電通が行った2018年の調査(
http://www.soumu.go.jp/iicp/research/results/media_usage-time.html)によると、 2018年のインターネット広告費は1兆7,589億円とテレビメディア広告費の1兆9,123億円にせまる値になりました。
TwitterやInstagram、YouTubeなど自社でプラットフォームを所有している各社がプラットフォーム上で広告を表示する機能を追加し、誰でもかんたんに少額から広告を掲載できるようになってきています。
そのためこれからさらにインターネット上のWEB広告は増加すると考えられています。
WEB広告には様々な種類がある
WEB広告には様々な種類があります。専門的な用語を使用するというかたも多いため、これまでWEB広告に関わってこなかった方は全くと言っていいほどわからないという方も多いはず。
そのでこの記事では様々な種類があるWEB広告について紹介したいと思います。
WEB広告の様々な種類
リスティング広告
リスティング広告とは、お金を払うことによって、GoogleやYahooといった検索サイトの検索結果に表示させる広告のことです。
日々多くの人が利用する検索サイト。特定のキーワードで上位に表示させることで、一定数のページ流入が狙え、またターゲットユーザーを絞ったマーケティングをすることができます。
リスティング広告は、主に
の2つがあります。
それぞれ広告を掲載できるメディアがことなるため、ターゲットとするユーザー層に合わせて、または両方利用すると良いでしょう。
費用は非常に少額から始めることができるためWeb広告を初めて出すという方という方でも手軽に始めることができます。
純広告
純広告とは、WEBサイト内の一部の枠を一定期間だけ買い取って広告を表示させるという広告です。
インターネットではかなり昔からある広告形態の一つ。
ヤフージャパンや日経新聞社、ニコニコ動画などが有名です。
純広告は、サイトに訪れたひとの殆どが目にするため、幅広い層に多くリーチさせることが可能な一方、PVが多いサイトは広告費が非常に高いというデメリットもあります。
大きな媒体では、数100万から1000万くらいのものまであるそうです。
アドネットワーク
アドネットワークとは広告媒体のWebサイトを多数集めて「広告配信ネットワーク」を形成し、多数のWebサイト上で広告を配信する広告を配信する手法の一つです。
アドネットワークがなかった時代、広告を表示したいサイトは自らで探して契約するしかありませんでした。
しかしアドネットワーク広告が、広告を一つに集め、掲載方法、支払い方法を一括化することで、より多くのメディアに簡単に掲載することが可能になりました。
しかしこの形式は、掲載される側が掲載する側を選ぶことが非常に難しいというデメリットがあります。
ブランディングに力を入れている商品やサービスの場合、意図しないところに表示されてしまう場合があるので注意が必要です。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、検索結果に表示されるリスティング広告と異なり、WEBページ上やアプリの画面上に表示される広告のことを言います。
リスティング広告は、検索されたキーワードに対して広告を表示させます。
しかし、この方法だと「商品を必要としているけれど、検索するまでではない」ターゲットに対してリーチさせることができません。
ディスプレイ広告は、ユーザーの性別、年齢、地域など、検索キーワード以外の条件でターゲットを絞ることができます。
リスティング広告ではあまり集客効果がなかった場合はディスプレイ広告を試してみると良いかもしれません。
価格はクリック単価で、上限価格も設定できるため費用を柔軟に変更できるというメリットもあります。
ネイティブアド
「ネイティブアド」とは、広告とコンテンツが自然に融合した広告のことを言います。
これまで、WEBページでページのデザインと全く異なる広告や、広告の表示面積が大きすぎてコンテンツが見えづらいという経験をした方も多くいるのではないでしょうか。
「ネイティブアド」は広告のデザインを表示するページと一体化させることで、「広告感」を低減させます。
広告の主張が激しいことでユーザーに不快感を与えるのを防ぐことができます。
SNS広告
「SNS広告」とは、SNS各社が提供している広告機能のことです。
SNS広告の特徴は、ユーザーの特性をより正確に細かく分類してターゲティングすることが可能という点です。
SNSのアカウントには、性別、年齢、居住地域の他にも、フォローしているアカウント、フォローされているアカウント、使用している単語などからユーザーの趣向ごとにターゲティングすることができます。
また少額からでも広告を出稿できるのでオススメです。
SNSの特徴として、SNSによって利用している層に偏りがあるという点が挙げられます。
例えば、
- Twitterは10〜20代に人気
- Instagramでは比較的若い女性のユーザー層が厚い
- Facebookは年齢層が高い
という特徴があげられます。
SNS広告を出稿する際にはそれらの特性を把握しておくことが必要でしょう。
WEB広告はどうやって選べばいいの?
様々な種類があるWeb広告。「どの広告を使えばいいの?」と困ってしまう方も多いのではないでしょうか?
そこで次はWeb広告の選び方について解説します。
広告の目的とターゲットに合わせて選ぶ
Waeb広告を選ぶときの基準は、「目的」と「基準」です。
まず最初は、「Web広告をだしてどのような成果を上げたいのか?」ということを明確化させましょう。
例えば、「ブランドやサービスを認知してもらうこと」や「すでに認知している層に購入してもらうこと」といったことです。
最初に解説したとおりWeb広告にがそれぞれ特性があります。
目的によってWeb広告を使い分けるようにしましょう。
次は「ターゲット」です。
Web広告のなかでもSNS広告は特に利用者層の年齢や性別に特性に違いがあります。
例えば、「40代男性をターゲットにしたセミナーの集客」を行うにはInstagramに広告を出稿するより、比較的年齢層が高いFacebookを利用したほうが高い効果が得られやすいでしょう。
このようにWeb広告を選ぶときには「目的」と「ターゲット」を基準に選ぶといいでしょう。
効果的なWeb広告で収益アップを
きちんとWeb広告を打つことができれば大きな集客効果を得られたり、販売促進をすることができます。
Web広告にはそれぞれ特性がことなります。それを理解してそれぞれ適正な広告を選ぶようにしましょう。
効果的なWeb広告で収益アップを目指しましょう。
ライター
Roku
WEBライター・カメラマン。
大学を休学して日本や海外など多拠点生活を送るフリーランス。ライター業の他にカメラマンとしてInstagram運用やプロフィール写真の撮影。イベント撮影などの経験もあり。