HOME/未分類/窮地に立たされる飲食店は、いまこそ「MEO」という武器を!(前編)
2020.06.17

窮地に立たされる飲食店は、いまこそ「MEO」という武器を!(前編)

「突然ですが、皆さんはお店を選ぶとき、どうしていますか?」

 

今の時代、ひとたび街に出ればありとあらゆるお店があります。居酒屋、美容室、歯医者など、あちこちにあって、どのお店に入ろうか迷った経験は誰にでもあることだと思います。

あるいは散々迷って入店し、思ったより満足できなかったという経験もしたことがあるのではないでしょうか。そういった失敗から、結局知っているいつものお店に行くなんていうこともあるあるですよね。

 

誰でもお店選びは間違いたくないものです。

 

さて、そういうとき、私たちはどうするでしょうか。友人や雑誌やテレビから情報を得ることもあるかもしれませんが、しかし多くの人は持っているスマートフォンで検索をかけ、ページの上位にあるお店をチェックするのではないでしょうか。

 

その上でたとえば、表示された店内の写真の雰囲気がよさそうだとか、値段がリーズナブルだとか、今いる場所から近いだとか、口コミの評価が高いだとか、そういった情報を考慮し、行くお店を決めると思います。

 

しかしそこには、検索した私たちの目に留まるようにするために、お店が取り組んでいる様々な工夫があるのです。MEOMap Engine Optimization)という言葉を耳にしたことはありますか?グーグル(マップ)の最適化を図ることなのですが、それっていったいどういうことなのでしょう。

 

今回はグーグル(マップ)を使った集客について、マーケティング全般を扱い、またサイバーセキュリティの診断や対策など「攻め」と「守り」の両面から事業を展開する株式会社ロードマップ代表取締役である石川真実さんにお話を伺いました。

 

◆イベント詳細:湘南・鎌倉we部(ウェマー!)

鎌倉界隈で月1回行われるWebマーケティング&集客勉強会。堅苦しい雰囲気ではなく、Web集客をゆるく学び合う部活動のようなイベント。毎回講師役が立てられ、成功事例やノウハウが「小セミナー」的に解説される。

月に1回鎌倉・湘南界隈にて行われており、それぞれが得意とするWebマーケティングの情報を共有していくことで、地域に密着した情報共有の場となっている。

 

◆講師プロフィール:株式会社ロードマップ 代表取締役 石川 真実氏

1980年岩手県生まれ、医療技術の専門学校にて、診療放射線学科を卒業。千葉県の病院で5年半勤務、来る日も来る日も技師として業務をこなす傍ら、勤務中にインターネットを通じたビジネスに可能性を感じる。

その後SEOの業界で修行を積中で、検索エンジンの細かな動向、アルゴリズムの変化に対応出来る能力と人脈を得る。

海外の情報のみに左右されるのではなく、実際に管理している500サイト以上のWebサイトの動向を追いながら、全体的なSEOトレンドをチェックし顧客満足度(上位表示率)を上げている。

「MEO」やるとどうなる?

検索からの流入で“いますぐ客”を呼び込もう!

▼石川真実さん

たとえば「渋谷 カフェ」みたいに「サービス名+エリア名」を入れて検索をかけると、その検索結果のページの一番上に地図が表示されて、さらにその下にお店が三つ出てきます。地図と表示されるお店までの部分を「MEO」と言います。この三つの枠にいかにお店を入るようにするか、というのがポイントになります。

 

スマートフォンの普及は増加していて、20代や30代なんかは9割以上が持っている。これはそれだけスマートフォンで検索する機会が多いということです。お店や施設の約45%はグーグル(マップ)検索によるものだというデータもあります。いかにグーグル(マップ)が重要なのか、ですね。

 

メリットをいくつか挙げると、「サービス名+エリア名」を検索する人というのは、今すぐそのお店に行きたい人ですよね。そのため三つの枠の中で表示されていれば来店につながりやすくなります。

またブランディングの効果もあります。色んなキーワードで表示されると何度もそのお店の名前を目にすることになりますが、何度も見ることで信頼性も上がるのです。

それからお店側で登録や手続きは必要になりますが、グーグル(マップ)でウェブサイトの訪問数、電話の数、経路検索の表示回数などがわかるようになっているため、新規の来客数の増加なども確認もできるので、結果がデータとして把握しやすいのも特徴です。

 

◆「対策前」と「対策後」一ヶ月間での驚くべき変化

▼石川真実さん

直接検索と間接検索というものがあります。直接検索はグーグル(マップ)上で店舗名や住所を検索することで、間接検索はグーグル(マップ)上でカテゴリや商品等の検索することです。前者がラーメン屋の名前で検索、後者が「逗子 ラーメン」のような形式で検索する感じですね。

 

「MEO」対策をおこなったクリニックを例に挙げると、直接検索で表示された回数は、こちらはすぐには効果が出ないため1.15倍でしたが、間接検索で表示された回数は10倍になりました。

それに伴ってサイトへのアクセス数、ルートの照会、電話の数が伸びていることがわかります。MEOで認知を上げることは知ってもらう数が増えることです。

三か月、半年経経過すると間接検索数が1,000倍になったケースもあります。

 

 

ここまで「MEO」の基礎と重要性をお伺いしましたが、なんでもお店によっては推奨されていない方法もあるとのこと。「MEO」を実施するうえでの注意点と、重要な指標について伺いました。

 

▼後編に続く

ライタープロフィール

勝原 潤
勝原 潤株式会社ウィニングフィールド 代表取締役
富山県出身。通信機器の販売代理店~エンタメ・雑誌・広告業界~外資系広告代理店のデジタルマーケティング部を経て起業に至る。現在は中小企業・店舗、物販通販事業者、個人事業主を中心にWebの広告運用代行事業やWebコンサルティングとWebマーケター養成講座の開講、動画コンテンツ販売などを展開中。

<認定資格>
Yahoo!リスティング広告認定プロフェッショナル
Google Partner(Google AdWords 認定資格)
Googleインドアビューセールスパートナー

RECOMMENDこちらの記事も人気です!