近年YouTuberなどの活躍に伴い、YouTubeの人気も注目されています。そのYouTubeの再生中に流れてくる広告を目にする人も多いのではないでしょうか。ではYouTubeの広告にはどのような種類があって、費用はいくらくらいかかるのでしょうか。今回はYouTube広告に関して調べて行こうと思います。
目次
YouTubeの広告には4種類あります。それぞれの特徴については以下になります。
インストリーム広告とは、動画の本編の中に流れる広告のことです。スキップできてしまいますが、本編の途中で広告が入るのでスキップするまでは目に止まりやすいです。
ディスプレイ広告とは、検索結果のトップや、関連動画のサムネイルにPRとして表示される広告のことです。上記のインストリーム広告と併用すればどちらも表示されるようになり、追加料金はかかりません。
バンパー広告は、インストリーム広告と同様に動画の本編中に流れる広告のことです。表示回数が1000回越えると課金される仕組みになっています。バンパー広告は6秒以下の動画広告で、スキップできないのが特徴です。
アウトストリーム広告とは、スマホサイズに特化した広告のことです。YouTube以外にも掲載でき、モバイルのユーザーに認知してもらえることが多いのが特徴です。
それぞれの広告の特徴・課金方法は下記の通りです。
・インストール広告は、本編に差し込める広告でスキップできます。スキップされると広告費用はかかりません。
・ディスプレイ広告は、インプレッション数で課金される広告です。インストール広告とセットで使っても別途課金はかかりません。
・バンパー広告はスキップできない動画広告で、1000回越えると課金されるようになっています。
・アウトストリーム広告は、モバイルユーザーに有効な広告で動画の50%以上の面積で2秒以上再生された時に課金される仕組みになっています。
宣伝したいものがどのようなものなのか、ペルソナを絞り、最適な広告動画方法を選び、効果的な広告を作成する必要があります。
YouTub広告で費用対効果をあげるコツとはどのようなものなのでしょうか。調べてみました。
まず広告を作成しようとした時に、ターゲットを絞ることが大切です。対象のものを売りたい、認知してもらいたい年齢、性別などを詳細に絞ることで最適の広告方法を選ぶことができます。
YouTube広告ではスキップできることがメリットでもあり、デメリットになってしまうこともあります。続きをみたいと思わせるような動画の作成が必須です。最初の5秒で以下にユーザーの気持ちを掴むかが大切です。
YouTube広告で効果をあげるコツは詳細なターゲティングとユーザーの興味を引く動画作成です。対象のユーザーの効果的な動画を作成することが、効率的に認知・購買してもらえることにつながるかもしれませんね。
ではYouTube広告を出すメリットとはどのようなことがあるのでしょうか。
YouTube広告では、オーディエンスダーゲティングを指定すると、表示対象ユーザーを指定できます。ターゲティングの種類は以下になります。
・ユーザー属性グループ
・詳しいユーザー属性グループ
・興味や関心
・動画リマーケティング
これらの詳細なターゲティングにより、時間・年齢・性別などを絞って広告を配信することで、潜在顧客の獲得につながリます。
YouTubeユーザーの多さもメリットのひとつといえます。ユーザーは世界中におり、スマホでの視聴も増えているのでユーザーは増え続けているといえるでしょう。
YouTube広告は、インストリーム広告のようにスキップされた場合課金されないといった広告もあるので、必要な人にのみ広告を届けることができます。そのため費用対効果が高いと言えます。
YouTubeチャンネルとGoogle広告アカウントをリンクさせることで、リマーケティングリストをリストを作成することができます。
YouTube広告には上記のようなメリットがあることがわかりました。多くのユーザーを抱えるYouTubbeの中でも、より効果的なユーザーに広告動画を配信できるので、費用対効果の高い広告方法の一つなのではないでしょうか
実際にYouTube広告を利用したのちに、広告効果を測定することができます。
YouTubeアナリティクスは、YouTube用の無料分析ツールです。以下の分析ができます。
・再生回数
日付ごとにグラフで確認できる。
・視聴者維持率
動画の離脱のタイミングを確認できる。
・ユーザー層
年齢や性別の確認できる。
・再生場所
どこで動画を見たかを確認できる。
・トラフィックソース
動画をどこで見つけてきたかの確認ができる。
・端末
PCやスマホなど端末ごとの再生環境を確認できる。
Googleアナリティクスとは、Googleが基本無料で使える解析ツールです。YouTubeで使用する方法は、タグマネージャーとYouTube I FLAM APIを用いる2つがあるようです。
これらの分析により、改善点を見つけやすくなります。
ではYouTube広告を出稿する方法について解説していきます。
▼出稿準備
出稿するには、まず広告用の動画を作成することと、Google広告に登録することが必要になります。作成した動画はまずYouTubeにアップしておきます。
▼キャンペーンの設定
作成した動画をYouTubeにアップしたら、Google広告を使って新しいキャンペーンを設定します。
①達成したい目的の設定
②広告配信の詳細の設定
・キャンペーン名
配信する広告の名称を入力
・予算
予算は、キャンペーンの合計か日別から選択
・開始日、終了日
広告の期間を設定
・ネットワーク
ネットワーク上のどこに広告を表示するかの設定
・言語、地域
配信したい対象の言語や地域などを設定
・その他
デバイスやスケジュールなどの設定
▼広告グループの設定
ここでは広告を配信するグループを設定します。
・広告グループ名
配信するターゲットグループの名称
・ユーザー
広告を表示したいユーザー
・コンテンツ
広告表示の場所
などの設定になります。細かく設定することでより効果的な広告になります。
▼広告作成
上記の2つの設定が終わったら、作成したYouTube動画を広告指定します。すべての設定が終わるとYouTubeの審査があり、審査が終わると配信がスタートします。
以上が出稿の方法になります。細かくキャンペーン設定やグループ設定できることがYouTube広告のメリットでもあります。
YouTube広告は、インストリーム・ディスプレイ・バンパー・アウトスクリームの4つの広告方法がありました。これらはそれぞれ違った特徴があり、ターゲットや商品によって使い分ける必要があります。それには細かくターゲティングすることと、よりキャッチーな動画を作成することが必要です。またYouTubeの特徴を生かして効果的な動画広告を作成しましょう。