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2020.06.18

窮地に立たされる飲食店は、いまこそ「MEO」という武器を!(後編)

「突然ですが、皆さんはお店を選ぶとき、どうしていますか?」

 

今の時代、ひとたび街に出ればありとあらゆるお店があります。居酒屋、美容室、歯医者など、あちこちにあって、どのお店に入ろうか迷った経験は誰にでもあることだと思います。

あるいは散々迷って入店し、思ったより満足できなかったという経験もしたことがあるのではないでしょうか。そういった失敗から、結局知っているいつものお店に行くなんていうこともあるあるですよね。

 

誰でもお店選びは間違いたくないものです。

 

さて、そういうとき、私たちはどうするでしょうか。友人や雑誌やテレビから情報を得ることもあるかもしれませんが、しかし多くの人は持っているスマートフォンで検索をかけ、ページの上位にあるお店をチェックするのではないでしょうか。

 

その上でたとえば、表示された店内の写真の雰囲気がよさそうだとか、値段がリーズナブルだとか、今いる場所から近いだとか、口コミの評価が高いだとか、そういった情報を考慮し、行くお店を決めると思います。

 

しかしそこには、検索した私たちの目に留まるようにするために、お店が取り組んでいる様々な工夫があるのです。MEOMap Engine Optimization)という言葉を耳にしたことはありますか?グーグル(マップ)の最適化を図ることなのですが、それっていったいどういうことなのでしょう。

 

今回はグーグル(マップ)を使った集客について、マーケティング全般を扱い、またサイバーセキュリティの診断や対策など「攻め」と「守り」の両面から事業を展開する株式会社ロードマップ代表取締役である石川真実さんにお話を伺いました。

 

▼前編はこちら

 

◆イベント詳細:湘南・鎌倉we部(ウェマー!)

鎌倉界隈で月1回行われるWebマーケティング&集客勉強会。堅苦しい雰囲気ではなく、Web集客をゆるく学び合う部活動のようなイベント。毎回講師役が立てられ、成功事例やノウハウが「小セミナー」的に解説される。

月に1回鎌倉・湘南界隈にて行われており、それぞれが得意とするWebマーケティングの情報を共有していくことで、地域に密着した情報共有の場となっている。

 

◆講師プロフィール:株式会社ロードマップ 代表取締役 石川 真実氏

1980年岩手県生まれ、医療技術の専門学校にて、診療放射線学科を卒業。千葉県の病院で5年半勤務、来る日も来る日も技師として業務をこなす傍ら、勤務中にインターネットを通じたビジネスに可能性を感じる。

その後SEOの業界で修行を積中で、検索エンジンの細かな動向、アルゴリズムの変化に対応出来る能力と人脈を得る。

海外の情報のみに左右されるのではなく、実際に管理している500サイト以上のWebサイトの動向を追いながら、全体的なSEOトレンドをチェックし顧客満足度(上位表示率)を上げている。

 

上位表示のための具体的な心掛け7つ

「MEO」アルゴリズムをしっかりと理解しよう

▼石川真実さん

MEOのアルゴリズム8つほどあります。そこで今回は、それぞれを簡単に説明していけたらと思います。

◆1.「検索キーワード」

1つ目は「検索キーワード」です。これは皆さんなんとなく把握していて、少し気を付けている方も多いのではないでしょうか?営業時間や住所、電話番号などを正確に入れておくことで、グーグル(マップ)、検索結果の両方に情報が出やすくなります。

 

◆2.「写真」「動画」

2つ目に「写真」と「動画」です。写真を載せることは来店率上昇に相当有効です。写真を見て、ここに行きたい!と思ってもらえれば尚いいですよね。

 

◆3.「口コミ」「返信」

3つ目に「口コミ」と「返信」が挙げられれます。前述したように返信は大事ですが、評価である星も大切です。口コミの数が多くても星が少なければあまり意味がありませんし、口コミが少なくとも評価が高ければ三つの枠(上位表示枠)に入ることもあります。数よりも質を意識してみてください。

 

◆1.「反応率」

4つ目が「反応率」です。他社と比較はできませんが、詳細、電話、経路案内、ウェブサイト訪問、リストに保存などの情報をグーグルはすべて取得しています。これらによって「より電話予約に繋がりやすいお店」「ウェブサイトの訪問率が高いお店」は上位表示されやすくなるのではないかと予想されます。

 

◆5.「店舗情報」 

店舗情報については、ホームページやSNSでの表記は統一しましょう。営業日、営業時間は常に最新版にしておくべきです。お盆休みや年末年始などは特に注意が必要で、営業中と表記されていたのに行ってみたら閉まっていたら信頼度を落とすことにつながります。

 

◆6.「被リンク」

6つ目は被リンク(誰かが紹介記事を書いたりホームページのリンクを貼ったりしてくれること)です。特にアクセス数の多いブロガーなどの被リンクがもらえればそれだけでMEOの評価が上がる可能性が高いです。

 

◆7.「サイテーション」

サイテーションとは、ネット上でリンクを貼らずにテキストで表示させることを言います。たとえばブログやツイッター、インスタやフェイスブックなどでお店に関する発言をしてもらうことはこれに当たります。

 

それぞれMEOのプロによる、アルゴリズムの解析から導き出した得策を8つご紹介いただきました。ただアルゴリズムは、常に変更されていくもの。

「裏ワザはない」石川さんはそう語る。

Googleはあくまでもユーザーにとって最適なものを、最適解としてアルゴリズムを構築・修正していく。今回ご紹介いただいた7つのポイントを意識しつつ、あくまでも自社の潜在顧客にとって有益な情報を心がけながら、対策していくのが良さそうだ。

 

前編はこちら

 

ライタープロフィール

勝原 潤
勝原 潤株式会社ウィニングフィールド 代表取締役
富山県出身。通信機器の販売代理店~エンタメ・雑誌・広告業界~外資系広告代理店のデジタルマーケティング部を経て起業に至る。現在は中小企業・店舗、物販通販事業者、個人事業主を中心にWebの広告運用代行事業やWebコンサルティングとWebマーケター養成講座の開講、動画コンテンツ販売などを展開中。

<認定資格>
Yahoo!リスティング広告認定プロフェッショナル
Google Partner(Google AdWords 認定資格)
Googleインドアビューセールスパートナー

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