数多くのWEB広告の中で今回はネイティブ広告の効果や種類を解説します。「ネイティブ広告」と「ステマ」はよく同じと考えられますが、全くの別物です。「ネイティブ広告」と「ステマ」の違いを理解しておくとあなたの頭の中もスッキリしますし、何事にもしっかりとした定義を理解しておくことは大切です。なので、今回は「ネイティブ広告」と「ステマ」の違いや「ネイティブ広告」についてご紹介していきます。
目次
ネイティブ広告とは、「記事(コンテンツ)と広告が自然に融合しており、ユーザーにストレスを与えない広告」になります。ネイティブ広告はこうだ!という明確な定義は現在はありませんが、一般的には上記のように解釈されています。もう少しわかりやすく説明しますと、「メディアの通常コンテンツの一部として、同じ見た目で表示される広告」になります。あなたも一度は感じたことがある「広告が挟まって見にくいな」と言ったような感情を生み出すことなく広告を表示することができるので、「ネイティブ広告」の特徴になります。
ステマとは「ステルスマーケティング」の略でユーザーに広告だと気付かれないように広告を行うマーケティング手法の1つです。
ここまでの説明だと、「ネイティブ広告」とあまり変わりません。しかし、「ステマ」は企業から金銭を受け取っているのも関わらず、あくまで中立的な立場を装ったり、当の商品と直接利害関係がない一般人を装ったりしています。
わかりやすく説明しますと、マーケティングというより、「サクラ行為」や「やらせ行為」になります。そのため、世間的にはモラルがないとされており、ステマを行なっていることが公になった場合は非難の対象となる場合が多くあります。一見同じ広告方法に思われますが、広告の本質が全く違うことを分かって頂けたでしょうか。
ネイティブ広告の種類は主に6種類あります。1つ1つを簡単に説明していきます。
ネイティブ広告でもっとも基本的な広告がインフィード型になります。「記事広告」や「SNS広告」などが該当し、まるでそのメディアのコンテンツであるかのように配置されているのが特徴になります。「ステマ」と思われるかもしれませんが、しっかり「広告」「PR」「プロモーション」と言った表示はされていますので問題はありません。
ペイドサーチ型はいわれるリスティング広告のことになります。検索結果に連動して自動的に表示される広告になり、こちらも検索結果と同じフォーマットで表示されます。代表的にはGoogleやYahoo!をイメージしてみてください。
ペイドサーチ型に似ている広告になります。サイト内での検索結果の応じて、上部と下部にスポンサー枠として表示されます。代表的にはAmazonや食べログをイメージしてみてください。
レコメンドウィジェット型は今までのものとは少し違って、特定のメディアはありません。広告配信したい記事などを、レコメンド欄のあるサイトに表示する広告方法です。多くは「この記事を読んだ人へのおすすめ記事」という導線で、表示されます。
こちらはいわゆる「コンテンツターゲティング広告配信」になります。わかりやすくまとめると、サイトコンテンツの内容と親和性が高いのが特徴で、通常コンテンツとは別の広告枠に表示されます。掲載場所のイメージとしましては、GoogleAdSenseの表示方法と似ています。
これまで説明してきた5ついずれにも分類されない広告です。一番わかりやすいのは、LINEの企業公式スタンプによる広告です。直接効果を狙うというイメージではなく、「ファン」を増やすというイメージの広告です。
ネイティブ広告は、メディアのコンテンツかのような広告表示をするため、ユーザーが不快感を覚えることは少ないです。そのため、下記の3つの効果が期待されます。
①広告を見る人が多い
②クリック率が高い
③コンバージョン率が高い
ネイティブ広告を打つことにより、この3つの効果を得ることができ、商品の販売数が大きく増加することになります。そして、ネイティブ広告は下記の2つの理由から文章の信憑性が高い。
①媒体の信用力を使える
②広告感が薄い
質の高い広告物を作成すれば、SNSで大きく拡散されます。その結果、認知度が向上するという効果が得れることになります。
ネイティブ広告のメリットなんといっても「自然体でユーザーにストレスを与えない」ということです。広告したい相手はユーザーですよね。そのユーザーに「ストレス」や「不快感」を感じさせてしまうと、広告どころではありません。ネイティブ広告はバナー広告のように、メディアから押し付けられる広告方法ではありませんので、ユーザーに「ストレス」「不信感」を感じさせることなく、誘導することができます。
もう1つの大きなメリットは自社製品やサービスを知らない潜在顧客層にアプローチすることができることになります。
例えば、子育てをしている方がよく見るメディアへ「ミルク」の広告を掲載できたり、スポーツしている方がよく見るメディアへ「スポーツ用品」の広告を掲載できたりと、そのメディアに掲載されている情報を見に来ているユーザーを対象として「商品・サービスを知らない」人にも情報を届けられるのです。
デメリットは主に1つだけです。それはメリットでもある「自然体でユーザーにストレスを与えない」ということです。なぜかと言いますと、自然体過ぎて、ユーザーは広告に気付かない場合があります。ネイティブ広告には「広告」や「PR」と書いているのですが、気付かずにクリックしてしまうユーザーは少なくありません。その際にユーザーは「騙された」と感じ、印象を悪くしてしまう場合もあります。何事にもメリットがあればデメリットもあります。どれだけメリットを増やしデメリットを無くせるかが大切になってきます。
デメリットは理解しておくと、最小限で防げますのでぜひ覚えていてください。
今回は「ネイティブ広告」についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
SNSが普及している現代では、オススメの広告方法になります。「広告=邪魔や見にくい」といった概念がネイティブ広告には存在しません。そして、ネイティブ広告は「ステマ」ではありません。
今回でネイティブ広告に挑戦してみたいと考えているなら、ネイティブ広告について理解し、しっかりとした準備を忘れずに挑戦してみてください!