ウェマー!では無料サービスを使用して自分でLPを作成する方法についご紹介しました。
じゃあ作成したLPをどう運用するのか。というのを今回は、作成したLPを実際に運用し、LPの問題点などを洗い出し、より効率の良いLPへと作り替える方法についてご紹介していきます。
目次
LPOとは、Landing Page Optimization、ランディングページ最適化という意味で、ユーザーがLPでどのような行動をしているのかを調査し、ユーザーが求めているものによりマッチしたページへと作り替えて行く手法を表す言葉です。
LPOを実施することでコンバージョン率を高め、よりコストパフォーマンスの良い広告運用ができるようになるため、LPを作成したら必ずLPOを実施していきましょう。
LPOを行うにあたり、まず行うことはユーザーがLPでどのような行動をとっているかの調査です。
LPのどの部分が良くクリックされているか、よく見られているか、ページにはどの程度滞在しているのか、何割のユーザーがすぐに離脱してしまっているのかなどの情報を調べることで、自社のLPに何が足りていないのかを知ることができます。
実際にデータの収集を行う場合は、さまざまな会社が提供しているサービスを利用する方法と、Webサイトにプログラムを埋め込んで調査する方法とがありますが、プログラムを埋め込む方法ではどうしても知識や時間が必要となってしまうため、最初は外部サービスを利用した方が良いでしょう。
LPOに利用できるサービスは色々ありますが、今回は無料である程度使えるものをご紹介していきます。
サービスによっては無料プランのままでは多少使いにくいものもありますので、実際に試してみて効果があると判断できたら、有料プランに切り替えても良いでしょう。
Ptengineは、登録したサイト内でユーザーがどのような行動を取っているかをヒートマップ方式で確認することが出来るツールです。
ヒートマップを表示すると、クリック数が多い場所ほど赤い色で表示されるため、サイトのどの部分がクリックされているかを一目で確認できます。
また、こちらのサービスでは、ページが表示された時間やページのどの部分までスクロールされたかについても調査することが可能なため、ユーザーの興味が高い部分をより目立つ場所に移動させることで滞在率やコンバージョン率を高めることができるでしょう。
Mouseflowは、ユーザーがサイト内で取った行動を録画することができるサービスです。
このサービスは、動画でユーザーの動作を確認することができるので、よりユーザーの行動が把握しやすいのですが、全てのユーザーの動作を録画してしまうため、記録を全て確認するとなると時間も手間もかかります。
効率的に情報を確認したい場合には、コンバージョンが得られた時間帯の録画を確認し、どのような行動を取ったユーザーがコンバージョンしたかを調査すると良いでしょう。
こちらのサービスは視覚的に情報を把握しやすく、使いやすいサービスなのですが、無料プランでは500PV、1カ月あたり100セッションまでしか記録することができません。
もっと詳しく調査したいという方は、毎月2500セッションまで記録できる「スタータープラン」へ登録することをおすすめします。
こちらはアクセスしてきたユーザーのペルソナを調べることができるサービスです。
AIを利用することでどのようなタイプのユーザーがLPにアクセスしているか、コンバージョンしたユーザーはどのようなペルソナなのかを解析してくれます。
このサービスを利用すれば、実際にLPにアクセスしているユーザーに付いて詳しく知ることができるため、ユーザー層に合わせてより訴求力の高いサイトを作ることができるでしょう。
導入方法はGoogleタグマネージャーと同じで、登録後に発行されるタグをサイト内の所定の位置に埋め込むだけとなります。
Googleタグマネージャー経由でも利用することができるので、既にタグマネージャーを利用している場合はより簡単にJuicerを利用することができるのもメリットです。
ユーザーのペルソナについては、自力で解析する場合はキーワードやコンバージョンしたユーザーなどから総合的に分析するしかないため、どうしても手間がかかってしまいます。
このサービスを利用すれば、解析の手間がかからず、簡単にユーザー像を知ることができるので、効率的にLPを改善したり、広告戦略を改善することができるでしょう。
これらのツールやサービスを利用してユーザーのタイプや行動を分析し、LPを調整したり広告戦略を変更することでより効率的にコンバージョンが得られるサイトを作り上げることができるようになります。
もっと見栄えが良く、効果的なLPを作りたいという場合は、無料サービスだけでは厳しくなってきますので、運用してきた中で得られた情報を元にウェブ制作会社に依頼すると良いでしょう。