「WEBサイトやSNSツールを使ったうまい集客方法がわからない・・・」「WEBでの集客が頭打ちで改善を行いたいが、どこから手を付けてよいかわからない・・・」こういった悩みに直面して、WEBコンサルティングに依頼を行い問題を解決したいと思っている企業様は多いのではないでしょうか?
しかしWEBコンサルティングの定義や業務内容はそもそもわかりにくく、どう依頼すればよいか、そして費用相場も分かりにくいのが現状です。事前にWEBコンサルティングについてよく知り費用相場もわかれば、WEBコンサルティング会社に対しても臆することなく対応が可能です。
そこで今回はWEBコンサルティングとは何か、そして費用や実際の作業内容、依頼時に心がけるコツもご紹介。「WEBコンサルティング会社にしっかり費用感まで含めて外注できるようになりたい!」という企業様はぜひ読んでください。
そもそもWEBコンサルティングとはどのような仕事なのでしょうか?
WEBコンサルティングとは「企業のWEB販促の改善点をあぶり出し、企業の目標達成をサポートする」こと。WEBサイトをはじめとしてSNSツールやメルマガ、コンテンツメディアなど、さまざまなWEBツールの改善を行い、企業の目標を達成を支援するのがWEBコンサルティングの仕事です。
WEBコンサルティングで行う作業には、
など、実にさまざまです。
WEBコンサルティングでは依頼を受けたクライアントからの問い合わせを受けて、WEBツールへの改善アドバイスを行います。
例えばWEBサイトだとECサイトの売り上げ額の20%アップや資料請求数を50%アップなど、何を目標にWEBサイトを運営しているのか。そして今までの取り組みや現在の問題などをクライアントから聞き出します。
そして問題解決のためにECサイトのカスタマージャーニー(閲覧ページの繊維など、ユーザーがWEBでたどる道筋)をコンテンツメディア制作などで多様化させる。資料請求はLPページを別途制作し、EFO(申し込み用フォーム最適化)を行った申し込み用フォームを設けるなど、WEBコンサルタントが知見をもとにアドバイスを行います。
料金は他サービスタイプよりも安いですが、自分のウェブサイトやSNSツールに対する直接の問題点を解析まではしてくれません。あくまで相談役として販促改善のアドバイスを行ってくれるもの、と思ってください。
「GoogleAnalytics」などの解析ツールを使い、WEBツールの改善点をレポートしてクライアントに提出するのもWEBコンサルティングの仕事の一つ。実際にWEBツールのどこに問題があるのかを、「離脱率(自社サイトからユーザーが離脱したときに最後に見たページごとの離脱割合)」、「直帰率(自社サイトの1ページ目だけ見て離脱したユーザーの割合)」、「PV(自社サイトの閲覧
された ページ総数)」などの指標から判断します。
また分析結果もいっしょに提出し、「どのページのどこに問題があるので、こういう風にしたら改善が可能である」「競合企業に対するクライアントの強みはここで、この強みを前面にアピールして販促すると効果が出る可能性が高い」などとアドバイスもクライアントに対して添えます。ただしWEBコンサルティング企業によっては改善点のアドバイスまでせずに、レポートの提出だけで終わらせてしまうところもあります。
「改善点まで細かく聞かないとどうしたらよいか全くわからない」という企業様は特に、WEBコンサルティング会社が解析作業に対してどこまで行ってくれるかを慎重に判断する必要があります。
WEBコンサルティング会社では、直接クライアント企業へ訪問しアドバイスやセミナーを行ったり、クライアントのWEB販促担当者を自社に招いて研修を行うところもあります。この場合クライアントはWEB販促に対する深い知識を身に着けた社員を育成できます。そしてクライアントが外注せずに単独でWEB販促を効率的に、そして効果が出るように行えるようになります。
ただしWEBコンサルティング企業の販促ノウハウを一から教えてもらう分、コストは高め。「WEB販促を自社だけで行えるように社内教育を徹底したい」というクライアントにはおすすめのサービスタイプです。
WEBコンサルティング会社には、クライアント企業の広告やSNSの運用を代行し、効果が出るように作業してくれるところもあります。WEBコンサルティング会社は販促のプロでもあるので、クライアント単独で広告やSNS運用を行うより効果が出やすいメリットがあります。
ただし運用代行する際は、「こういう目的があるので、こういう風に宣伝して欲しい」というように希望を言わなければ、WEBコンサルティング会社も効果の出る運用代行ができません。広告やSNSの運用代行を依頼する際は、自社の目的と希望を考え、WEBコンサルティング会社にしっかり伝えられるように準備しておきましょう。
その他にもさまざまなWEBコンサルティングサービスがありますが、WEBコンサルティングによって対応していないサービス、強みにしているサービスが違います。後述の「WEBコンサルティング依頼時のコツ」でWEBコンサルティング会社に依頼するときに押さえておくとよいコツもご紹介しているので、参考にしてください。
WEBコンサルティングを依頼する際は、実際にかかる費用も気になりますよね。ここからは、WEBコンサルティング依頼時にかかる費用の相場を見ていきたいと思います。(費用にかなり 幅があるので、あくまで指標の一つとしてご覧ください)
電話やチャットなどで改善のアドバイスを行う 場合、「1回あたり3万から10万円」ほどかかる企業が多いです。相談時間が長いほど多く料金が取られます。あまりにも安いプランを選ぶと、新人WEBコンサルタントなど経験に乏しいスタッフとの相談になることもあるので注意が必要です。
解析ツールを使ったレポート作成を行う場合、「1回あたり30から50万」かかることが多いです。 あまりにも安い会社を選ぶと改善案の提案がなかったり、最悪の場合適当な解析結果を出されてだまされる可能性もあります。WEBコンサルティングをはじめて依頼する場合は、多少高くても大手企業に依頼したほうが安心です。
訪問相談や研修によるサポートは、「サポート終了まで5万から50万」かかることが多いです。
5万円前後の場合はフリーランスのWEBコンサルタントの場合も。また大手企業であればあるほどノウハウは豊富な分費用はかさみます。「どこまで自社でできるようになりたいか」よく考え、費用含め希望通りのサポートを提供してくれるWEBコンサルティング会社を選びましょう。
広告やSNSの運用代行は、SNS運用代行は広告運用代行は「広告費の20%」、「3万円から」となることが多いです。
広告運用代行では広告費がかかればかかるほど代行依頼時の費用がかかる計算に。また SNSの運用代行では投稿頻度などによって費用が変化します。依頼した結果、きちんと広告やSNS販促によって費用対効果が得られるか事前の計算を忘れないようにしましょう。
ここからは、実際にWEBコンサルティング会社に依頼を行うときに押さえておくべきコツをまとめます。
WEBコンサルティングに仕事を依頼する場合、どれだけサービス内容に応じて細かく費用を算出してくれるかがカギになります。前述で費用の相場はお伝えしましたが、実際にはWEBコンサルティング会社によって費用が変わってきます。
クライアントの悩みをしっかり把握したうえで、ここまででこのくらいの費用がかかる、と具体的に費用算出してくれるところならば、安心してWEBコンサルティングを任せられます。
WEBコンサルティングにはさまざまなサービスタイプがあることは前述の通り。WEBコンサルティングによってできることとできないこと、強みにしている部分が分かれます。
WEBコンサルティング会社に依頼するときは、「SEOやWEBサイト設計のアドバイスまでか、レポートも出してくれるのか」など、WEBコンサルティング企業のサービス対応範囲をしっかり聞き出して把握することもポイントです。
ひどいWEBコンサルティング企業だと、サポートもろくにしてくれないところもあります。
改善策を講じた後のアフターフォローまでしっかりしてくれるかなど、各サポートが充実しているWEBコンサルティング会社を選べばWEB販促に疎くても安心。ただしサポート内容が厚いほど費用も増えるので、どこまでサポートして欲しいのか事前に確認しておきましょう。
WEBコンサルティング企業の中には、まともな実績もないのにサービスを提供している悪徳なところも。きちんとしたWEBコンサルティング会社に依頼できるように、依頼予定のWEBコンサルティング企業の実績を公式サイトや口コミなどでしっかり調べておきましょう。
今回はWEBコンサルティングとは何か、そして実際の業務内容や費用、依頼時のコツも紹介してきました。
WEBコンサルティングは定義があいまいで、サービス内容によりサービス内容や費用もバラバラです。WEBコンサルティングに仕事を依頼するときは事前の下準備が欠かせません。「どのくらいの費用で何を達成したいか、そしてどこまでサポートを行ってもらいたいか」など、目的に応じて信頼できるWEBコンサルティング会社を探せるようにしておきましょう。
プロフィール:businessofd
ウェブ制作やウェブマーケター、ウェブライターとしても活躍。
新しいITニュースが出れば即ググって徹底的に調べるITオタクの一面も。
ずっと読まれる分かりやすい記事を希求し続けている。