検索と言えばGoogleと思っていませんか?
実は、すでに若い世代はGoogleを活用せずに、InstagramやTwitterなどの
SNSでの検索で情報収集を行っている事を知って行動出来ている人はまだまだ少ないでしょう。
この記事ではWebでの行動の変化についてわかりやすく解説していくので、
webマーケティングをビジネスに活かそうと思ったときに
どんどんと重要度を増す、SNSの活用方法の重心をどこに置くべきか
最後まで読んだときには、はっきりとわかるようになるでしょう。
目次
SNS検索は知らなくても、「タグる」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
この言葉の通り、SNSでハッシュ“タグ”を使って検索をすることがSNS検索と呼ばれています。
今ではほとんどのSNSに「#」(ハッシュタグ)機能が備わっているので
欲しい情報をわざわざGoogleで検索しなくても、SNSでリアルな声が聴けるので
SNSと馴染みのある若者を中心にこの検索方法が広まっています。
SNS検索が増えている背景としては、やはりSNSを使う人がどんどんと増えていることが1番の要因でしょう。
2020年度にICT総研が調査した結果は以下の図のようになっており、
日本のSNS利用者は7,975万人(普及率80%)、2022年末に8,241万人へ拡大
引用:2020年度 SNS利用動向に関する調査
と、あるように今後も大幅に拡大していくことが見込まれています。
SNS検索が増えているとしても、単純に若者がよくSNSで検索しているだけであれば、
マーケティングとしての価値はそこまで大きいわけではないのですが
SNS上で得た情報を元に、購入までに至っている人数も多くいることが何より大きなポイントでしょう。
GENERAL RESEARCHが2021年に発表した調査結果では
商品やサービスを購入する際に10代がSNSを参考にしている割合は7割を超えたという
驚愕の結果が出ています。
SNS検索で商品やサービスについて調べるようになった背景に
「広告疲れ」が確実に存在すると言えるでしょう。
Google検索で表示されるウェブサイトは、表示されただけでは
大きな収益を上げることはできず、
アフィリエイトを活用し、いかにユーザーを購入に繋げるかに心血を注いでいます。
しかし、SNSで情報を発信しているユーザーは
単純に自分の知名度を上げたい、
または表示回数を増やすことでさらなるアカウントの成長を促したい
という部分に注力しています。
その、SNS独自の商品やサービスに対しての忖度の無いリアルな意見こそが
1番の購入意欲につながっています。
SNS検索を前提としたビジネスの成功事例としては
特にInstagramはその影響が顕著で、飲食店やサロンなどの
実店舗の口コミが広がり、ビジネスが拡大したという話はよく聞くところとなりました。
実際、弊社のある鎌倉でもGram鎌倉というお店は
若者に強く人気があり、複数のハッシュタグがにぎわい
購入した商品を店舗で看板と一緒に写真を撮り、Instagramにアップすることが自体が
一つのイベントのようになっています。
このように、SNSの媒体特性をつかみ、
自然と様々な人が検索→購入→投稿を繰り返してくれるような
コンセプトの設定が重要になるでしょう。
※SNSの種類と特徴については詳しくはこちらがおすすめです。
今後、SNS検索がGoogle検索と取って代わるかというとそうはいかないでしょう。
現在でも、別物として使い分けがなされているだけであり、
今まで頑張ってきたSEOが全て無意味なものになる、ということは
さすがに起こらないことは予想できます。
しかし、より「人」にフォーカスしたSNSの活用方法が必要になり、
どうしても自身のアカウントでも、ビジネス活用のためにと
常に告知や宣伝ばかりしていては煙たがれてしまい、
根本的に人が寄ってきません。
あくまでもSNSはコミュニケーションツールであるという事をしっかりと意識し
「何としてでも買ってもらう」のではなく、
「自然と売れていく」という流れを構築するために
まずは商品やサービス、さらに自身のアカウントの
コンセプトをしっかりと見直し、
どうしたら検索→購入→投稿をより多くの人が行ってくれるのかを
検討していきましょう。
※根本的なコンセプトの見直しを行う際にはこちらの記事がおすすめです。
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