる広告です。

※RTBとはReal Time Biddingの事でターゲットユーザーに対し、Amazon提携ネットワーク

媒体のビデオコンテンツへリアルタイムで更新しながら広告を出すサービス

Amazon広告はそれぞれの商品やサービスによって柔軟に変える事ができるので、

必要な広告を必要な形で打ち出す事が出来ます。 

Amazon広告の費用

  

Amazon広告は基本的にCPC(クリック課金)での広告提供となっています。

 インプレッションだけで広告費用となる課金はなく、実際にユーザーのアクションに基づいた

 上での課金になるので、とても費用対効果の高い広告が見込めます。

 予算も広告主側でクリック単価の上限を決められるので、無理する事なく必要に応じ、広告を

 利用する事もできます。

Amazon広告の始め方

 Amazonで商品を販売する方法は「セラー」・「ベンダー」と2つに分かれています。

・ベンダーセントラル

・セラーセントラル

と2つの種類の販売方法があり、ベンダーはAmazonに商品を卸す形でAmazonに販売を一任するやり方です。

セラーはその逆で出品や販売は全て販売者が行います。

セラーセントラルは大口出品と小口出品の2種類があって小口出品ではAmazonスポンサー広告自体の利用ができず、大口出品の場合もスポンサーディスプレイ広告は利用できません。

ベンダーでもセラーでも、どっちが良い。というよりかは、どっちが合っているか。を判断しましょう。

1つの売り上げに対する利益率を重視すればセラーで、認知の向上や販売数を増やす事を考えるのであればベンダーというように目的に合わせて利用することをオススメします。

そしてそれぞれにもメリット・デメリットがあり以下にてご説明します。

Amazon広告のメリット・デメリット

Amazon広告のやり方や費用・効果も踏まえたメリット・デメリットをお伝えします。

 メリット

・世界最大級のショッピングサイトの販売システムやツールを使い商品を販売できる。

・細かいターゲティングができて、商品販売の戦略を立てやすい。

・広告費用に関して広告主側が制限を設ける事ができ、無駄な費用もかからないので費用対効果

 が高い。

 デメリット

・購買以外の目的の広告であれば、そこまで効果は見込めない。

・セラーセントラルである広告主であればAmazon広告を利用するにあたってに大きく制限が

 かかる。

まとめ

検索ならGoogle、興味を仰ぐならFacebook、そして購買を求める広告ならAmazon。

何かを買うためにAmazonサイトへ入ってきたユーザーは、非常に購買意向の状態です。

そのユーザーに強力なアプローチを出せるAmazon広告は、同じインターネット広告であっても

購買に関しては世界一の広告プラットフォームです。

商品の知名度を上げたい方、より数多くの商品を売りたい方は利用してみてください。

ライタープロフィール

勝原 潤
勝原 潤株式会社ウィニングフィールド 代表取締役
富山県出身。通信機器の販売代理店~エンタメ・雑誌・広告業界~外資系広告代理店のデジタルマーケティング部を経て起業に至る。現在は中小企業・店舗、物販通販事業者、個人事業主を中心にWebの広告運用代行事業やWebコンサルティングとWebマーケター養成講座の開講、動画コンテンツ販売などを展開中。

<認定資格>
Yahoo!リスティング広告認定プロフェッショナル
Google Partner(Google AdWords 認定資格)
Googleインドアビューセールスパートナー

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