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2019.12.21

Yahoo「スポンサードサーチ」効果的な広告配信をするために徹底解説

WEB上で一度は見にしたことがある広告が[fontsize size=”5″]スポンサードサーチ[/fontsize]です。スポンサードサーチは国内大手検索エンジンのYahoo! JAPANが提供している広告サービスになり、国内最大級ユーザー数と接点が持てる広告方法になります。広告を配信する際には、効果的な広告配信をしたいものだと思いますが、そのためには最低限知っておかなければならないポイントがあります。今回は効果的な広告配信をするために必要な知識をお伝えしていきます。

スポンサードサーチとは

スポンサードサーチとは、国内大手検索エンジンのYahoo! JAPANで検索した際に、検索キーワードに応じて、検索結果ページに表示されるテキスト広告になります。わかりやすく伝えると「検索広告」になります。ユーザーがあなたの商品やサービスを検索しているその瞬間に広告を表示することができるので、効果的な広告が期待できます。Yahoo! JAPANをはじめ、国内の主要提携サイトの検索結果ページなどにも広告掲載ができるのは、スポンサードサーチの強みになります。PCやスマホ、タブレットの検索結果に広告掲載するほか、[color color=”red”]スマホやタブレットのアプリをプロモーションすることも可能になります。[/color]

キャンペーンタイプ・広告グループ

キャンペーンタイプ

キャンペーンタイプは主に3つあります。

1,「標準キャンペーン」

PCやスマホ・タブレット用広告のキャンペーンタイプになり、見込み度が高い集客を目的とする場合はこのキャンペーンタイプになります。配信はすべてのデバイスに可能になります。

2,「アプリダウンロードキャンペーン」

スマホやタブレットのアプリをプロモーションするためのアプリダウンロード用広告のキャンペーンタイプになり、アプリダウンロード用広告を作成する場合はこのキャンペーンタイプになります。配信可能なデバイスはスマホとタブレットになります。

3,「動的検索連動型広告キャンペーン」

プロモーションするサイト内容と関連性の高い検索キーワードに対して、広告のタイトルを自動生成して配信する広告のキャンペーンタイプになり、サイトへの訪問者数の増加が期待できるキャンペーンタイプになります。動的検索連動型広告を作成する場合は、このキャンペーンになります。配信はすべてのデバイスに可能になります。

あなたが広告する目的を考えて、キャンペーンタイプを選ぶ必要があります。

広告グループ

広告グループとは、キャンペーンの下の管理単位のことになります。商品やサービスごとに別々の広告を表示する場合には、その数だけの広告グループを作成する必要があります。広告タイプの作成は、選んだキャンペーンタイプによって異なりますので、注意してください。

ターゲティングの種類

ターゲティングの種類は以下の4つになります。

詳細

デバイス:デバイスごと(スマホ・PC・タブレット)入札価格を調整することができます。

地域:広告を配信する地域、もしくは除外地域を設定できます。

曜日、時間帯:広告を表示する曜日、時間帯を設定できます。

サイトリターゲティング:過去にあなたのサイトを訪問したことがあるユーザーが、登録しているキーワードで検索した際に広告をすることです。

設定できる階層

デバイス:キャンペーン・広告グループ

地域:キャンペーン

曜日、時間帯:キャンペーン

サイトリターゲティング:キャンペーン・広告グループ

キーワード・マッチタイプ

キーワード

スポンサードサーチでは、ユーザーが検索の時に用いる語句と、登録しているキーワードが一致した場合に、広告が表示されます。もし、あなたの商品を購入しようとしているユーザーがいても、キーワードを設定していないと、広告が表示されずにユーザーを逃してしまいます。ですので、キーワード設定は物凄く大切になってきますし、複数のキーワードを登録してください。

マッチタイプ

登録しているキーワードに対して、ユーザーが検索に使用したキーワードがどのような形式の場合に広告表示がされるか決定するものをマッチタイプといいます。

マッチタイプには「完全一致」「フレーズ一致」「部分一致」の3つがあります。

「完全一致」

登録しているキーワードと検索したキーワードが完全に一致した場合、もしくは類似パターンに該当した場合に広告表示されます。類似パターンの例は以下になります。

・順番が異なる場合「野球 道具」「道具 野球」

・類義語や言い換え「バイク」「オートバイ」

・一部語彙を省略「ウイルス対策ソフト 無料」「ウイルスソフト 無料」

「フレーズ一致」

検索したキーワードの中に、登録したキーワードと一致するフレーズが語順通りに含まれていた場合に広告表示されます。語順の入れ替わりや、語彙の間に他の語彙が入った場合には、広告表示されません。フレーズ一致の例は以下になります。

登録キーワード:「野球 道具」

広告表示される場合:「野球 道具 ボール」「野球 道具 お店」

広告表示されない場合:「道具 野球」「道具 野球 値段」

「部分一致」

登録しているキーワードの類義語や関連性のあるキーワードに対して、広告表示されます。部分一致を設定すると、完全一致とフレーズ一致で当てはまる検索キーワードも広告表示がされるため、マッチタイプの中では一番多く広告が表示されます。部分一致の例は以下になります。

登録キーワード:「野球 道具」

広告表示される場合:「スポーツ」「道具 野球」「野球用品」

広告が表示されない:関連しない語句

キーワードやマッチタイプを理解して、設定する事がより効果的な広告への近道です。

スポンサードサーチの文字数

入稿規定は様々ありますが、今回は文字数制限についてお伝えします。

ページフィード名:50文字以内

ドメイン:1,024byte(半角1byte、全角3byte)

ページURL:1,024byte(半角1byte、全角3byte)

カスタムラベル:20文字以内

ターゲット設定:1,024byte(半角1byte、全角3byte)

タイトル説明文:80文字以内(全角および半角カナは2文字、半角英数記号は1文字)

()内はカウント方法になります。

スポンサードサーチの料金形態

予算の決め方

目標とするコンバージョン単価と獲得件数から広告予算を設定します。

予算ありきで運用してしまうと効果が少なかったり、効果的に広告が得にくい場合がありますので、目標をしっかり定めて、それに見合った予算設定が非常に大事になっており広告予算が少なすぎるとコンバージョン数の機会損失につながる場合があります。

「広告予算」=「目標とする1件あたりの獲得単価」×「目標獲得件数」

上記の予算の立て方が最も基本的な考え方になります。

広告料金の設定

広告料金は自由に設定・変更できます。広告主が、1クリックあたりの料金(入札価格)を自由に設定・変更できます。入札価格が高ければ高いほど、上部の目立つ位置に広告表示がされるため、予算を踏まえた上で入札価格を決めることが重要になります。

そして、1日あたりの日額予算を事前に設定しておくと、予算に達成した際に広告配信が自動的に停止する機能もあります。広告配信期間などの決まりはないため、広告の一時停止や終了、再開は広告主の好きなタイミングで行えます。期間や日額上限を自由に決めることができるため、柔軟なスケジュールが調整ができますが、ビジネス成功の「ブレーキ」になってしまう可能性がありますので、注意してください。

料金の仕組み

料金は「クリック課金型」になります。ユーザが広告をクリックした場合に広告料金が発生します。なので、広告が表示されるだけでは料金は発生しません。「クリック料金×クリック回数」が実際に課金される広告料金になります。

そして、広告料金は「前払い料金制」になります。広告掲載を開始するには、事前に広告料金を入金する必要があり、広告がクリックされるとその残高から引かれていく仕組みになります。入金額以上の料金は発生しないため、知らないうちに高額な料金が発生していることはありません。

入金方法

入金方法は、「クレジットカード」もしくは「銀行振込」になります。

自動入札

自動入札とは、キャンペーンの種類や広告掲載の目的の応じて、適切な入札価格を自動的に調整してくれる機能になります。過去の実績や予測値をもとに、目標とする指標に合わせてキーワードの入札価格を自動的に調整してくれますが、必ずしも結果が保証されることはありません。

自動入札タイプは「クリック数の最大化」「コンバージョン数の最大化」「コンバージョン単価の目標値」「広告費用対効果の目標値」と4つになり、あなたの目的にあった自動入札タイプを選ぶ必要があります。

キャンペーンエディター

キャンペーンエディターとは

キャンペーンエディターは、キーワードや広告の大量作成やデータの大量入稿、一括編集を行い、効率的なアカウント運用を支援してくれるアプリになります。広告管理ツールとは異なり、CSVのインポート用テンプレートをそのまま入稿できます。そのため、「日々大量のキーワードや広告を運用している」「アカウント毎にレポートを作成して時間がかかる」「キャンペーンや広告グループをまたいで一括編集したい」などという悩みがある人はキャンペーンエディターがオススメです。

始め方

以下の5つのステップで簡単に始めることができます。

①キャンペーンエディターに最新の入稿データをダウンロード

②予算調整やキーワード編集

③エラーを判定

④入稿データのアップデート

⑤広告配信開始

キャンペーンエディターでは、広告管理ツールでは出力できない項目を含めたレポート作成ができたり、充実した検索機能があるなど手間が省ける以外にも多くのメリットがあります。

まとめ

今回は、Yahoo広告サービスの1つ「スポンサードサーチ」についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?国内大手検索エンジンの検索結果ページに広告を出すことは、とても効果的な広告方法になりますが、「キーワード」や「キャンペーンタイプ」などを理解していなければ、効果的な広告配信は難しくなります。言い換えますと、「キーワード」や「キャンペーンタイプ」をしっかり設定すると効果的な広告配信ができます。特に初めての方は「キャンペーンエディター」も利用してみてください。「今」検索しているユーザーにダイレクトに広告配信できるのは、様々な広告方法の中でもとても効果的な広告になりますので、ぜひ利用してみてください!

ライタープロフィール

勝原 潤
勝原 潤株式会社ウィニングフィールド 代表取締役
富山県出身。通信機器の販売代理店~エンタメ・雑誌・広告業界~外資系広告代理店のデジタルマーケティング部を経て起業に至る。現在は中小企業・店舗、物販通販事業者、個人事業主を中心にWebの広告運用代行事業やWebコンサルティングとWebマーケター養成講座の開講、動画コンテンツ販売などを展開中。

<認定資格>
Yahoo!リスティング広告認定プロフェッショナル
Google Partner(Google AdWords 認定資格)
Googleインドアビューセールスパートナー

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