Twitter広告は日本国内だけでも4000万人以上が利用していると言われており、特に若年層に利用者が多いため、若者へのアプローチ手段として優れていると考えられます。ただ、ウェマー!でもご紹介してきたYDNやスポンサードサーチ、Google広告などと比べると、広告の広まり方などに違いがあるため、広告の作り方についても少し工夫をしなければいけません。
なのでこの記事では、Yahooプロモーション広告でTwitterに広告を出す方法についてご紹介します。
目次
Twitterを使っていると、タイムラインに[プロモーション]と記載されたツイートが表示されたことは無いでしょうか?これがTwitter広告になります。
YahooやGoogleなどのウェブサイトやスマホアプリに配信される広告の場合、通常のコンテンツとは別に広告として表示されていますが、Twitter広告の場合はあくまでツイートのひとつとして広告が表示されるのが特徴です。
Twitter広告はツイートとして扱われているため、リツイートやいいね、返信などのTwitterの機能が使えます。それにより、サイトやアプリによる広告に比べ、さらにアグレッシブな広告戦略が可能になると考えられます。
また、Twitter広告は費用面でも少し特殊な計算になり、上手く利用することでより費用を抑えられるのも特徴です。
Twitter広告では複数の課金方法が設定できますが、このうちエンゲージメント課金では、課金が発生するのはタイムラインに表示された広告に返信やリツイートなどの反応が起こったときだけになります。
もし、リツイートされた広告に他のユーザーがエンゲージメントしても追加での課金は発生しません。
つまり、自社の広告が拡散されれば、費用をかけずに多くのユーザーに自社の広告を広めることができるのです。
ただ、いきなりRT(リツイート)したくなる広告を作るのは難しいので、まずは基本的なTwitter広告のはじめかたから説明していきます。
Twitter広告はTwitterの公式サイトから設定しても良いのですが、既にYahooプロモーション広告を扱っている場合、Yahooの広告管理ツールを用いて設定及び管理を行った方が手間がかからず簡単です。
というわけで、この記事ではYahooプロモーション広告からTwitter広告を設定していきます。
まず、最初に広告用のアカウントを作成していきましょう。
自社で公式Twitterを運用している場合も、管理の面から広告用のアカウントは別に作っておいた方が便利です。Twitterアカウントを作成したら、Yahooプロモーション広告の広告管理ツールへアクセスし、ページ上部のタブメニューから「Twitter広告」をクリックすると画面中ほどに「Twitter広告の利用を開始する」というボタンがありますので、そちらを押して初期設定を行っていきます。
Twitter広告の利用登録が終わったら、キャンペーンを作成してTwitter広告の準備をしていきましょう。広告管理ツールのTwitter広告の項目から、「キャンペーンの管理」を選び、「キャンペーンの作成」をクリックすればキャンペーンの新規作成ができます。
基本情報の設定が終わったら、次は広告掲載方式と入札価格を設定します。
Twitter広告には先ほど紹介したエンゲージメントの他に、アプリのインストールやコンバージョン、フォロワー数の増加、動画再生数などさまざまな目的に合わせた課金スタイルがあります。
今回は基本となるツイートのエンゲージメントを目的として設定していきますので、こちらを選択してください。
掲載位置はそのままで問題ありませんが、表示される機会が多くなるとその分課金が発生する可能性が大きくなるので、予算などの都合に合わせて調整するといいでしょう。
入札額についても初期はあまり高く設定せず、表示回数が少ないようなら価格を上げていくと無駄な出費を抑えられます。
入札価格や予算の設定が終わったら、いよいよTwitter広告の中身を設定してきます。用意するものは広告として表示させたい画像と、Twitterで表示できる140文字の文章です。
自社サイトに誘導するためのURLなども文字数に含まれるので、短縮URLサービスなどを用いて短くしておくと良いでしょう。
まずは「プロモ用ツイート作成」から設定を行っていきます。こちらに文章と自社サイトのURL、表示させる画像を追加してください。追加が終わったら作成をクリックし、次は「プロモ用ツイート」をクリックします。こちらで先ほど作成したツイートを設定すればこの項目の設定は完了です。
最後にターゲティングを設定し、保存すればキャンペーンが作成でき、Twitterに広告が表示されるようになります。
※ターゲティングについてもウェマー!では詳しく説明を行っていますので、そちらを参考にして設定を行ってください。
Twitterの場合は地域や年齢層だけでは無く、端末やテレビ番組、イベントなどに興味があるユーザーを対象に設定することもできます。
例えば、お花見の名所の近くに自店舗があるなら、そちらで行われるイベントに興味があるユーザーに広告を配信したり、テレビ番組で紹介された際にその番組を見たであろうユーザーに向けて広告を配信するといった設定を行うことも可能です。
番組やイベントに対してターゲティングを行う場合は、期間が過ぎると効果が薄れてしまいますので、アクセス数や表示数などが低下しているようならこちらの設定を解除してください。
Twitterは利用者の年齢層に偏りがあるため、宣伝の目的次第によってはあまり効果が上がらない可能性があります。
どのようなユーザーを集めたいか、どんな宣伝を行うかに合わせて、広告を出稿する媒体を選んでいくことがWeb広告の成功には欠かせません。
Twitter広告をはじめる前に、まず自社の商材がTwitterのユーザー層に合致しているかどうかを分析しておきましょう。
Twitter広告は、エンゲージメントによる拡散がポイントとなるため、宣伝したい内容に話題性があるかが重要です。商材そのものに話題性が乏しいとしても、文章や動画、画像などにインパクトがあれば、話題となって拡散される可能性もあるでしょう。
ただ、話題を集めることだけを目的として、自社のイメージを損なうような広告を作ったり、ユーザーが不快に感じるような広告を作ったりすると逆効果になってしまいます。
Twitter広告は話題性で予算の差をひっくり返せるツールですが、悪い話題で拡散された場合、ただの広告の失敗以上の損失を被るかもしれません。
Twitter広告を設定する際は、内容が問題とならないかどうかを社内でよく検討してから配信を行っていきましょう!