ネイティブアド広告はユーザーにコンテンツの一部として広告を見てもらえるように、自然に広告を溶け込ませる広告の概念のことです。ネイティブアド広告は、広告色が強く出てしまいユーザーに不信感を与えてしまい安い広告を自然に溶け込ませることで、不信感を与えずに商品を紹介することができます。今回はそんなネイティブアド広告について掘り下げてお話していこうと思います。
目次
ネイティブアドとは具体的な広告フォーマットではなく、概念のことを指します。具体的には、広告フォーマットの中のひとつに記事広告が存在し、その記事をいかに自然にコンテンツとして見てもらえるかというのがネイティブアド広告の概念ということになります。
次に、ネイティブアドを使った広告を行うメリットとはどのようなことがあるのかお話していこうと思います。
ネイティブアド広告最大のメリットが、ユーザーに不快感(ストレス)を与えずに広告を流すことができる点ではないでしょうか。ユーザーによっては広告が不自然に表示されることがストレスになり見てもらえないこともあります。しかしネイティブアド広告の手法を使うことでコンテンツの間に自然に表示させることで、ストレスなくサイトに誘導することができます。
ネイティブ広告は、活用することで潜在層へのアプローチも期待できます。検索結果やメディアに表示されている情報を見ているユーザーを対象として、まだ自社の商品やサービスを知らない潜在層へのアプローチにもなるのです。
広告記事であったとしても、面白い記事であった場合SNSなどを通じて拡散され広告費用以上の効果が見られる場合もあります。
このようなメリットがありました。しかしコンテンツ制作に手間を要したり、効果が見えるまでに時間がかかったりとデメリットもあります。しかしネイティブアド広告の1番メリットであるユーザーにストレスを与えないという観点から、多くの企業が取り入れている広告手法と言えるでしょう。
ネイティブ広告のフォーマットには以下のような種類があります。
・インフィード型
インフィード型はWEBサイトやアプリなどで表示される、コンテンツの間に表示される広告のことを指します。主にFacebookやInstagram、TwitterなどのSNSなどで活用される方法です。テキストやバナーに加えて動画も多く見られるようになりました。
・ペイドサーチ型
検索連動型はリスティング広告のことです。しかし、リスティング広告をネイティブアド広告とする場合LPに誘導するのではなく、オーガニック検索したときと同様のコンテンツである必要があります。
・レコメンドウィジェット型
レコメンドウィジェット型は、ニュースサイトなどの記事の下におすすめの記事や関連の記事として表示する方法です。ユーザーによってカスタマイズされるのが特徴です。
・プロモートリスティング型
プロモートリスティング型は、ECサイトや情報サイトなどで見かけるPR表示された広告のことを指します。検索ワードに合わせて同じようなフォーマットで表示される広告で、上位に表示されることが多いので目に止まりやすいという特徴があります。
・カスタム型
カスタム型は、上記の4つ以外のものを指します。記事広告や最近ではLINEの企業スタンプなんかはこれに分類されます。
ネイティブアド広告の種類についてお話しました。それぞれ商品やサービスにあった広告手法を選ぶことが大切です。
ネイティブアドは上手に活用すれば高いコンバージョンを獲得することが期待できます。では効果的な活用方法についてお話していきます。
ネイティブ広告は自然であることが前提です。なので掲載先のデザインや文体に合わせる必要があります。それにより自然に広告をユーザーに届けることができます。
自然にしたいからといって広告であることを隠してはいけません。しっかりとPRなどの表示をしたりと広告表示のルールを守る必要があります。
そもそも広告記事であってもコンテンツ自体の質を高めることは大切なことです。メリットでもお話した通り、記事として面白い内容であればSNSなどで拡散され思わぬ広告効果を生むこともあるからです。
自然に広告を目にしてもらうためのネイティブ広告ですが、「広告ということを隠す」などその意味をはき違えてしまうと企業のイメージダウンにつながることにもつながりかねません。またネイティブアドは自然なため広告と気づかずにサイトにとんだユーザーが、広告とわかった瞬間に離脱してしまうことも少なくありません。ですのでコンテンツの質を高め、離脱を防ぐことで、効果を発揮することも多い手法なのです。
今回はネイティブアドの種類と効果について重点的にお話してきました。ネイティブアドは、コンテンツの質を高めることで、広告とわかっても見てもらえる可能性を秘めています。また、まだその商品やサービスを知らない潜在層にも効果を発揮する場合もあるので、じっくりと戦略を練り実践に持ち込むことが大切といえるでしょう。